今年は激動の一年でした。
踊る吸血鬼の大阪公演
CDML2月本公演
アメリカの巨大電力会社のお芝居
オーストリアの皇太子のミュージカル
CDML8月公演
それからNY。
仕事としてきちんと演出助手をしたのも初めて。
完璧な一人暮らしも初めて。
NYでの生活も初めて。
とにかく初めてづくしの一年。
これからの人生の転換期であることは確かです。
とりあえず自分の道を選んでがむしゃらにできることをやった一年。
色んな人に沢山支えられて今年も精一杯頑張れた気がします。
そんなこんなで明日は大晦日。
NY名物ボールドロップを肉眼で観るべく
12時間の極寒立ちっぱなしに参加予定。
耐えられるかな。
さてイベント尽くしで書きそこねてましたが
学校もなくなったのでかなり観れました。
Close寸前のものもあって再見ものもたくさんありますが
一応書き記しておきます。
A Civil War Christmas
本当に感動した。アメリカ人に親しまれているクリスマスソキャロル(歌)をモチーフに
南北戦争時のクリスマスイブを描く群像音楽劇。演出も音楽のアレンジも脚本も本当に好きな感じ。
OnceとPeter~を足したような感じ。
リンカーンと妻、黒人兵と少年兵、などなどとにかくその当時の人々のささやかな
エピソードの積み重ねでしかないんだけど
あったかい気持ちになる良い作品でした。
楽器を演奏する俳優、ムーブメントでシーンを形作る俳優。
本当に観ていて飽きない。
終演後にトークショーまでついててよかった。
さすがNYTWという感じの作品でした。
13 Things About ED Carpolotti
おばあちゃんの一人ミュージカル。
本当にこんな年(70近い)になって一人で80分歌えるなんて。
それでけで感動してしまいます。
ストーリーもあったかくて良い話。
夫に先立たれた老婆に舞い込む夫が残した借金と秘密。
それがあたたかい夫の愛の証としてわかるラストはとても
しんみりします。
Radio City Christmas Spectacular
この時期の風物詩的なレビューショウ。
ラジオシティー・ホールのロケッツのショウなんだけど
まあ想像通りです。
なぜか途中で3D映画もあって一応工夫は沢山されてるんだけど
一回でいいかなあ。
でも一応今年で85年目だそうな。
それはそれで凄いなあ。
Annie
日本でもおなじみの子供ミュージカル。
まあよくできてました。まとまってる感じ。
以外にアニーが大きいのでびっくり。
セットも楽しめる工夫がされてていいんだけど
ちょっと全体的に物足りないなあ。
なぜ今これを上演するのかとい不思議。
やっぱりちょっと古い。
ELF
日本でもウィル・フェレル主演の映画がビデオのみ観れますが
季節もののコメディーとしてはなかなか面白い作品。
これも子供向けというかファミリーミュージカルなんだけど
やや毒もあり大人も楽しめるのかな。
好みとしてはもうちょっときつめのテイストで仕上げて欲しかったかな。
エルフとサンタに育てれた人間が成長してNYで騒動を起こす話なんだけど
まあハートウォーミングな感じで心はあったまる。
作品としてはそれで成功なんだと思う。
「隣のサインフェルド」という「フレンズ」並にヒットしたコメディードラマに
出ていたはげデブおじさんがサンタさんでした。
それだけでも個人的には嬉しかったからいいかな。
Murder Ballad
これは2回目。一応千秋楽を観劇。
相変わらず密度の濃い時間でした。
今回は全体が見渡せる席だったので演出的な意図がしっかり観れてよかった。
なかなか上手に空間を使っていて明かりのあて方もこだわりを感じた。
何気ないシーンでも計算された位置に立っているのはやはり美しい。
基本的にモチベーションと美しい絵の整合性をつけていくのが演出家の仕事。
よく演出された作品だと改めて感心。
俳優の熱も相変わらず高くてよかった。
The Phantom of the Opera
たまたま時間ができたので立ち見。
しかも二幕の途中で劇場を出なければだったので中途半端な感じ。
セットや演出はもう定番ものなんであれですが
久しぶりに聴いたらやっぱり音楽は凄いなあ。
この頃は本当にロイドウェバーは天才だったんだな。
新作はもうなんだかなあって感じだけど残したものは凄い。
Flipside The Patti Page Story
パティー・ペイジという国民的歌手のジューク・ボックスミュージカル。
