今日のタイトルはかれこれ今から3時間程前にされた質問です。
僕の答えは Yes, I am Lesbian!
真実はどうあれこう答えずにはいられない状況でした。
詳しくはあとで書きます。
実際は完全にストレートな私ですが
ごくごくたまにゲイだと思われることがあります。
ただしゲイの人にはわかるようで
あちらの方々には勘違いされないのですがね。
演劇業界は基本的にゲイの方々が多く
特にNYのミュージカル業界はストレートの男性を見つける方が難しいぐらいです。
もういっその事ゲイになった方が成功するんではないだろうかと思いますが
確実な成功が掴める保証が無い限りなかなかその線は越えられませんね。
まあもっともまったく魅力的な容姿でもなく色気もないためお声もかからない事でしょう。
今週は先週のオン作品の反動で格安なオフ作品にばかりアタックしてみましたが
かなり惨敗でした。オフははずれるとかなりはずれるのでね。
GOLDEN BOY
これは今週唯一のオンのストレート作品。
プレビュー初日に授業を休んで観劇。
お世話になっている日本人の美術家さんが助手をされていて
舞台稽古を覗かせてもらったりもしたのでどうしても
初回が観たかったものです。
同名映画もあるとても古い作品のリバイバルですが
美術の存在感がとても重厚で古さを感じさせず
とても美しい絵が見えて各シーンが始まると引き込まれて行きました。
まだ初回ということもあり転換などはこれからという感じなので
どう変わって行くかに期待です。
とても繊細に丁寧に演出されている感じがしてじっくり観れる作品。
久しぶりの三幕もので疲れましたがオープンしてから見比べてみたいです。
映画も観てみたいなあ。
Through The Yellow Hour
オフのストレート。
劇評でかなり評価が高くちょっとたけ上演期間が延びたので
ぎりぎり楽日に観劇できました。
裸、拳銃、暴力などなど事前に注意が喚起されており
劇場につくとなんだか物騒な雰囲気がぷんぷん。
ぎりぎりまで待たされて会場すると
すでに女性キャストが舞台上に倒れてる。
セットがとても凝ってて廃墟と化したNYのマンションンの一室。
かなり具体的に表現されているので見応えがあった。
以下はNYTimesの劇評。写真が掲載されてるので。
http://theater.nytimes.com/2012/09/28/theater/reviews/adam-rapps-through-the-yellow-hour-at-rattlestick.html
真ん中にはバスタブが置かれていて劇中に何度か入浴シーンがある。
この入浴シーンは由美かおる的なお色気シーンではなく
まあなんというか生々しい汚れた女性の入浴作業が淡々と・・・
開演直後にいきなりおじさんが拳銃で撃ち殺されるし。
モルヒネとの物々交換で手に入れた赤ん坊を
クローン人間生産農場に渡して14歳の男の子をもらうとか。
テロ攻撃にさらされているNYで必死に生きる女性を描いてるんですが
かなりの極限状況を体当たりで演じる女性。とても感心しました。
社会派作品でありSFでありこのような現実的なクオリティーを出せるのは凄い。
作品を好きにはならないけどこの世界観には納得させられた。
The Fantasticks
オフブロードウェイで記録的ロングランを続ける作品。
日本でも亜門さんの演出で何度も上演されてます。
ロングラン作品はあまり観に行かないのですが
たまたま観たい物のチケットが買えずにぷらっと観劇。
まあとても古い作品なので色々と思う所はありますが
長く続くだけはあるコミカルであったかい作品。
ただいかんせん2幕ものとしては内容が薄いかも。
1幕終わりで物語は一段落。
そんで2幕あたまに一悶着。
1幕終わりで物語が一度終わってしまうので
なんだか2幕が余計に感じてしまうのがもったいない。
どう2幕への期待、わくわく感を残して1幕を終えるかが大事かも。
んでもって近頃のミュージカルのテンポに比べると物語の進みが
