Weddingドレス Grey's journal☆***

50'sのシネマヒロイン、オードリーをテーマにしたウェディングドレスのお店、Grey'sの日々を綴った日記☆

かれんちゃんの"七五三"☆

2008-02-27 | Weblog


 
  昨年の11月のことになるのですが、

グレイズで96年に挙式をされたI夫妻の愛娘

かれんちゃんという女の子が、7才のお祝いの時を迎えて

"七五三"の撮影をさせて頂きました。

 もともと、I夫妻がご結婚の時に私がお二人の"マリアージュアルバム"を

撮影させて頂いた時からのご縁で、

(その時はメインでニューヨークから帰ってきてファッションを

撮られているN氏が担当されていました。

私はまだほんの駆け出しでしたので、たしか、その日、

他にカメラマンが入っていないと思って、自分が撮影したもので

一冊ちゃんとアルバムをつくれる様に撮って下さい。という

指示を受けて、実質これがカメラマンとして私が

やっていけるかどうかのテストでした。)

 結果、I夫妻にも「なでし子さんの写真は素敵です。

応援してるから、頑張って!」ととても気に入って頂いて、

それからの長いおつきあいになりました。

 実はかれんちゃんの撮影は、これまでに一冊目は

「お母様のお腹の中にいる時から1才の記念日まで」、

2冊目は「2才のかれんちゃん」、

3冊目は「3才のお祝いの日に」と、3年続けて撮らせて頂いて、

今回は7才になったかれんちゃんとI夫妻との久し振りの再会でもあり、

私にとっても大変意義深い撮影になりました。


 今回の撮影でもう一つ大変だったのは、

7才の女の子の「着物探し」でした。

 アンティークの着物でと探しておられたのですが、

なかなか良いものがなく、オーナーと打ち合わせをすると

「この着物では、かれんちゃんの良さが出ない。

もっと7才の女の子らしい可愛らしい着物を...。」ということになり、

結局私が7才の時に着た着物をお見せすると、何よりもかれんちゃんが

「この着物にする☆」といって、とっても嬉しそうに微笑んだのです。

 お父様は最初、総柄の着物はかれんには似合わないと

思っておられたらしいのですが、

「なでし子さんの着物は総柄だけど、不思議だ。

かれんにとても似合う。」とおっしゃって、少し驚いておられました。

お母様は「イメージ通りの着物です。これをぜひ貸して下さい。」

と喜んで下さって、思いがけず、

私の7才の時の着物がお役に立つことができました。

 
 撮影当日は快晴...。

透明な秋の空気の中で、着物を着たかれんちゃんはとっても素敵で、

ファインダーをのぞくと、ちょっぴり大人になった

かれんちゃんがそこにいました。

 少し赤味がかった紫色のアンティークな着物に、

帯はたぶん私の祖母が幼い時に締めたらしい半巾の帯、

これがまたとても美しくて、同じ紫系なのですが、

少し青味がかった糸の刺繍がほどこしてあって、

髪には、着物と同色の大きな赤紫のリボンを飾って、

真っ赤な帯揚げ、真っ赤なハナ緒、そして赤い巾着と、ポイントに赤を

使った、7才の女の子らしい少し大正ロマンな晴れ姿でした。


 撮影中はとっても楽しそうにされていたかれんちゃんのお母様が、

撮影がおわって帰り路、ふと

「あっという間ですね。」

と少しだけさみしそうな感じでおっしゃっていた言葉が、

心にしみました。


 ひとつひとつ丁寧に"いま"のこの瞬間をフィルムに残していく。

デジカメとは全く違うアナログな世界、たぶん、もう二度とは戻らない

時間を惜しむ様に、晩秋の日射しも少し歩みを止めてくれたような、

そんなのどかで、ゆったりとした優しい時間でした。



(ブログの写真はまだスキャニングが出来ていないためコンパクトの
デジカメで撮ったものを使用してますので、スキャンでき次第
アナログ写真に変えます。お楽しみに☆*)



                         Grey's☆なでしこ




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思いがけない再会☆*

2008-02-25 | Weblog
 
 
 