日本ではテネシー・ワルツが有名。
今も存命の方で現役の歌手だそうです。
そこまで彼女の人生が波瀾万丈じゃなかったもんで
ドラマが希薄でした。
一応プライベートの自分とパティーページの乖離を描くんだけど
そこまでそれに伴う悲劇もおきないもんだからドラマとしては
何もおきない。
まあ観客はみんな知ってる曲だし楽しめるみたい。
ジューク・ボックスミュージカルは難しい。
Chaplin
こっちに来たその日に観て爆睡した作品。
今回はきちんと観れました。
コンセプトはすばらしい。白と黒を基調にしてセットも衣裳もメイクも全てが
様式として整っている。振りも映画を切り取ったように面白い。
スリリングな曲芸に近い各シーンの見せ場はなかなか見応えが有る。
エンターテイメントとしてはばっちり。
でも批評がかなり悪かった。
多分原因はストーリーと構成。
2幕で国外追放をされるあたりから唐突にドラマチックになって
感動できるシーンになるんだけどそこに至までがただの
見せ物の羅列になってしまいあまりドラマが生まれない。
さらに幼いチャップリンと母の悲惨な別れによる情景を繰り返し
みせるのだが最終的になにも消化されないのももったいない。
全体的にチャップリンを美化しすぎて毒気が足りなかった。
本当にやってることは面白くて凄いことなのにおしいなあ。
The Mystery of Edwin Drood
観客参加型ミュージカル。
ディケンズの未完の遺作「エドウィン・ドルードの謎」を上演する劇団が
観客に結末を決めてもらう為に作品を紹介しながら見せていいく。
最終的にはエドウィンという青年を殺した犯人を候補者の中から観客が挙手で選ぶ。
実際に人を数えて統計をとっているらしく選ばれた犯人が誰かはストーリーが進むまでわからない。
なかなか面白い趣向である。犯人、探偵、カップルなど色々と選ぶ要素があり組み合わせは
200通り以上もある。よく考えられた作品。
基本はコメディーなので真剣にみないで楽しむことだけ考えれば充分面白い。
リバイバル作品ではあるが古さはあんまり感じない。
アイディアと構成力のおかげで成り立つ作品。
トニー賞を5部門獲得だけのことはある。
Once
これも二回目。
何度観てもいい。
毎回同じ所で涙してしまう。
今回も主演女優はアンダー。
それでも充分よかった。
この繊細な空気はなかなか味わえない。
今回は休憩中に舞台上のバーで水を買った。
Fuerza Bruta
クラブみたいなのりのアートショウ。
とりあえず何でもあり。
ベルトコンベアーの上をひたすら走る男。
鉄枠の上でひたすら紙をまき散らして踊る男女。
宙づりで垂直にカーテンの上を追いかけっこする女。
アクリル板の上に水を溜めてそこでひたすら
水に飛び込む女の子達をただ下から観るとか。
アイディアも実行力も実に素晴らしいんだけど
別に中身はないのでただただ楽しむことに徹することが大事。
ひたすら大音量でダンスナンバーがかかってるので
それにあわせて踊ってられるような人におすすめ。
因に客席はありません。つねに立ちです。
Newsies
これも2回目。
若者達の踊りに凄いなあと感心するだけ。
やっぱりセットが好きになれなかったなあ。
踊りはいいんだけどねえ。
あとトニーの作曲賞をとったというのもなんとも解せない。
耳には残るんだけど決して名曲揃いではないんだけどなあ。
Peter and The Starcatcher
2度目。
やっぱり二回みると言葉のキャッチもあがってるから更に楽しめる。
これは本当に面白い作品。
何度観ても楽しめる。
原作を一度読んでおけば話もだいたいわかるからおすすめなんですが
1月の半ばで終わってしまうのが残念。
また観たいなあ。
A Christmas Story
またまた2回目。
なんと今回は主役子供がアンダーだった。
でもカーテンコールが終わるや否や下りる緞帳の向こうでみんなが彼に集まって讃えている様子。
どうやらこの回がデビューだったのかな。
どうりでコール中に感極まって涙してたのか。
とてものびのびとやっててよかった。
プレビューしか観てなかったので細かいところがいくつか変わっていてよかった。
やはり彼の演出は好きだ。
心があったまってかつゲラゲラ笑える。
まだ若手の作曲家コンビもなかなかいい曲を書く。
映画も24時間クリスマス前日に放送されていたしなんだか
かなり気に入ってしまった。
Holiday Guys
ブロードウェイで活躍する俳優のライブ的オフミュージカル。