かなりゆっくりなのでもっと細かく楽しませる色が必要なのかな。
新しく演出を変えられるともっと面白くなりそうなんだけどなあ。
702 Punchlines Pregnant
オフオフのミュージカル。
格安だったのでついつい値段に負けて観に行ってしまった。
作者はジャッキー・メーソンという有名なコメディアンの娘。
娘もコメディエンヌでNYでスタンダップ・コメディアンとして活躍してるらしい。
作曲はその娘の母親。
フロリダの高校の英語の先生で毎週日曜日の本番のために飛行機で駆けつけているそうだ。
もともとこの親子はジャッキー・メーソン氏に認知されず裁判で争った経験があり
DNA鑑定の結果認知されて養育費を勝ち取ったとのこと。
父親と母親が出会って、妊娠して、わかれて、認知されて今に至るまでを描いたこの作品。
劇場は本当にスタンダップ・コメディーの会場。
内容は・・・
ミュージカルというかヴォードヴィルですね。
俳優達も別に魅力的ではなく主人公である母親の役を作者の娘が演じるわけで
なんというか家族で頑張ってる感じがしてちょっとなあ。
つまらなかったので1幕で出て来ました。
たまにはそういうこともあります。
客席はおじいちゃんおばあちゃんばっかり。
ちょっと場違いなところにきてしまったわけです。
5 Lesbians Eating a Quiche
最初の質問はこの作品を観に行って質問されました。
1950年代のあるアメリカの田舎街を舞台に
ウーマンリブの走りのような男性に頼らない、肉を食べない女性の組織。
参加者全員によるキッシュのコンテストが行われ結果を待つ面々。
観客は開場するとそれぞれ女性の名前の書かれたシールを貼られる。
観客もその組織の一員という設定。
個性的な5人の女性がキッシュについてああだこうだ言って
客いじりもありながらコンテストの結果が出るのだが
突然警報がなり大きな爆発音が。
この会場は有志によって当時深刻化していた冷戦ムードの中
核爆弾の脅威から女性を守る為のシェルターとして改造されていて
まさにその時核爆弾が投下されてしまったのだと。
むちゃくちゃな設定でキャラクターも濃すぎる5人。
ある意味コントを観ているような感じ。
結局シェルターの中に4年程いなければならないとかで
外の男どもはもう死んでしまったから
自分たちがレズビアンだと告白する面々。
一人自分は違うといいはるリーダーを納得させる為に
ここにいるみんなもレズビアンよ!っていいながら
客席を練り歩き上記の質問を投げかけるのです。
客席とキャストの視線が集まる中ですから
物語の流れ上そう答えるしか無いでしょう。
そんでこのシェルターには4年間は生活できる食料はあるが
キッシュを作る為の肝心の玉子を生むにわとりを用意するのを
忘れてしまったと悲嘆にくれる。
キッシュが食べれないなら死んでしまう!ってな感じ。
なぜか妊娠していることを告白するリーダーはキッシュが食べれないと
お腹の子供が死んでしまうと嘆く。
お腹の子供は禁じられた肉を食べてしまったから男の子に違いない。
んでもって子孫を残す為の種馬を死なせてはならないと頭を抱える面々。
意味不明であるがひょんなことからお腹の子が自分の兄弟だとわかった一人が
未来の為にシェルターの外に残された落選したキッシュをとりに決死の覚悟で挑む。
なんとかキッシュを回収できるが仲間の不注意で
一人シェルターの外に取り残され悲痛な最後を遂げてしまう。
馬鹿馬鹿しくてくだらないんだけどあきれないほどよさ。
こういう作品が上演されて劇評がしっかり出るというのが
文化の懐の深さなんだろうなあ。
この作品はかなり評判のいい劇評ばかりでした。
なかなか面白かったなあ。
うーん。オフでストレートばかりみるとかなり頭を使います。
ちょっと今週は言葉の壁ばかりで疲れてしまいましたが
来週からはオフでミュージカルのオープンラッシュなんで
楽しみです。ちょっとリフレッシュできるかな。
僕の答えは Yes, I am Lesbian!
