チキの私的サッカー館

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リバプールVSブラックバーン プレミアリーグ終了

2006年10月15日 | プレミアリーグ
【リバプール】

       ベラミー クラウチ

F・アウレリオ            ペナント
     X・アロンソ  ジェラード

リーセ                フィナン
      ヒーピア  キャラガー 

         レイナ

ペナント⇒L・ガルシア

【ブラックバーン】

        マッカーシー ノンダ

ペデルセン                ベントリー
       トゥガイ  サベージ

ニール                  エマートン   
      ヒザニシュビリ オーイエル        

          フリーデル

トゥガイ⇒モコエナ
ペデルセン⇒ギャラハー
マッカーシー⇒ロバーツ

【結果】
1-1
前17マッカーシー 後19ベラミー

【戦評】

前節ボルトンに2-0で敗れ、ただいま10位と低迷が続くリバプール。ユーロ予選をはさみ、この日の相手は調子を上げているブラックバーンだ。
ユーロ予選の結果はジェラード、キャラガー属するイングランドが1分1敗、アロンソ、ガルシアのスペインはスウェーデンに負け、ベラミーのウェールズも負けと主力のコンディション面、メンタル面を考慮しても最低の状況だ。

★ リバプール

スタメンは代表に怪我してしまったカイトの代わりにクラウチが先発。左MFにはF・アウレリオが入る。CBのはヒーピアがスタメン。 
試合開始、中盤低めX・アロンソ、高めのジェラードを中心としたパス回しから、ペナント、アウレリオがクロスを上げクラウチが決定機を2度ほど作る。
しかしブラックバーンGKフリーデルとCBの踏ん張りでこれを阻止。
そうこうしてるうちに、リーセが空けたスペースにカウンターからベントリーが高精度のクロス、これをフィナン、キャラガーが目測を誤ってしまうとファーにいたマッカーシーが押し込みブラックバーンが専制する。ま~た左サイド・・・
リーセが空けたスペースへのカバーリングにヒーピアが遅れたことが痛かった。アッゲルなら防げた失点かもしれない。
その後もリバプール攻めるも、両翼の守備意識が高くなく、中盤底に残っているのがスピードに難のあるアロンソのみになってしまうこともあってカウンターの脅威に晒され続けた。
昨シーズン、キューウェル、ジェラード、アロンソ、ガルシアといった攻撃的な中盤を構成していたときは守備面の不足をテクニック、パスワークでねじ伏せることができたが、現在はテクニックでもパスワークでもあのときのような連動性が見られず中途半端な状況が続いている。
守備貢献が思ったより少なくクロスのみのアウレリオ、フィジカル面で難がありすぎボールロストも多いペナントでは華麗なパスサッカーとはいかないのだろう。新加入がそろそろ活躍してくれないと厳しい。

後半、リバプールが終始試合を支配。しかしブラックバーンの粘り強いディフェンスもあってゴールが奪えない。
ここでペナントに代え、ガルシア投入。スタメンから出しておけばいいものを・・・。するとガルシアが案の定右サイドを起点にバイタルエリアでチャンスを作り始め、攻撃がさらに活性化。
アウレリオと前後半でポジションを入れ替えたLSHリーセも水を得た魚のような動きで左サイドを躍動しだす。
後半19分、アウレリオのCKからベラミーがヘッドでやっと同点ゴール。クラウチがDFを引き付けたことが彼の得点につながった。この2人は連携をつめばいいコンビになりそうだと思う。
その後も逆転を目指して攻め続けるもゴールは遠くホームで手痛いドローを喫した。

★ ブラックバーン

前半しか存在はなかったが新加入のマッカーシー、ノンダという強力2トップは魅力だ。さらにはウィガンから加入のロバーツという隠し玉も存在する。このアフリカントリオはプレミア屈指の破壊力を秘めていると言えるだろう。
中盤ペデルセンはコンディションが悪く全然だったが、ベントリーは前半なんども質の高いクロスを上げるなど前半のMVPといっていい活躍を披露。
守ってはサベージ、トゥガイというプレミアのすいも甘いも知り尽くしたダーティーデュオが中盤の強烈なプレスで特に前半アロンソを自由にさせなかった。
DFラインもよくまとまっており、PSVから新加入のオーイエルもCBとしてチームに馴染んでいた。
ブラックバーン今季も手強いチームであることは間違いない。

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