タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

<報道各社のRDD世論調査で内閣支持率はなぜ違うか>

 <11月11日付『讀賣新聞』第2面の記事の見出し参照>

P1010925
 <NHKの世論調査>P1010924 「NHKが7~9日に行った世論調査によると、安倍内閣を<支持する>は先月より8ポイント下がって44%で、第2次安倍内閣発足以来最低となった」

 <9月9日付・前掲新聞・第37面の記事の見出し参照>

P1010933P1010928
 <記事の概要> 9月3日の第2次安倍改造内閣の発足後に実施された報道各社の世論調査では、内閣支持率の数値と、前回調査からの変動幅に大きな差が生じた。こうした差は、各社が自慢げに謳う同じRDD世論調査であっても、調査の質問方法や選択肢の違いから生じたとみられる。

 <同記事が示した各社の数値の違い>P1010938P1010943
 読売新聞社が7~9日に実施したRDD世論調査とNHKが同日に実施したRDD世論調査の結果を比較して、安倍内閣支持率が「横ばい55%」と「8ポイント下がって44%」とではいくら何でも違いが大きすぎるのではないか。9月9日付『讀賣新聞』が示した数値の違いは1例だが、調査のたびに毎回、『讀賣』と『日経』が高く『朝日』と『毎日』が低い、ほぼ同じ結果が出、しかも上下の差が10ポイント以上も開くのは異常ではないのか。調査の信憑性を疑いたくなる。
 報道各社は、鬼の首でも取ったように自慢げにRDDと謳うが、実際の質問方法や選択肢の設定の違いでいくらでも恣意的な結果を誘導できるのではないか。そうでなければ、「高い」と「低い」が特定の報道機関に定着することを説明できまい。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「政治経済」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事