真実はどうあれこう答えずにはいられない状況でした。
詳しくはあとで書きます。
実際は完全にストレートな私ですが
ごくごくたまにゲイだと思われることがあります。
ただしゲイの人にはわかるようで
あちらの方々には勘違いされないのですがね。
演劇業界は基本的にゲイの方々が多く
特にNYのミュージカル業界はストレートの男性を見つける方が難しいぐらいです。
もういっその事ゲイになった方が成功するんではないだろうかと思いますが
確実な成功が掴める保証が無い限りなかなかその線は越えられませんね。
まあもっともまったく魅力的な容姿でもなく色気もないためお声もかからない事でしょう。
今週は先週のオン作品の反動で格安なオフ作品にばかりアタックしてみましたが
かなり惨敗でした。オフははずれるとかなりはずれるのでね。
GOLDEN BOY
これは今週唯一のオンのストレート作品。
プレビュー初日に授業を休んで観劇。
お世話になっている日本人の美術家さんが助手をされていて
舞台稽古を覗かせてもらったりもしたのでどうしても
初回が観たかったものです。
同名映画もあるとても古い作品のリバイバルですが
美術の存在感がとても重厚で古さを感じさせず
とても美しい絵が見えて各シーンが始まると引き込まれて行きました。
まだ初回ということもあり転換などはこれからという感じなので
どう変わって行くかに期待です。
とても繊細に丁寧に演出されている感じがしてじっくり観れる作品。
久しぶりの三幕もので疲れましたがオープンしてから見比べてみたいです。
映画も観てみたいなあ。
Through The Yellow Hour
オフのストレート。
劇評でかなり評価が高くちょっとたけ上演期間が延びたので
ぎりぎり楽日に観劇できました。
裸、拳銃、暴力などなど事前に注意が喚起されており
劇場につくとなんだか物騒な雰囲気がぷんぷん。
ぎりぎりまで待たされて会場すると
すでに女性キャストが舞台上に倒れてる。
セットがとても凝ってて廃墟と化したNYのマンションンの一室。
かなり具体的に表現されているので見応えがあった。
以下はNYTimesの劇評。写真が掲載されてるので。
http://theater.nytimes.com/2012/09/28/theater/reviews/adam-rapps-through-the-yellow-hour-at-rattlestick.html
真ん中にはバスタブが置かれていて劇中に何度か入浴シーンがある。
この入浴シーンは由美かおる的なお色気シーンではなく
まあなんというか生々しい汚れた女性の入浴作業が淡々と・・・
開演直後にいきなりおじさんが拳銃で撃ち殺されるし。
モルヒネとの物々交換で手に入れた赤ん坊を
クローン人間生産農場に渡して14歳の男の子をもらうとか。
テロ攻撃にさらされているNYで必死に生きる女性を描いてるんですが
かなりの極限状況を体当たりで演じる女性。とても感心しました。
社会派作品でありSFでありこのような現実的なクオリティーを出せるのは凄い。
作品を好きにはならないけどこの世界観には納得させられた。
The Fantasticks
オフブロードウェイで記録的ロングランを続ける作品。
日本でも亜門さんの演出で何度も上演されてます。
ロングラン作品はあまり観に行かないのですが
たまたま観たい物のチケットが買えずにぷらっと観劇。
まあとても古い作品なので色々と思う所はありますが
長く続くだけはあるコミカルであったかい作品。
ただいかんせん2幕ものとしては内容が薄いかも。
1幕終わりで物語は一段落。
そんで2幕あたまに一悶着。
1幕終わりで物語が一度終わってしまうので
なんだか2幕が余計に感じてしまうのがもったいない。
どう2幕への期待、わくわく感を残して1幕を終えるかが大事かも。
んでもって近頃のミュージカルのテンポに比べると物語の進みが
