今回はゲームの話ではなく現実で師匠が体験した、妙な宝探しのエピソードを語ります。
あれはたしか暑い暑い夏休み、少しでも動くと汗をかくほど暑い夏。当時、中学3年生くらいだった師匠は仲の良い友人と無謀にも自転車でゲーム屋めぐりをしていました。とにかく暑い!ゲーム屋めぐりを終え、暇になるものの自宅でエアコンを効かせながらゲーム、とはいかず、近所の公園をブラブラする形になりました。そこでちょうど師匠は前々から見つけていた暗号を辿ろうと提案しました。その暗号はサインペンで書かれ「20番、〇〇公園のすべり台のウラ」
というふうに、師匠の近所の公園のすべり台やブランコ、柱など至るところに書いてあり、どんどんそれを辿っていかせる模様。どうせ近所の子供が最後まで暗号を書き終わらずに終わった宝探しゲームみたいなもんだろうと、いつもは素通りしていました。しかし今日は暇、くだらない結末でも友人がいるので笑い話になる、といった感じで師匠と友人は冒険をスタートしました。
まず見つけた暗号は
「18番、〇〇公園の柱」
おそらく暗号は1番からあるだろうが目的はあくまで宝。18番からショートカットして宝探しを開始。
同じ公園内には場所は違えど3、4個、暗号があった。早いペースで宝に近付いていく。友人とこれなら意外と早く終わるかもな、と思った矢先
「35番、〇〇公園の池」
は!?いきなり距離が…
それは34番の暗号があった所からだいぶ離れた大型の民間施設の敷地内。
遠いため、友人と諦めるかと議論。すでに夕方4時。
結論、あそこまで行かされたらおそらく宝探しも終盤戦、最後までいくしかないな!
最後のラストスパート!公園に辿りつき、施設内に唯一ある池にたどり着く。友人と暗号を探し回る。
と、ここにきて難易度急激UP。一向に暗号が見つからない。手分けして池周辺を探してみる。
「あった!」
それは池近くの看板のウラ、しかし看板は崖っぷちギリギリに置いてあるため、崖側から見ないと見つけられない。
あまりの難易度の高さに師匠と友人はヒートアップ!こうなったら絶対に宝を見つけてやる。すごい物だったらそこにウ〇コしたれ、宝をすりかえちゃおっか、などと会話しながら次の暗号を読む。
「36、ここから見える石のカベに!
ヒントあっちを見て→」
矢印で超大雑把にヒントが与えられた。確かに石のカベはある。しかし石のカベにしても範囲が広すぎる!カベをくまなく探す、しかし石のカベがデカすぎて小さく書かれた暗号なんか見つけられない。ましてやサインペンで書かれた暗号なんか、雨などで消えたかもしれない。絶望感が漂いはじめたその時!かすかに黒い文字を見つける師匠!手で泥や砂を払い、フッフッと息を吹きかけホコリを吹き飛ばす、インディージョーンズを意識してみたがなかなか気分がいい。
さて、肝心の黒い文字。やはり暗号のようで、読んでみると…
「→あっちの方向の竹林の2本の竹の間の下」
ついに宝の眠りそうな暗号が出た!おそらくこれが最後の暗号だと予想し、すぐさま竹林に入る友人と師匠。が、これまた範囲が広い!一つの山に生える猛烈な数の竹!見方によっては2本の竹の間に見えたり見えなかったり。曖昧なヒントをたよりに竹林を駆け回る。
そんな中、再び絶望感が襲う…伐採されている竹の山を見てしまったのだ…この竹の中のどれかが、その2本の竹であれば宝のありかは永遠にわからない。もう5時半くらいだろうか、昼間から宝を探していたので体はヘトヘト。ズボンは山道で泥だらけ。
もうあきらめ半分で再び竹林を散策する。その時…!
「あった!……のかな?
これだよね、たぶん。」
友人が遠くで呼び掛けてくる。すぐさま駆けつけると、確かにそれらしい2本の竹に挟まれている。そして、その2本の竹の間には……
書物の山!…いや、雑誌?……
雨などで泥がついていて、ページが張りついている。汚くてもお宝はお宝、すぐさま開いてみる…
女の裸体…。
2冊目。
裸体…。
3冊目。
裸体…。
アホか~!雨でビチャビチャのエロ本。これこそがお宝だったのだ。まあ、確かに男の宝と言えば宝かもしれないが(何言ってんだか)…わざわざ暗号付きでエロ本隠すか!?
