19th OB四連オンステメバーの皆様へ
2013 年 7月 8日 小林 香太
東京芸術劇場での本番からはや 2週間余りが過ぎました。 各クローバ、DOBSそれぞれに次の目標に向かって再始動されていることと思ます。 本番翌日からの海外出張や業務に追われ、私から皆様への御礼のメッセージが遅れてしまいましたことを心よりお詫び 申し上げます。
今回の「おらしょ」は過去4度のOB四連指揮経験の中で最も思い出深いステージとなりました。 例年と比べ練習期間が少なかった上に、ほとんどの方にとっては現役時代のレパートリーに無い新曲であり、最初に楽譜を手にした時の受け止め方も様々であったと思います。
そうした中、心ある80余名の方々と共に、協力し合って一つの音楽を築き上げた結果とプロセスは、私にとっても非常に得難い経験でありました。特に豊橋合宿では昔からお世話になった先輩方、またこれまで接する機会の少なかった方々とも大いに飲み語らい 、このOB 四連のステージにかける思いに触れる中で、私たちが今この「おらしょ」をどう歌うべきかについて、たくさんのヒントと刺激を頂いたことが大きな力となりました。 ここから本番に向けて、くすんでいた音色をひとつひとつ丁寧に磨き上げる作業は本当に楽しい時間でした。
・ 新しい作品に積極的挑戦することで 皆が平等に作品に向き合うこと
・ 団や世代を超えて思い一つに集中したよりよい音楽を目指すこと
・ 他団にも負けない同志社らではの懐深さと絆の強さ、メンバーそれぞれへの信頼を形にすること
・ 同志社グリーが培ってきた祈りのハモニーをステージの上で余すところなく表現すること
私が演奏前に目指したこれらのほとんどを実現することができたと思います。パート、地域、世代、熱意、これらすべてが最良のバランスで集められ、最高のメンバ ーで演奏できたことを心から感謝せずにはいられません。 「おらしょ」の持つ ff から pp までの素晴らしいダイナミクスとハーモ ニーを通じて、聴衆にしっかりとしたメッセージを伝えることができました。
一方で、指揮者として練習を通じて突き詰めきれなかった部分 、タクトで表現しきれなかった部分への反省もあります。「もっと できたよね」という感想をいただいたのは自身の技術面もさることながら、自身の人生の深みが足りないところからの課題だったと思います。これはまた一からの勉強です。
OB四連におけるクローバクラブの演奏が、これからも各クローバー、DOBS、同志社グリークラブOBにとって大切なもの、歌う絆を深めるステージで在り続けることを願ってやみません。
最後になりましたが、この演奏実現にあたりご尽力いただきましたマネ系、技術系の皆様に対し、本番指揮者として言い尽せぬ敬意と感謝を表して御礼のメッセージと致します。
本当にありがとうございました。 またいつか皆様とご一緒できますことを願いつつ・・・
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