タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪北海道の公立高校配置計画案(12~14年度)≫

P1180334 北海道教育委員会は、六月七日、平成二十四~二十六年度(三年間)の公立高等学校配置計画案を発表した。釧路学区では、平成二十四年度に標茶高校が普通科一学級増、二十六年度に白糠高校が普通科一学級減となっている。P1180362
 平成二十五年度地域キャンパス校移行(昨年度決定、センター校は釧路湖陵高校)の阿寒高校に続いて、北見学区で津別高校の二十四年度移行(センター校は美幌高校)が盛り込まれたため、現校舎を記録メディアに残そうと、六月十二日、津別高校の写真撮影に出かけた。平成二十年度に制度導入以来、既に十五校が地域キャンパス校に移行しているが、平成二十六年度に熊石キャンパス校が募集停止されることになり、キャンパス校のある地域住民は不安を募らせている。
P1180445P1180447 統合・募集停止(閉校)・学級減・地域キャンパス校移行の原因は、言わずと知れた少子化であり、今や、国立大学の教員が受験生確保の必要に迫られて高等学校訪問を行わざるを得ない時代になった。毎年減額される運営交付金の穴埋めに受験料を充てるのだそうだ。規模の小さい地方大学ほど状況は厳しい。
 北海道教育委員会は、六月二十日、阿寒高校で「教職員を対象にした説明会」(6月21日付『釧路新聞』第15面)を実施し、七月十九日には同校で地域住民を対象にした説明会を予定」(同新聞)しているという。地域住民の危機感が解消されるかどうか、時間をかけた丁寧な対応が必要だろう。

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