飽食山河

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原始記憶

2017-12-01 08:42:28 | 2017.10

好きだった

どんだけ私かっこ悪いのか

好きだった

と書けば過去になると思って

好きだった

と区切りをつける 無理矢理に

 

服を脱いで

いろんなふうに脱いで

幼児になって

遊んだ

楽しいから それだけ

楽しいから 私 裸でいた

 

あのまま一緒にいれば

いろいろ生まれていただろう

生まれたものだらけの部屋になっていただろう

足の踏み場がないよ

あはははは

薬罐の置き場がないよ

なんだと

あはははは

 

笑って泣いて

仲直りに変わったセックスをする

 

もういない

って言いたいけど

まだ いる

私の細胞まるっきり入れ替わったと思ってたけど

脳は記憶を冷凍していたようで

解凍?

ガスバーナーで焼く

マグマ、マグマを待つ

捨て場所、ないもん



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