ブログの練習

ブログを書く練習です。
最近はレトロな計算機(電卓、マイコン、パソコンなど)
に関することを書き始めました。

OMRON 140SR

2021-06-28 14:21:20 | 電卓
OMRON 140SR、calcuseumの情報によると、1975年頃の発売らしい。
計算中に表示が動くタイプなので、見ていて楽しい。あと、数字が左詰めなのも珍しい。

OMRON 140SR

A vintage scientific calculator, OMRON 140SR is calculating
1) arcsin(...

youtube#video

 

動画で計算しているのは、
arcsin(arccos(arctan(tan(cos(sin(9))))))
なのですが、なぜこれを計算したかと言うと、これの値を詳しく分析してまとめた人がいて、使われているLSIなどが推測できるらしいから。
Calculator Forensics Results Sorted By Result
"Forensics"という英単語は知らなかったので調べたところ、「法医学、鑑識」という意味らしい。今回の結果、14.541191は「Omron 10SR, Hitachi HD3689A」と一致したので、これと同じか類似の日立製のLSIが使用されていると推測できる。


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SHARP CS-363R

2021-06-23 13:43:04 | 電卓
SHARP CS-363R (1971年発売?)。昨日ヤフオクで同じ機種を見かけたので久しぶりに電源を入れてみた。型番のRは平方根を表しているが√キーは無く、÷=で平方根を計算する。

計算の様子。計算は意外に速く、計算中に数字が動かないのが残念なところ。ゼロサプレスされたところに位取りのドットが表示されるのが正常なのか異常なのかは不明。×と÷ボタンにランプが付いているあたり、凝った作りになっている。

SHARP CS-363R

SHARP CS-363R, a vintage nixie tube desktop calculator. The 'R' in the...

youtube#video

 


開けてみました。


表示部。




表示用の基板を外すと演算回路の基板が見える。ホワイトセラミックの美しいLSIはRockwellの10061~10066と10328、計7個。いずれも1971年の製造コード。


平方根を計算しているのはおそらくこの10328


John Wolff's Web Museum, Sharp Compet 363 and Facit Model 1135J Desk Calculatorsに関連情報があった。ルート無しのCS-363と、FACIT 1135J(CS-363RのOEM?)を比較している。


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CASIO V-900 BASIC言語解説書

2021-06-18 13:30:02 | レトロPC
珍しい書籍を入手。CASIO V-900 BASIC言語解説書。専用のしおり付き。発行日等の情報は無い。CASIO V-900についてググってみても、CASIOの公式ページの社史にある
「1978(昭和53)年8月パーソナルコンピュータ「V-900」発売」
という記述と、twitterの下記つぶやきしか見つからない。

MORIYA (パピコニアン)

CASIOのV-900っていう16bitパソコンって社史にも載ってるのだけど、CPUがなんなのかすらわからぬ。

Twitter

 


当時のBASICとしては変数の精度が高い。


あと、行列演算用の関数が用意されているところもさすがCASIOという感じ。


【2021年6月19日追記】
Twitterでつぶやいたところ、CPUはTI 9900Aらしいという情報をもらった。

Hideki Yoshida

やはりTIの9900Aのようです https://t.co/AwqblP...

Twitter

 


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SHARP COMPET CS-2107

2021-06-16 15:25:30 | 電卓
シャープといえば緑色の独特の字体の数字が印象的で、オレンジ色の数字は珍しい気がします。その他はとりたてて特徴のない電卓かと思ったのですが、計算中表示がいい感じに遅かったので記録を残すことにしました。
動画はこちら。πの近似値を計算しています。

SHARP COMPET CS-2107

Vintage Calculator SHARP COMPET CS-2107
calculating sqrt(sqrt(2143 / 2...

youtube#video

 


開けてみました。


裏面はこんな感じ。キーボード部分も同じ基板になっています。


表示用のドライバが大部分を占めており、計算用の部品は左下にあるLSIのようです。


三菱製 M58617-22B


ググったらcalcuseumのページがヒットし、FACIT 1119, SHARP CS-2106が同じLSIを使っていることがわかりました。FACITのはSHARPのOEMのようです。FACIT 1119の基板の写真は今回の基板とそっくりなので、この3機種はほぼ同じ物と考えて良さそうです。
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Canon CANOLA L121A

2021-06-12 18:39:56 | 電卓
Canon CANOLA L121Aを入手。かなり破格な値段で譲っていただきました。(実は破格な値段で譲ってもらったものは他にもいくつかあり、それらについては後日書こうと思います。)
電卓博物館の情報によると、1971年発売だそうです。



持ち主の方の話によると、ニキシー管がいくつか点灯しないということだったのですが、電源を入れてみると全部点灯。ただ一部キー入力ができないキーがあったので修理することに。
入力できないのは2と6。



キーボードを外すとこんな感じ。足が透けて見えるホワイトセラミックのLSI(Texas Instruments製)が美しいです。それぞれのLSIについてはDATAMATHのL121のページに説明がありました。


リードスイッチの不良であることが判明。


たまたまなんですが、以前にニキシー管を外されたL121の残骸を入手したことがあるので、それを利用することにしました。


交換したらあっさり直って2と6も入力できるようになりました。


外したリードスイッチ。


計算の様子

Canola L121A vintage nixie tube calculator

Canola L121A vintage nixie tube calculator

youtube#video

 


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