タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

澄んだ晩秋の青空に映えるイチイ(オンコ)の葉と球果

 仮種皮が肥大赤熟したイチイ(オンコ)の球果は、一週前の 10 月6日に、ラズベリー摘みに訪れた故郷の旧宅地で撮影。

 汁液の多い多肉質仮種皮は食べられるが、種子は有毒アルカロイドのタキシンを含む。この有毒成分は、葉や樹皮にも及ぶ。

 旧宅地では南側と北側で各1本、隣地に植わっている未剪定自然樹形のイチイが境界を越えて枝を伸ばし、毎年撓わに実をつける。

 イチイは雌雄異株で、たまたま植栽された雌株が、住む人が居なくなり手入れがなされなくなってもサービス精神旺盛で、希にしか訪れることのない者の目を楽しませてくれるのである。

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