tokyo.sora

坂、建物、映画を中心に書いていくブログです。

坂東三十三観音 第10番札所 正法寺

2015-10-31 09:44:21 | ┗坂東三十三観音

第9番札所慈光寺を後にして、せせらぎBCを経由して武蔵嵐山駅まで行きそこから第10番札所正法寺の最寄駅である高坂駅に着きました。

 


この高坂駅も関東の駅百選に選ばれています。

正法寺は、この高坂駅からバスで大東文化大学で下車して、すぐのところにあります。


正法寺の仁王門。


正法寺鐘樓
1702年(元禄15)に山田茂兵衛の寄進によって再建されたものです。
屋根は、箱棟の草葺、大棟に島ぶすまをのせ、置千木を三ヶ所に置いてあります。
斗拱、中備、天井などの装飾は少なめで、簡素な中に雄健な吹放ちの鐘楼です。
銅鐘は、1322年(元亨2)に鋳造されものです。


正面は、薬師堂。右は、百地蔵堂。


正法寺観音堂。
718年(養老2)僧沙門逸海が、岩殿の嶺に本尊を安置し、正法庵と号したのが始まりと伝えられています。
その後、廃れていきますが源頼朝の命により、比企能員が再興し、1574年(天正2)栄俊が中興開山しました。
また、791年(延暦10)坂上田村麻呂が桓武天皇の勅命により、奥州征伐に向かう途中、観音堂に夜通し悪龍を退治したという伝説があるそうです。


正法寺大銀杏。
裏に見えるのは、観音堂です。


正法寺御朱印。

これで、埼玉県は残り2つとなりました。 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
正法寺 http://syoubouji.jugem.jp

 

 

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坂東三十三観音 第9番札所 慈光寺

2015-10-31 03:12:13 | ┗坂東三十三観音

日曜のこと。
ほぼ1年ぶりの、坂東三十三観音巡りです。
今回から、埼玉編に突入ということで八高線明覚駅から慈光寺に向かいます。


明覚駅駅舎
関東の駅百選にも選ばれているログハウス風のかわいい駅舎です。

明覚駅からバスに乗り、せせらぎBCを経由して慈光寺です。
バス停を降りると、もう慈光寺の門前。
そこからしばらくあると慈光寺四足門です。

 


慈光寺四足門


慈光寺観音堂。
都幾山慈光寺観音堂の本尊は木造千手観音立像です。寺伝によれば、673年(天武天皇2)に僧慈訓により創建されたといわれます。
現在の観音堂は、1803年(享和3)に九十七世義然が再建したものです。入母屋造・銅葺きの屋根、軒は二重繁垂木とし、本尊を安置する内陣の柱は円柱で三間四面です。前方に十二尺三寸出して礼拝の間を設け、その前方には一間の軒唐破風付きの向拝を出しています。外陣は吹き出しで履物のまま昇殿できる様式は札所建築の特徴でもあります。
さらに細部を見ると、柱ごとに彫刻木鼻をつけ、虹梁に細かい文様の地彫りまたは彫刻を施し、その上には欄間彫刻で飾っています。内陣は、格天井とし紋尽くしの文様を画き、来迎柱には極彩色が施されています。
なお、外陣に千手観音の眷属である風神・雷神を始め二十八部衆の欄間彫刻があることは特徴でもあります。
堂内には廃絶した山内諸堂から木造十一面観音立像・木造毘沙門天立像などが合祀され、外陣には寶頭盧尊者坐像、天井には伝説の「夜荒らしの名馬」が安置されています。


欄間彫刻の雷神。
右上に足だけ写っているのが、「夜荒らしの名馬」です。


慈光寺御朱印。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
慈光寺 http://www.temple.or.jp

 

 

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坂東三十三観音 第8番札所 星谷寺

2014-11-06 22:56:01 | ┗坂東三十三観音
ちょっと間が空いてしまいましたが、坂東三十三観音巡りです。
光明寺を訪れた後、鶴巻温泉駅まで歩いて小田急に乗り、座間駅で下車。
目指す星谷寺は駅から10分ほどのところにありました。


星谷寺門前。
聖武天皇の御行基菩薩が諸国教化の際、絢爛たる金光星の如く山野に輝くのを見、自ら聖観音の像を彫刻し、堂宇を営みました。
花山法皇が関東巡幸の祭、この霊場に立ち寄られ以後、世を挙げ名所旧跡と唱導し、坂東三十三カ所の第8番として巡拝者が日毎の多くなりました。
源頼朝の信仰篤く、徳川家康公からも帰依を受けました
また、「星の井戸」「根下り紅葉の老木」「撞座一つの梵鐘」「不断開花の桜」「咲き分けの椿」「楠の化石」「観音草」の星谷寺七不思議が伝えられています。

 
星谷寺観音堂。


星谷寺御朱印。
星谷寺は、綺麗に簡潔にまとまっている感じがしました。
それと、星谷寺の前にある観音坂も坂マニアとしては、惹かれるところがあります。(後で、調べたら座間市内には80以上の坂があることがわかりました。)

これで、一旦神奈川県を離れて第9番札所からは埼玉県に突入します。
いよいよ、坂東三十三観音巡りも本格化してきます。


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坂東三十三観音 第7番札所 光明寺

2014-11-01 16:30:01 | ┗坂東三十三観音
一昨日のこと。
5ヶ月ぶりの坂東三十三観音です。
東海道線平塚駅からバスで金目駅下車して、歩くとすぐあります。


坂東第七番金目山光明寺観音堂の本尊聖観音菩薩は千二百五十年の昔大宝二年相州小磯の浜に出現された霊像で、有徳の僧道儀によって、此の地にまつられたものと言い伝えています。
この寺は平塚市最古のもので、観音堂もまた平塚市最古の建築物として重要文化財に指定されています。


光明寺観音堂
桁行五間、梁間六間、宝形造、杮茸形銅板葺。明応7年(1498)の建立。
この観音堂は、本格的密教本堂形式で、一般の中世密教本堂に比べて異例なほど外陣の閉鎖が著しく、内陣は当初後面三間とも板壁で、低く幅の広い和様仏壇を設けていることが特色です。


光明寺御朱印。

このあと、第8番札所星谷寺に参拝に行きました。


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坂東三十三観音 第6番札所 長谷寺

2014-05-30 14:08:53 | ┗坂東三十三観音
第5番札所勝福寺を後にし、向かったのは厚木にある第6番長谷寺。小田急本厚木駅からバスで30分ほどのところにあります。


バス停から歩いて、10分ほどのところにある長谷寺山門。
右手の階段のところを上っていきます。


この先の見えない階段を上っていきます。


参道脇にあった、かながわの名木100選の一つ。飯山観音のイヌマキ。樹齢
400年ほど古木です。


長谷寺観音堂。
この観音堂は、江戸時代に建立されたものと推定され、桁行五間、梁間五間の正方形平面を持つ、銅板葺(以前は、茅葺)の宝形堂です。
正面中央間とのその両脇間は両折桟唐戸、両隅間は連子窓という古風な構えをみせ、側面も前一間を両折桟唐戸として、四周には木口縁をめぐらし、擬宝珠高欄をまわしています。
堂内には、前二間が外陣、後三間が内陣に分けられていて、内陣には、1672年(寛文12)に旧飯山村の大工西海氏によって造られた文化財の厨子が安置され、その中に本尊の木造十一面観世音菩薩立像が納められています。


観音堂のある境内から眺める厚木市街。
眺めがいいということは、上ってきたということです。
この長谷寺の近くには、飯山温泉という温泉街あって、落ち着いた雰囲気のあるところでした。


長谷寺の御朱印。


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