「有村智恵への苦言とピンクリボン」その1

4月のゴルフトーナメントと言えば「マスターズ」だ。今期男子メジャー第一戦。ゴルフ業界、いやタブロイド誌まで一面をにぎわしたタイガー・ウッズの復帰戦。結果は良妻家のフィル・ミケルソンがマスターズ3勝目を上げた。

　昨年ミケルソンの妻エイミー婦人は乳がんが発覚した。家族思いのミケルソンは試合を休んで治療に付き添った。当事者だけではなくて、家族でがんと戦って行くミケルソンの思いが伝わってきた。

またミケルソンの帽子の横に「ピンクリボン」がプリントされていた。
「ピンクリボン」はその乳がん検診を早く受けよう、早期治療の大切などを普及している
運動だ。テレビでも少しは触れて欲しかった。

その同じ週、JLPGAツアーはスタジオアリス女子オープンが兵庫県花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコースで行われた。優勝は朴仁妃（韓国）とのプレーオフを制した有村智恵。

　その勝利を決めたウイニングパットの時、一度仕切りなおしをした。原因はギャラリーが有村がアドレスした後、大きな音を発したためだ。その時有村は凄くいやな表情を示した。テレビで見ていた私もそのしぐさを見て不快に感じた。もちろんギャラリーが悪いのであるが有村にもあまり良い印象は受けなかった。
明日へ続く・・・


クラウンズ出演放送は、ゴルフネットワーク
4月29日（木）午前8：00～午後1：00
4月30日（金）午前8：00～午後1：00

試合内容はこのコラムでお知らせする。

「石川遼テレビ番組の懸念」その3

なだ万東急ホテル　


昨日の続き
　今年宮里藍がLPGAツアー開幕2連勝してLPGA3勝を飾ったが、これは「父離れ」による効果が大きかったと言える。
　スイング改造することは良いことと思うが、「遼の先生はアマチュアゴルファーの父親」。今後真剣に世界を目指しているのなら、世界的なティーチングプロに習うことが必要になる。
　今までの遼のスイングでは大切な時に左にミスする。マスターズ2日目18番ホールのティーショットでミスしたあのショットだ。
　彼の世界でも類を見ない才能を生かすためにもテレビ番組をやめてトーナメントに集中し、ゴルフに専念して欲しい。
　今年のマスターズでも若手最年少予選突破を記録した16歳のマッセオ・マナセロ（イタリア）も世界にデビューした。世界には我々の知らない若手の強豪がたくさんいると聞く。
　石川遼のファンの一人として彼のいち早いスランプからの脱出を願う。


クラウンズ出演放送は、ゴルフネットワーク
4月29日（木）午前8：00～午後1：00
4月30日（金）午前8：00～午後1：00

試合内容はこのコラムでお知らせする。

「石川遼テレビ番組の懸念」その2

昨日の続き
　尾崎兄弟に挑戦ではそれほど影響はなかったと思うが、彼らは3兄弟で番組を交代で担当して、後には飯合プロもそれに加わりトーナメントへの悪影響は少なかったと記憶する。

　マスターズの勝者フィル・ミケルソン、タイガー・ウッズですら自分自身の番組を持ったことがないのに、今後まだまだ技術を磨きゴルフも世界的なレベルアップをしていかなければいけない石川遼にとって、このような自身の番組を持って良いのか心配でならない。

　遼はマスターズで予選落ち、JGTO開幕戦東健ホームメイトカップにも予選落ちと調子はイマイチ。
　特に東健ホームメイトカップではスイング改造を行い、「ゴルフ関係者からこのまま悪くなるのでは・・・」と不安の声も出ている。
　明日へ続く・・・。

「石川遼テレビ番組の懸念」その1

石川遼のテレビ番組がスタートした。今の放映はオフの収録だがこのまま1年続けるのであろうか。


　事あるごとに言い続けてきたが、PGAツアーの選手が自分自身の番組を持つことはタブーとされている。アメリカではブッチ・ハーモンやーデビット・レッドベター、ハンク・ヘイニーなど、ティーチングの番組はあるが現役選手の番組はほとんどない。　

　ジョン・デイリーは自分自身の番組があったが今期はシードを取れず、またQT（クヲリファイングトーナメント：トーナメント出場順位決定戦）にも失敗して、今年はスポンサー推薦しかレギュラーツアーに出場できない。


　日本でも「尾崎兄弟に挑戦」から現役選手が番組を持つようになったと記憶しているが、その後、Sプロ、Kプロ、今はFプロと週末のゴルフ番組を持ち、アマチュアをゲストに招きレッスンをかねた対戦する形をとっている。


　しかし、上記に記したプロたちはそれをきっかけに本業のゴルフト－ナメントの成績も落ちて消えていった選手達が多い。
　　　　　　　　　　　　　　　　続きは明日ー。

「石川遼 日本初戦」

　JGTO開幕戦東建ホームメイトカップが三重県東建多度ccで行われていた。
　初日、2日目と決勝と会場に行ってきた。残念ながら石川遼は予選カット。

　
　この試合は以前から開幕戦で、3月～4月の開幕で、雪で中止になったこともある。

　今年は初日2日目ともの凄く寒く、特に初日は強風だ。これではスコアは良くはならない。決勝に入っても土曜日は気温が低く風もあり、スコアも予選同様に伸びることはなかった。
　最終日は、少しだけ条件が良かったが、グリーンは2日目13フィートを記録したところもあり、またコンパクションも14でマスターズに引けをとらない難しさがあった。
　初日終了以後棄権したジャンボが、「マスターズより難しい・・・」と言ったのを痛感した。
　この週は石川遼がマスターズに続き予選落ち。
　木曜日金曜日のほうがメディア関係者の数が多かった事実を考えると、石川遼人気がいかに集客につながるのか思い知らされる週だった。