タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ 八月の衆院選、一夜明ければ天国と地獄 ≫

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 いくら選挙は水物、蓋を開けなければ分からないとはいえ、民主党追い風の結果は既に見えていた。八月の衆院選については、ほとんどの報道関係機関による世論調査の予測どおり、自公民政権の惨敗となった。
 読売新聞社が十八日から二十日まで三日間に行った世論調査をもとに探った序盤の情勢は、「民主党は小選挙区選、比例選ともに自民党を圧倒しており、単独で過半数を確保し、300議席を超す勢い」(8月21日付『讀賣新聞』第1面)と出たが、民主党は終盤まで手綱を緩めなかった。選挙戦最終日の両党首(画像は二枚とも、<MSN産経ニュース 09.8.29.22時>から転載)の表情に勢いの差を読み取ることができる。
P1050979P1050978 私は元来、投票者に予断を与え選挙結果に影響する可能性があるため、選挙期間中に報道関係が大々的に調査を行い投票予測(画像中段<左>のグラフは、前掲『讀賣新聞』から転写)を何度も発表することには反対であり、十日先の結果(画像中段<右>のグラフは、8月31日付『北海道新聞』第1面から転写)をこれほど見事に予測できる調査機能を空恐ろしく思う。
 このような調査分析能力からすれば、政権移行後に民主党中心の連立政権を待ち受けている「バラ色の公約とイバラの財源」(7月8日付『讀賣新聞』第3面〈総合〉)が現実味を帯びてくる。実体経済の浮揚と財政再建もある。鳩山政権は前途多難か。

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