タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ 田舎家近くのバレイショ畑の花色 ≫

P1050244 私の母は、戦後の食糧難の時代に、三百九十坪の敷地に野菜を栽培するだけでは食べ盛りの子供四人を養うのに足りず、二箇所に土地を借り、主としてバレイショ・カボチャ・トウモロコシを栽培したので、私はよく農作業の手伝いをした。
 当時のバレイショの品種は、ベニマルとダンシャクで、花の色は、赤イモのベニマルが白、白イモのダンシャクが紫だったと記憶している。最近は、私の好きなベニマルはほとんど見られない。
 七月三十一日、田舎家にラズベリーの収穫に出かけたとき、聚落の近くで、白・紫・濃い紫の花が混植されているバレイショ畑を見かけた。普通は一枚の畑に一品種のはずだが・・・澱粉工場へ運ばれれば同じということか。
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P1050094_2P1050096_2 写真下段は、同日の弟子屈町川湯の街外れ。藻琴山(1000㍍)を背景とした畑地には、手前にピンクの花のバレイショ、右手は甜菜(ビート)、通路の向こうにカボチャが植わっている。
 私が知っているバレイショの品種は、上記二種の他にメークインのみだが、HP<ジャガイモ品種詳説>には、なんと192もの品種が解説されていて驚かされた。

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