こんな感じで友人と笑い話にしながら冒険を終えましたとさ。
数年後…再び暗号のあった各地の公園に行ってみると、すべり台などは塗装し直され、暗号は完全に消えた。宝探しはもう出来なくなったのだ。
しかし崖っぷちにあった看板の暗号は嬉しくも残されていた。そして石のカベも暗号があった。
師匠達は宝を全てそこにそのまま放置してきた。暗号を書いた主が宝を足してるかもしれない。
宝探しは出来なくなった、しかし看板には暗号は残っている。あなたも近所の看板を見てみてください、あなたの冒険が始まるかもしれません。
あれはたしか暑い暑い夏休み、少しでも動くと汗をかくほど暑い夏。当時、中学3年生くらいだった師匠は仲の良い友人と無謀にも自転車でゲーム屋めぐりをしていました。とにかく暑い!ゲーム屋めぐりを終え、暇になるものの自宅でエアコンを効かせながらゲーム、とはいかず、近所の公園をブラブラする形になりました。そこでちょうど師匠は前々から見つけていた暗号を辿ろうと提案しました。その暗号はサインペンで書かれ「20番、〇〇公園のすべり台のウラ」
というふうに、師匠の近所の公園のすべり台やブランコ、柱など至るところに書いてあり、どんどんそれを辿っていかせる模様。どうせ近所の子供が最後まで暗号を書き終わらずに終わった宝探しゲームみたいなもんだろうと、いつもは素通りしていました。しかし今日は暇、くだらない結末でも友人がいるので笑い話になる、といった感じで師匠と友人は冒険をスタートしました。
まず見つけた暗号は
「18番、〇〇公園の柱」
おそらく暗号は1番からあるだろうが目的はあくまで宝。18番からショートカットして宝探しを開始。
同じ公園内には場所は違えど3、4個、暗号があった。早いペースで宝に近付いていく。友人とこれなら意外と早く終わるかもな、と思った矢先
「35番、〇〇公園の池」
は!?いきなり距離が…
それは34番の暗号があった所からだいぶ離れた大型の民間施設の敷地内。
遠いため、友人と諦めるかと議論。すでに夕方4時。
結論、あそこまで行かされたらおそらく宝探しも終盤戦、最後までいくしかないな!
最後のラストスパート!公園に辿りつき、施設内に唯一ある池にたどり着く。友人と暗号を探し回る。
と、ここにきて難易度急激UP。一向に暗号が見つからない。手分けして池周辺を探してみる。
「あった!」
それは池近くの看板のウラ、しかし看板は崖っぷちギリギリに置いてあるため、崖側から見ないと見つけられない。
あまりの難易度の高さに師匠と友人はヒートアップ!こうなったら絶対に宝を見つけてやる。すごい物だったらそこにウ〇コしたれ、宝をすりかえちゃおっか、などと会話しながら次の暗号を読む。
「36、ここから見える石のカベに!
ヒントあっちを見て→」
矢印で超大雑把にヒントが与えられた。確かに石のカベはある。しかし石のカベにしても範囲が広すぎる!カベをくまなく探す、しかし石のカベがデカすぎて小さく書かれた暗号なんか見つけられない。ましてやサインペンで書かれた暗号なんか、雨などで消えたかもしれない。絶望感が漂いはじめたその時!かすかに黒い文字を見つける師匠!手で泥や砂を払い、フッフッと息を吹きかけホコリを吹き飛ばす、インディージョーンズを意識してみたがなかなか気分がいい。
さて、肝心の黒い文字。やはり暗号のようで、読んでみると…
「→あっちの方向の竹林の2本の竹の間の下」
ついに宝の眠りそうな暗号が出た!おそらくこれが最後の暗号だと予想し、すぐさま竹林に入る友人と師匠。が、これまた範囲が広い!一つの山に生える猛烈な数の竹!見方によっては2本の竹の間に見えたり見えなかったり。曖昧なヒントをたよりに竹林を駆け回る。
そんな中、再び絶望感が襲う…伐採されている竹の山を見てしまったのだ…この竹の中のどれかが、その2本の竹であれば宝のありかは永遠にわからない。もう5時半くらいだろうか、昼間から宝を探していたので体はヘトヘト。ズボンは山道で泥だらけ。
もうあきらめ半分で再び竹林を散策する。その時…!
「あった!……のかな?
これだよね、たぶん。」
友人が遠くで呼び掛けてくる。すぐさま駆けつけると、確かにそれらしい2本の竹に挟まれている。そして、その2本の竹の間には……
書物の山!…いや、雑誌?……
雨などで泥がついていて、ページが張りついている。汚くてもお宝はお宝、すぐさま開いてみる…
女の裸体…。
2冊目。
裸体…。
3冊目。
裸体…。
アホか~!雨でビチャビチャのエロ本。これこそがお宝だったのだ。まあ、確かに男の宝と言えば宝かもしれないが(何言ってんだか)…わざわざ暗号付きでエロ本隠すか!?
こんな感じで友人と笑い話にしながら冒険を終えましたとさ。
数年後…再び暗号のあった各地の公園に行ってみると、すべり台などは塗装し直され、暗号は完全に消えた。宝探しはもう出来なくなったのだ。
しかし崖っぷちにあった看板の暗号は嬉しくも残されていた。そして石のカベも暗号があった。
師匠達は宝を全てそこにそのまま放置してきた。暗号を書いた主が宝を足してるかもしれない。
宝探しは出来なくなった、しかし看板には暗号は残っている。あなたも近所の看板を見てみてください、あなたの冒険が始まるかもしれません。
ゲームレビュー楽しみにしていますのでちょくちょく覗かせてもらいます。
ちなみに、宝を確認しに(拾いに?)行ったんですが、もう宝は無くなってました…
日常の教訓として、欲しいものがあったら、すぐに確保しておくべきなのかもしれませんね…
更新は遅いですが、また見てくださいな!