かなりゆっくりなのでもっと細かく楽しませる色が必要なのかな。
新しく演出を変えられるともっと面白くなりそうなんだけどなあ。
702 Punchlines Pregnant
オフオフのミュージカル。
格安だったのでついつい値段に負けて観に行ってしまった。
作者はジャッキー・メーソンという有名なコメディアンの娘。
娘もコメディエンヌでNYでスタンダップ・コメディアンとして活躍してるらしい。
作曲はその娘の母親。
フロリダの高校の英語の先生で毎週日曜日の本番のために飛行機で駆けつけているそうだ。
もともとこの親子はジャッキー・メーソン氏に認知されず裁判で争った経験があり
DNA鑑定の結果認知されて養育費を勝ち取ったとのこと。
父親と母親が出会って、妊娠して、わかれて、認知されて今に至るまでを描いたこの作品。
劇場は本当にスタンダップ・コメディーの会場。
内容は・・・
ミュージカルというかヴォードヴィルですね。
俳優達も別に魅力的ではなく主人公である母親の役を作者の娘が演じるわけで
なんというか家族で頑張ってる感じがしてちょっとなあ。
つまらなかったので1幕で出て来ました。
たまにはそういうこともあります。
客席はおじいちゃんおばあちゃんばっかり。
ちょっと場違いなところにきてしまったわけです。
5 Lesbians Eating a Quiche
最初の質問はこの作品を観に行って質問されました。
1950年代のあるアメリカの田舎街を舞台に
ウーマンリブの走りのような男性に頼らない、肉を食べない女性の組織。
参加者全員によるキッシュのコンテストが行われ結果を待つ面々。
観客は開場するとそれぞれ女性の名前の書かれたシールを貼られる。
観客もその組織の一員という設定。
個性的な5人の女性がキッシュについてああだこうだ言って
客いじりもありながらコンテストの結果が出るのだが
突然警報がなり大きな爆発音が。
この会場は有志によって当時深刻化していた冷戦ムードの中
核爆弾の脅威から女性を守る為のシェルターとして改造されていて
まさにその時核爆弾が投下されてしまったのだと。
むちゃくちゃな設定でキャラクターも濃すぎる5人。
ある意味コントを観ているような感じ。
結局シェルターの中に4年程いなければならないとかで
外の男どもはもう死んでしまったから
自分たちがレズビアンだと告白する面々。
一人自分は違うといいはるリーダーを納得させる為に
ここにいるみんなもレズビアンよ!っていいながら
客席を練り歩き上記の質問を投げかけるのです。
客席とキャストの視線が集まる中ですから
物語の流れ上そう答えるしか無いでしょう。
そんでこのシェルターには4年間は生活できる食料はあるが
キッシュを作る為の肝心の玉子を生むにわとりを用意するのを
忘れてしまったと悲嘆にくれる。
キッシュが食べれないなら死んでしまう!ってな感じ。
なぜか妊娠していることを告白するリーダーはキッシュが食べれないと
お腹の子供が死んでしまうと嘆く。
お腹の子供は禁じられた肉を食べてしまったから男の子に違いない。
んでもって子孫を残す為の種馬を死なせてはならないと頭を抱える面々。
意味不明であるがひょんなことからお腹の子が自分の兄弟だとわかった一人が
未来の為にシェルターの外に残された落選したキッシュをとりに決死の覚悟で挑む。
なんとかキッシュを回収できるが仲間の不注意で
一人シェルターの外に取り残され悲痛な最後を遂げてしまう。
馬鹿馬鹿しくてくだらないんだけどあきれないほどよさ。
こういう作品が上演されて劇評がしっかり出るというのが
文化の懐の深さなんだろうなあ。
この作品はかなり評判のいい劇評ばかりでした。
なかなか面白かったなあ。
うーん。オフでストレートばかりみるとかなり頭を使います。
ちょっと今週は言葉の壁ばかりで疲れてしまいましたが
来週からはオフでミュージカルのオープンラッシュなんで
楽しみです。ちょっとリフレッシュできるかな。