「ありましたよ!南フランスが茨城に。」
そんなF編集長の1本の電話から今回の撮影はスタートしました。
Wedding Bookの撮影もこれで3回目に入り、
フォトグラファーのYokoさん、ヘアメークのCHIAKIさんとずっと同じチームで
やらせて頂いたので、すっかり仲良くなって、
F編集長の撮影に入ると、独特のハイテンションになるという
愛すべきキャラにも慣れ、茨城にあったという"南フランス"に向かいました。
待ち受けていたハウスStudioは「ここは何処?」と一瞬
わからなくなる程のアンティークな館。
中に入ると、ヨーロッパの教会にあったと思われる木製の大きな天使の羽や、
木馬、プロペラのついた小さな飛行機の形をした木製のブランコと、
どれも宮崎駿さんのアニメに出てくる様な、遊び心あふれるものばかりが、
所狭しと置かれていました。
とても映画的な映像的な空間の中で、フランスの昔にタイムトリップしたような
不思議な錯覚におちいりました。
もともと彫刻をやっておられたというStudioのオーナーは
一目お会いしただけで、忘れられないパワフルな魅力をもった女性。
(ちなみにご主人は24才下のフランス人です。)
出身が京都なので、少し京都なまりでテキパキと(?)お話して下さるのですが、
何しろパワフルで、やっぱり!というか、当然!というか、
グレイズのオーナーデザイナーとすごく話が合ったらしく、二人が2階に上がったまま
なかなか1階に下りてこないので、編集長が心配して1度呼びに行って下さった位でした。
テテは、(テト改め"テテ"に字画の問題で改名しました。)
愛称は変わらず、テっちゃんです☆
すっかり話しこんで、「フランス流」というか、
窓はすべて自然のままにあけ放たれた2階の部屋が、少し寒かったのか、
暖房が入ってあたたかい1Fに下りてくると、人も沢山居て、余程嬉しかったみたいで、
小さな足でステップを踏んで、踊る様にはしゃいでました。
まずは"オールドローズ"そして、次は私がデザインを担当した"スウィート・オールド"と
新作マリエの撮影は順調に進み、3つ目のドレス"オデット"のマリエでいよいよテテの登場です。
背中にエンジェルの白い羽をつけて、天使役のテテは、自分の役目をわかっているかのように
モデルさんの後ろから何回も歩くのですが、勿論、演技はできないので、
本当に何回も歩くところを撮って頂きながら、丁度良いシャッターチャンスを待ちます。
後日、出来上がったポジにF編集長は「奇跡の一枚!」と書いて下さっていました。
4つ目のドレスは文字通り"アンティークレース"のマリエ☆
今年7月にフランスで買いつけてきたアンティークのブラウスが、
思いがけず早くお嫁にいってしまったので、それをグレイズなりに再現してみました。
約100年位前のボビンレースを2種類使ってつくられたマリエ。
繊細なレースと手作りならではの優しい温もりのあるマリエになりました。
さて、今回のロケでもテっちゃんは、プレス(ドレスにアイロンをかけて下さる方。)
のMさんに、とても可愛いがって頂いて、
撮影の待ち時間にブランコに一緒に乗ったり、
お散歩に連れていってもらったりしたのですが、
「テっちゃんにね、もう少し遠くまで行ってみようか?って何回も誘ったんだけどね、
ちゃんとママの方を見て、どれ位離れてるかって確認して、
もう帰るって絶対に遠出はしないんだよ。
「テっちゃんは本当に賢いね。」と話して下さいました。
そんなテっちゃんが、とても可愛くて心から愛しいと思う、
うららかな秋晴れの一日でした。
撮影後記 Grey's☆なでしこ
WeddingBook NO.37 巻頭「注目のアトリエデザイナー」
Grey'sが奏でる、麗しのネオ・ノスタルジア
2007年11月21日好評発売中!!
ぜひご覧になって下さい☆
さて、コレクションもいよいよ、あと一週間とせまってきて、全員がフル回転で準備に追われています。
DMがまだお手元に届いてない方は、もう少しだけお待ち下さい。
途中、PCがおかしくなってしまった為、全て手書きという、相変わらずアナログなグレイズですが、
何卒よろしくお願いいたします☆m(_ _)m
詳しくはこちらです☆*(入場は無料です。)
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