こころの窓

心療内科、精神科を標榜する開業医です。 日常の診察のなかで感じたことや気になる話題 を書いてみました。

抗うつ剤の効果の差

2009-01-30 | 写真

寒さがこたえますが日々の診察に懸命に取り組ませていただいています。

「うつ」の治療に使う抗うつ剤ですが大規模な研究で効果に差があることが発表されました。
日本で使用可能な副作用の少ない比較的新しい抗うつ剤は現在4種類あります。
商品名で効果副作用から使いやすさの順番をあげると

ジェイゾロフト>トレドミン(ミルナシプラン)>パキシル>デプロメール(ルボックス) だそうです。

確かに副作用の程度からいうとあまり違和感がないように思われます。
どの薬が一番効果があるか諸説いろいろありましたが一定の参考にはなるようです。
ただ効果は個人差や症状に応じて異なるように思われ常に診察にて状態を的確に把握しながら使用していくことが大切に思われます。

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自分の気持ちを話す

2009-01-23 | 健康・病気

1月もあと1週間余りですがまだまだ寒い時期が続くかと思います。
相変わらず風邪をひいているかたも多いようです。

ホームページをみたりして遠方からご来院いただくことがあります。
なおさらのこと治っていただけるように普段からカルテを振り返りながらよりよい治療を模索、検討することが欠かせません。

自分の気持ちを話すのが結構苦手なかたがいらっしゃいます。
学生さんから社会人までいろいろな年代でみられます。
気持ちを言えないでいると自律神経の症状(頭痛、吐き気、下痢など)がでたり気分の波が激しくなったりしてしまいます。

身近に話せる人がいればいいのですがいないときは診察やカウンセリングで話す訓練をしていただけるとだいぶ楽になれるかもしれません。

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心のクセをなおす

2009-01-14 | 健康・病気

年が明けて早いもので2週間経ちました。

先週から今年の診察を始めていますが風邪をひかれているかたも多いようです。
寒い日が続きまずは体調管理をと思います。

僕自身は忙しくてもしっかりと睡眠をとるように心掛けています。

ついつい悲観的になるなどの「心のクセ」はなかなか本人には気がつかないものです。
さまざまなきっかけでいつの間にか悪い考えかたにとらわれて気持ちの修正がむずかしくなってしまいます。

診察を通じて少しずつうまく気持ちを切り替えられるようになっていただけることもあります。

はっきり治療の効果がみえないところですが診察して話すことも治療のひとつとしてあげられます。

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新年にあたって

2009-01-02 | 健康・病気

新しい年を迎えました。

昨年から政治経済などの社会情勢もあり生活を取り巻く環境は厳しいものを感じます。
これから人間関係や仕事環境などさまざまなストレスが増えてくるように思われます。

こういう時代ですが心身ともに健康的に希望をもって生活していただけるように診療、治療という形でできるかぎりのお手伝いをしていきたいと考えます。

開業して今年で5年目となります。
これまでの経験をいかしてどんなときも希望のもてる診療所でありたいと考えます。

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