こころの窓

心療内科、精神科を標榜する開業医です。 日常の診察のなかで感じたことや気になる話題 を書いてみました。

少数者が生きやすい社会を

2016-02-26 | 健康・病気

2月も終わり。

先日は八幡東区の先生方との集まりに参加してきました。
普段はみな忙しくしているのでたまにお会いするといろいろな話が聞けて気分転換になります。

最近は社会的少数者としてLGBTがよく話題としてあがります。
法的には難しくとも社会的に結婚と同等に扱っていけるような証明書を発行する自治体もでてきました。

周囲の空気を読めずいつも浮いてしまう、がんばっているのにミスが多く仕事に時間がかかってしまう。

発達障害といわれる方も社会的少数者にあげられるのではないでしょうか。

誤解されることも多くうつなどの症状がでてくる人も少なくありません。

最近は社会的な認知も進んできたようですが障害を理解し温かく受け入れていただける社会であったらと思います。

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子供の頃のつらいこと

2016-02-19 | 健康・病気

2月も半ばを過ぎました。

今度の日曜日には北九州マラソンがあります。
沿道にでてみなさんの姿をみて元気をもらいたいと思っています。

最近は幼児虐待が報道されることが多くとても悲しい気持ちにさせられます。

幼児虐待にあうなど子供時代のつらい体験は大人になってからうつや不安症を発生しやすいといった統計があります。
うつや不安になりやすいのはもしかすること子供時代に原因があるかもしれません。

つらかった出来事は思い出したくないものかと思います。

心当たりがある方はそれでも治療者と一緒に過去を整理していくと少しずつうつや不安が軽減していく可能性があるように思います。

 

 

 

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薬があって助かること

2016-02-06 | 日記

2月になりました。

インフルエンザの流行が続き福岡県では全国3番目に多く警報もでています。

また花粉も飛ぶ季節となり体調管理には悩ませられそうです。

 

精神科領域の薬は依存や副作用から服薬に不安を感じることが少なくないかと思います。

ただ用量を守り指示に従って利用していただければまずは大丈夫です。

例えば睡眠。

眠れないことが続くと集中力が落ちたり長期にわたっては糖尿病などの生活習慣病との関連が言われています。
生活のなかで気をつけてもやはり眠れないときは服薬したほうがよいと思います。

また人前で話すのが怖い、いつも緊張してしまうなどといった対人不安や恐怖も薬で症状が改善して今は日常生活が支障なく過ごせるかたもいます。

支障なく日常生活ができるようになるためには...。

薬は万能ではありませんが有用な選択肢として考えてみることもよいかもしれません。

 

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