<記者会見で陳謝する釧路市教委の幹部>
※ 画像は、10 月3日付『北海道新聞』第 29 面から転載。
この公立中学校の不祥事を、 ブログで取り上げるのは、 昨年 10 月5日投 稿の 「 釧路市学校給食会で着 服 300 万円 」 に続いて2回目である。 前回は女性臨時職員の着服だったが、 今回はベテラン教員の不祥事で、学校にとってはいささか重い事件となった。
新聞報道によると9月2日、「釧路市内のごみステーションから中学校の全生徒の詳細な個人情報が書かれた住所録や生徒の問題行動を記した報告書が発見され」( 10 月3日付『釧 路 新 聞』第 13 面 )、 釧路市教委が同日、釧路市役所で記者会見を行い、事実を公表し陳謝した。
学校長は、管理上の不徹底があったと述べているが、杜撰な文書管理もさりながら、 50 歳を越え、 教育と生徒指導の中枢を担うべきベテラン教員が、 内容の軽重を問わず、 職務上の文書を一般家庭が用いるゴミステーションに廃棄するという、職業倫理の欠如の方が問題だろう。住所録等を雑紙としてうっかり廃棄するとは考えられない。 情報守秘義務の認識もなく、日常的に廃棄が行われていた可能性が高い。