クリスマスとユダヤの祭事ハヌカーを巡るクリスマスソング合戦。
なかなか面白かった。なにより開演早々最初のナンバーで
ギターの弦が無惨にも切れてしまうハプニング。
仕切り直すことになってしまいぐだぐだな感じもアットホームすぎて応援したくなる。
歌も踊りもさすがに上手くなかなか上質なライブであった。
Forbidden Broadway
昔は毎年新作が作られていたその年に上演されている
ブロードウェイミュージカルのパロディーショー。
最近はちょっと間が空いていたようだが
今年のあたまにあいたバージョンを観劇。
半分ぐらいのネタはわかった。
後半分はたぶん見れてない作品なんだろう。
とても面白かった。
まわりの客が信じられないくらい笑うもんだから
きっとどの作品もみたんだなあと。
こういう作品日本でも作って欲しいなあ。
観た人にしかわからない感って本当に面白い。
Onceのネタは本当に面白かった。
Cat On A Hot Tin Roof
スカーレット・ヨハンソン主演の
「熱いトタン屋根の猫」
残念ながらスカーレットの声がかれていた。
ベストコンディションで観たかったなあ。
まだプレビュー中だからまあこんなもんかな。
セットは綺麗だし芝居の質も悪くないんだけど
ちょっと芝居の繊細さや密度にかける。
声がかれていたせいもあり細やかなコントロールができないせいかもしれない。
豪華なプロダクションには違いないのだが
ちょっとまだ仕上がっていない感じである。
またオープンしてから観に行くべきかな。
今回はこんな感じです。
通算80本。
一月に20本ぐらいは観れた事になりますかね。
この調子でいけば年間200本ぐらいはいけるかなあ。
今年はどちらかと言えば不作らしいので
ちょっと寂しいですが
それでも十分日本では味わえないものを味わっています。
自分の糧にすべく来年からは更に積極的に活動しなくては。
まずは明日のカウントダウン。
生きて帰って来れるかなあ。
今年お世話になった方々、協力して頂いた方々全ての
幸せと感謝の念を込めてタイムズスクエアに向かいます。
どうやら初詣は夏までお預けみたいですが
素敵な新年を祈っております。
どうぞ来年も宜しくお願いします!
踊る吸血鬼の大阪公演
CDML2月本公演
アメリカの巨大電力会社のお芝居
オーストリアの皇太子のミュージカル
CDML8月公演
それからNY。
仕事としてきちんと演出助手をしたのも初めて。
完璧な一人暮らしも初めて。
NYでの生活も初めて。
とにかく初めてづくしの一年。
これからの人生の転換期であることは確かです。
とりあえず自分の道を選んでがむしゃらにできることをやった一年。
色んな人に沢山支えられて今年も精一杯頑張れた気がします。
そんなこんなで明日は大晦日。
NY名物ボールドロップを肉眼で観るべく
12時間の極寒立ちっぱなしに参加予定。
耐えられるかな。
さてイベント尽くしで書きそこねてましたが
学校もなくなったのでかなり観れました。
Close寸前のものもあって再見ものもたくさんありますが
一応書き記しておきます。
A Civil War Christmas
本当に感動した。アメリカ人に親しまれているクリスマスソキャロル(歌)をモチーフに
南北戦争時のクリスマスイブを描く群像音楽劇。演出も音楽のアレンジも脚本も本当に好きな感じ。
OnceとPeter~を足したような感じ。
リンカーンと妻、黒人兵と少年兵、などなどとにかくその当時の人々のささやかな
エピソードの積み重ねでしかないんだけど
あったかい気持ちになる良い作品でした。
楽器を演奏する俳優、ムーブメントでシーンを形作る俳優。
本当に観ていて飽きない。
終演後にトークショーまでついててよかった。
さすがNYTWという感じの作品でした。
13 Things About ED Carpolotti
おばあちゃんの一人ミュージカル。
本当にこんな年(70近い)になって一人で80分歌えるなんて。
それでけで感動してしまいます。
ストーリーもあったかくて良い話。
夫に先立たれた老婆に舞い込む夫が残した借金と秘密。
それがあたたかい夫の愛の証としてわかるラストはとても
しんみりします。
Radio City Christmas Spectacular
この時期の風物詩的なレビューショウ。
ラジオシティー・ホールのロケッツのショウなんだけど
まあ想像通りです。
なぜか途中で3D映画もあって一応工夫は沢山されてるんだけど
