<5月24日付『讀賣新聞』第32面>
<見出し>
■改正法が成立
■鳥獣 保護重視を転換
■農業被害に歯止め
■夜間銃猟 捕獲ビジネスも
■道内 エゾシカ対策に期待
平成22年度における北海道内のエゾシカ生息数は59万頭、農林業被害は59億円を越える(道の平成22年度調査。HPを参照、以下数字はこれによる)。
農業被害は、牧草が過半近くを占め、284.6千万円。ビート・イネ・コムギ・バレイショ・デントコーン・その他を合わせ、307.5千万円。
林業被害は、積雪で餌が不足する冬期間の樹皮剥ぎによる樹木の枯死。釧路管内の山林では、アオダモの食害が目立つ。被害額は、民有人工林で2.3千万円(天然林は被害実態が把握できないため含まれない。実際は、かなりの高額になると思われる)。画像上段の株立ちアオダモの食害は別保・上尾幌林道で、画像下段の若い雌ジカは田舎家集落近くで撮影。
北海道では、エゾシカ被害の増大という現実を踏まえ、これまでの保護重視から保護&適正管理への方針転換を歓迎しているが、法律の具体的な運用面で、国による捕獲支援への期待が大きい。
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