ブログの練習

ブログを書く練習です。
最近はレトロな計算機(電卓、マイコン、パソコンなど)
に関することを書き始めました。

PC-8033を自作する

2019-09-22 15:50:33 | レトロPC(PC-8001)
PC-8033というのは、PC-8001にフロッピーディスクユニットPC-8031を接続するためのインターフェース装置です。
PC-8001本体は中古で結構流通しているので入手は容易(数千円程度)。PC-8031も数は少ないものの入手困難というほどではなく、ジャンクなら送料込み5000円ぐらいで買えます。
ただジャンクなので動作保証は無く、私の場合は1台目は片方のFDDが不良。2台目はコントロールボードが不良。2つを組み合わせて動作品が1台できあがりました。

PC-8001とPC-8031は揃ったのですがPC-8033が無いのでつなげることができません。
ちなみに上記のPC-8031の動作確認はPC-8001mk2でやりました。

PC-8033はなかなか出てこない上に最近では1万円以上の値が付いてしまっています。2019年5月にはなんと5万円以上で落札されたみたい。
この写真は今オークションに開始価格25000円で出品されているもの。ちょっと前に開始40000円即決500000円で出品されていて、入札ゼロで値下げされてきてここまできています。この値段でも買う人いるのかなあ。5月に5万円で買った人がいるので出品者もあまり値下げはしたくないのでしょう。


で、大きさから想像するにこれの中身は8255が入っているだけなんじゃないかと思って5chのPC-8001スレで聞いてみたところ、どうやらその通りらしいことが分かりました。
そうと分かれば自作できそうです。

ピンアサインなどはやはり5chで教えてもらった下記のサイトの情報がとても参考になりました。

【コネクタ】 FDD (PC-8031)
【コネクタ】 FDD (PC-8801等 2D)
8255周りの回路図

8255周りの回路はほぼ上記のページにある通りで、1箇所だけ要注意なのが~EXTON(拡張バスの18番)を0にしなくてはいけないこと。これに気づくのに3日かかりました。

出来上がった基板がこれ。
動いたらちゃんとしたのを作り直すつもりで作ったのでやっつけ感満載です。
この時点ではフラットケーブル圧接型のカードエッジコネクタが入手できていなかったので、100Pのカードエッジコネクタを半分に切断したものと変換基板で無理矢理つなげてます。あと、中華製の安いノンプレッシャーICソケットがあったので無意味に使ってます。


裏面。~EXTONに気がつくまでに、いろいろデバッグした時用のテストピンが無理矢理付けられています。


disk basic起動画面。PC-8031ではなく、PC-80S31がつながってます。


無事動作したことを5chに報告したところ、なんと基板を作ったという人が現れ、2枚譲ってもらえました。


部品を載せたものがこちら。


手配線とは大違いの売り物レベルのものが出来ちゃいました。

■2020年5月20日追記
本物のPC-8033を入手できたので開腹してみました。
↓こちらの記事です。
PC-8033の中身 - ブログの練習
コメント (2)
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Sharp Marupet OK-100

2019-09-16 20:47:14 | 電卓
最近古い電卓を集め始めました。この電卓は最近入手した珍品の1つ。
ネットで調べてもCALCUSEUMのこの情報のみ。


Sharpの昔のデスクトップ電卓はたいていCompet CS-xxxという名前なので、Marupet OK-100というのはかなり違和感があります。

通電してみたところ、0が表示されるもののキー入力が効かず、とりあえず開けてみました。

コネクタを抜き差し、キースイッチが古い油で固まっていたので接点洗浄剤を吹きかけて溶かしました。
電源を投入してみると、なんと数値入力が出来るようになっており、いつもの計算355÷113も正常動作。
こんなに簡単に直るとはラッキーでした。

で、この電卓の特徴は、左にある謎のスライドスイッチです。
PB 6-9-12-13-16-19-22-25-28-32-36-38
DB 6-10-13-16-19-22-25-29-32-35-38-41
とあります。そのすぐ右に、四捨五入、切り捨て、PB、DBのスライドスイッチ。
この機能を使うためにあるのが、演算ボタンの「*」のようです。

この機能の使い方がさっぱり不明です。
ちなみにスライドスイッチの位置と入出力の挙動は以下のような感じです。

■四捨五入のスライドスイッチがPBのとき
左のスライドスイッチが一番上(6-6)の状態で数値と*を入力すると、
1*→0.222
2*→0.444
10*→2.22
なので、入力数値と出力は単純に比例しています。
スライドスイッチが12-13、
1*→0.888
スライドスイッチが、36-38、
1*→7.99 (= 0.222 * 36)
なので、出力はスライドスイッチの数値の2乗に比例しています。

■四捨五入のスライドスイッチがDBのとき
左のスライドスイッチが一番上(6-6)の状態で数値と*を入力すると、
1*→0.249
10*→2.49
のように、やはり入力と出力は単純に比例しています。
しかしながら、
スライドスイッチが38-41のときに
1*→10.5
となり、PBの場合と違って2乗に比例という関係ではなさそうです。
(0.249*(41/6)^2 = 11.63
38の方だとしても、
0.249*(38/6)^2 = 9.99
なので)

一つ疑問なのが、こんな数表を1つ用意しておけば良いものをわざわざスライドスイッチというハードウェアまで使って実装しているところ。この「*」ボタンには、スライドスイッチの位置に応じた定数を掛け算するだけでなく、もっと複雑な機能があると思うんだけどなあ。

これがどういう機能なのか、どなたかご存じな方がいらっしゃいましたらコメントで教えていただけるとありがたいです。

【2021年6月17日追記】
Twitterでつぶやいたところ、建築材料(丸鋼)の重量計算用であることを教えてもらえた。Marupetという名前とも合致。長年の疑問が一瞬で解決。Twitterすごい!

akutsu@FC3S.jp

PB側の(6)で0.222、(12)で0.888、(36)で7.99は丸鋼の直径mm:単位重量Kg/mの関係と同じ、DB側の(6)で0.24...

Twitter

 

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オシロスコープ時計

2019-09-14 16:43:46 | 計測機器
この信号発生器を買っていろいろなオシロスコープにつなげてみました。

RIGOL DS1054Z
コストパフォーマンスが良いと評判だったのでamazonで購入した中華オシロ。X-YとT-Yをスプリットで同時に表示させることができた。操作性や反応速度はいまいちだが、たしかに高機能でコスパが良いというのは納得。


Tektronix TDS2014
状態の良さそうな中古が売られていたので買ったもの。14年前の機種。チャンネルごとにつまみがあるので、RIGOLと比べて操作性が格段に良い。さすがに画面の解像度は年代の差を感じる。


KENWOOD CS-3026
これも状態の良さそうな中古が売られていたので入手したもの。ツマミやスイッチが普通のものより小さく、写真で見る以上にコンパクトで可愛らしいオシロスコープ。


IWATSU DS-8710
中古の携帯型オシロが安く売られていたので購入。携帯型ながら100MHz2chの本格派。


National CT-511A(National cathode-ray oscilloscope model CT-511A)
オシロ時計にはやっぱりレトロなオシロが必要だろうと思い購入したもの。この写真だとわからないけど、結構奥行きがあって大きくて重い。
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