 「予約をしてないのですが、少し見せて頂いて大丈夫でしょうか?」

 先日、2月11日に挙式を終えられたSさんは、

いつもグレイズの前を通っていて、

前からShopを知って下さっていたみたいで、

「いつも素敵なドレスが飾られていて...」と来店されました。

 お聞きすると、挙式のお日にちが迫っておられて、

仕事がお忙しかったみたいで、

急いでドレスを決めなければというところ迄きていました。

 クラリネット奏者の方で、年令を伺った時には、一同「え~~!!」

と真剣に驚いてしまう程、若々しくて、

大きな目と白い肌が本当に印象的な美しい人です。

 決められたドレスは、昨年「WeddingBook」で掲載されて

とても大好評だった新作”オレンジクラシック"のマリエ。

 お色直しには湖の様なBluegreenのSilkシャンタンの色が

美しいサッシュベルト、

うしろには大きなボウとリボントレーンを長くたらして、

あでやかなチェンジです。


 当日はブーケ2点とヘアメークをグレイズで承ったのですが、

ヘアメークはグレイズでもう長くやって頂いている

ナチュラルメークの第一人者Kさん。

(Kさんは、本上まなみさんや広末涼子さん、山口智子さん、

ジェーン・バーキンさん等、多くの女優さんを手がけておられて、

現在、"ブロードキャスター"の久保純子アナウンサーのヘアメークも手がけておられます。)

そんなKさんから当日、仕事が無事終了しましたと

報告のお電話が入った時、

「大岡さん、Yさんて覚えてらっしゃいますか?

大分以前にグレイズのドレスで挙式をされた方で、

当日、花嫁さんのヘアメークを僕が担当させて頂いたのですが、

そのご主人と偶然再会して、『その節は、大変お世話になりました。

大岡さんにも宜しくお伝え下さい。』とおっしゃっておられたので...」


 「よく覚えてます。二人共、とても素敵な方で、

ご主人はほんとに楽しい方だったので、

そうすると、Yさんはチェリストとおっしゃっていたので、

Sさんとは同じ交響楽団なんですね。」

「たぶんN響だと思いますよ。」

「それにしても思いがけないところでの再会でしたね。」

と二人で話をしました。

 Yさんは、99年挙式でしたので、あれからもう、

9年近くの歳月が経ったのですね。

 Yさんご夫妻は、丁度、マリッジリングも探しておられて、

なかなかピンとくるものがなく、

グレイズの方でオーダーでおつくりしている指輪をお見せすると、

「すべて手作り」というところをとても気に入って下さって、

ご注文を頂きました。

 たしか挙式の前日に新居への引っ越しだったと記憶しているのですが、

一度指に入れた指輪は、何があっても、

外さないと思われていたみたいで、

引っ越しの際にも、新品の指輪をしたまま作業をされて、

出来上がったばかりの指輪は傷だらけになっていました。

見かねて一度お預かりして磨いてさし上げた記憶があります。

 それにしてもご縁とは不思議なものですね。

 グレイズのドレスを気に入って頂いたお客様が、

特にご紹介という訳でもないのに、

あれから9年もたって、そのご友人が偶然選ばれたドレスが

やはりグレイズのドレスだったのですね。


 長くやらせて頂いている事にただ感謝です。

そういえばと思い返して、お客様からのお礼の

手紙のファイルを見てみますと、

Yさんからのその当時のお手紙がありました。

 少しこちらでご紹介させて頂きます。



  ( 前 略 )

 結婚してから四ヶ月余り、振り返りますと、ドレスもお写真もメークも

大変に評判が良く、私達自身も大変満足のゆく一日となりました。

これも皆、グレイズさんの皆様のご協力のおかげと、

主人共々深く感謝しております。

私達二人とももう一度結婚式を挙げることがあったら又、

グレイズさんにお願いしようといつも話しているのです!!

どうもありがとうございました。

又、何かの折にはどうぞ宜しくお願い致します。


                                     Y




( 後 略 )


 それにしても「もう一度結婚式を挙げることがあったら...」というのは

どういう意味なのでしょうか?

今もって不明です!笑




Bon mariage☆*


Sさん、ご結婚おめでとうございます。

 
末永くどうかお幸せに...☆*∞



そして、Yご夫妻。

本当にご無沙汰しておりますが、お元気そうで安心しました。



またぜひ、Shopの方にもお気軽にお立寄下さいね☆




               Grey's☆大岡信子・なでしこ

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