一回でいいかなあ。
でも一応今年で85年目だそうな。
それはそれで凄いなあ。
Annie
日本でもおなじみの子供ミュージカル。
まあよくできてました。まとまってる感じ。
以外にアニーが大きいのでびっくり。
セットも楽しめる工夫がされてていいんだけど
ちょっと全体的に物足りないなあ。
なぜ今これを上演するのかとい不思議。
やっぱりちょっと古い。
ELF
日本でもウィル・フェレル主演の映画がビデオのみ観れますが
季節もののコメディーとしてはなかなか面白い作品。
これも子供向けというかファミリーミュージカルなんだけど
やや毒もあり大人も楽しめるのかな。
好みとしてはもうちょっときつめのテイストで仕上げて欲しかったかな。
エルフとサンタに育てれた人間が成長してNYで騒動を起こす話なんだけど
まあハートウォーミングな感じで心はあったまる。
作品としてはそれで成功なんだと思う。
「隣のサインフェルド」という「フレンズ」並にヒットしたコメディードラマに
出ていたはげデブおじさんがサンタさんでした。
それだけでも個人的には嬉しかったからいいかな。
Murder Ballad
これは2回目。一応千秋楽を観劇。
相変わらず密度の濃い時間でした。
今回は全体が見渡せる席だったので演出的な意図がしっかり観れてよかった。
なかなか上手に空間を使っていて明かりのあて方もこだわりを感じた。
何気ないシーンでも計算された位置に立っているのはやはり美しい。
基本的にモチベーションと美しい絵の整合性をつけていくのが演出家の仕事。
よく演出された作品だと改めて感心。
俳優の熱も相変わらず高くてよかった。
The Phantom of the Opera
たまたま時間ができたので立ち見。
しかも二幕の途中で劇場を出なければだったので中途半端な感じ。
セットや演出はもう定番ものなんであれですが
久しぶりに聴いたらやっぱり音楽は凄いなあ。
この頃は本当にロイドウェバーは天才だったんだな。
新作はもうなんだかなあって感じだけど残したものは凄い。
Flipside The Patti Page Story
パティー・ペイジという国民的歌手のジューク・ボックスミュージカル。
日本ではテネシー・ワルツが有名。
今も存命の方で現役の歌手だそうです。
そこまで彼女の人生が波瀾万丈じゃなかったもんで
ドラマが希薄でした。
一応プライベートの自分とパティーページの乖離を描くんだけど
そこまでそれに伴う悲劇もおきないもんだからドラマとしては
何もおきない。
まあ観客はみんな知ってる曲だし楽しめるみたい。
ジューク・ボックスミュージカルは難しい。
Chaplin
こっちに来たその日に観て爆睡した作品。
今回はきちんと観れました。
コンセプトはすばらしい。白と黒を基調にしてセットも衣裳もメイクも全てが
様式として整っている。振りも映画を切り取ったように面白い。
スリリングな曲芸に近い各シーンの見せ場はなかなか見応えが有る。
エンターテイメントとしてはばっちり。
でも批評がかなり悪かった。
多分原因はストーリーと構成。
2幕で国外追放をされるあたりから唐突にドラマチックになって
感動できるシーンになるんだけどそこに至までがただの
見せ物の羅列になってしまいあまりドラマが生まれない。
さらに幼いチャップリンと母の悲惨な別れによる情景を繰り返し
みせるのだが最終的になにも消化されないのももったいない。
全体的にチャップリンを美化しすぎて毒気が足りなかった。
本当にやってることは面白くて凄いことなのにおしいなあ。
The Mystery of Edwin Drood
観客参加型ミュージカル。
ディケンズの未完の遺作「エドウィン・ドルードの謎」を上演する劇団が
観客に結末を決めてもらう為に作品を紹介しながら見せていいく。
最終的にはエドウィンという青年を殺した犯人を候補者の中から観客が挙手で選ぶ。
実際に人を数えて統計をとっているらしく選ばれた犯人が誰かはストーリーが進むまでわからない。
なかなか面白い趣向である。犯人、探偵、カップルなど色々と選ぶ要素があり組み合わせは
200通り以上もある。よく考えられた作品。
基本はコメディーなので真剣にみないで楽しむことだけ考えれば充分面白い。
リバイバル作品ではあるが古さはあんまり感じない。
アイディアと構成力のおかげで成り立つ作品。
トニー賞を5部門獲得だけのことはある。
Once
これも二回目。
何度観てもいい。
毎回同じ所で涙してしまう。
今回も主演女優はアンダー。
それでも充分よかった。
この繊細な空気はなかなか味わえない。
今回は休憩中に舞台上のバーで水を買った。
Fuerza Bruta
クラブみたいなのりのアートショウ。
とりあえず何でもあり。
ベルトコンベアーの上をひたすら走る男。
鉄枠の上でひたすら紙をまき散らして踊る男女。
宙づりで垂直にカーテンの上を追いかけっこする女。
アクリル板の上に水を溜めてそこでひたすら
水に飛び込む女の子達をただ下から観るとか。
アイディアも実行力も実に素晴らしいんだけど
別に中身はないのでただただ楽しむことに徹することが大事。
ひたすら大音量でダンスナンバーがかかってるので
それにあわせて踊ってられるような人におすすめ。
因に客席はありません。つねに立ちです。
Newsies
これも2回目。
若者達の踊りに凄いなあと感心するだけ。
やっぱりセットが好きになれなかったなあ。
踊りはいいんだけどねえ。
あとトニーの作曲賞をとったというのもなんとも解せない。
耳には残るんだけど決して名曲揃いではないんだけどなあ。
Peter and The Starcatcher
2度目。
やっぱり二回みると言葉のキャッチもあがってるから更に楽しめる。
これは本当に面白い作品。
何度観ても楽しめる。
原作を一度読んでおけば話もだいたいわかるからおすすめなんですが
1月の半ばで終わってしまうのが残念。
また観たいなあ。
A Christmas Story
またまた2回目。
なんと今回は主役子供がアンダーだった。
でもカーテンコールが終わるや否や下りる緞帳の向こうでみんなが彼に集まって讃えている様子。
どうやらこの回がデビューだったのかな。
どうりでコール中に感極まって涙してたのか。
とてものびのびとやっててよかった。
プレビューしか観てなかったので細かいところがいくつか変わっていてよかった。
やはり彼の演出は好きだ。
心があったまってかつゲラゲラ笑える。
まだ若手の作曲家コンビもなかなかいい曲を書く。
映画も24時間クリスマス前日に放送されていたしなんだか
かなり気に入ってしまった。
Holiday Guys
ブロードウェイで活躍する俳優のライブ的オフミュージカル。
クリスマスとユダヤの祭事ハヌカーを巡るクリスマスソング合戦。
なかなか面白かった。なにより開演早々最初のナンバーで
ギターの弦が無惨にも切れてしまうハプニング。
仕切り直すことになってしまいぐだぐだな感じもアットホームすぎて応援したくなる。
歌も踊りもさすがに上手くなかなか上質なライブであった。
Forbidden Broadway
昔は毎年新作が作られていたその年に上演されている
ブロードウェイミュージカルのパロディーショー。
最近はちょっと間が空いていたようだが
今年のあたまにあいたバージョンを観劇。
半分ぐらいのネタはわかった。
後半分はたぶん見れてない作品なんだろう。
とても面白かった。
まわりの客が信じられないくらい笑うもんだから
きっとどの作品もみたんだなあと。
こういう作品日本でも作って欲しいなあ。
観た人にしかわからない感って本当に面白い。
Onceのネタは本当に面白かった。
Cat On A Hot Tin Roof
スカーレット・ヨハンソン主演の
「熱いトタン屋根の猫」
残念ながらスカーレットの声がかれていた。
ベストコンディションで観たかったなあ。
まだプレビュー中だからまあこんなもんかな。
セットは綺麗だし芝居の質も悪くないんだけど
ちょっと芝居の繊細さや密度にかける。
声がかれていたせいもあり細やかなコントロールができないせいかもしれない。
豪華なプロダクションには違いないのだが
ちょっとまだ仕上がっていない感じである。
またオープンしてから観に行くべきかな。
今回はこんな感じです。
通算80本。
一月に20本ぐらいは観れた事になりますかね。
この調子でいけば年間200本ぐらいはいけるかなあ。
今年はどちらかと言えば不作らしいので
ちょっと寂しいですが
それでも十分日本では味わえないものを味わっています。
自分の糧にすべく来年からは更に積極的に活動しなくては。
まずは明日のカウントダウン。
生きて帰って来れるかなあ。
今年お世話になった方々、協力して頂いた方々全ての
幸せと感謝の念を込めてタイムズスクエアに向かいます。
どうやら初詣は夏までお預けみたいですが
素敵な新年を祈っております。
どうぞ来年も宜しくお願いします!