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タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪福司酒造の新酒の肴にキュウリウオ≫

P1150563 釧路管内には、酒造会社は「福司酒造」一社しかない。この蔵元では、年末年始に季節限定の生酒を発売するので、毎年、楽しみにしている。容器は、一升瓶ではなく四合瓶(720m?)である。
 ラベルに「純生」とあるのは、「搾る前のもろみを粗く濾過してそのまま壜詰したもの」(裏ラベルの説明)で、加熱処理をしていないため、醗酵素が生きており、栓をはずすと、できるだけ早く飲まなければ味が変わる。昨年十二月下旬に発売され、味は既に試し済みで、今季の出来具合は、醗酵が進んで酸味が強過ぎる。
 ラベルに「しぼりたて」とあるのは、「酵母が生きているしぼりたて生酒」(裏ラベルの説明)で、一月十四日に発売された。「出来たての荒々しさとフレッシュに醪の香りと味」(1月14日付『釧路新聞』第2面)が楽しめるはずが、「今年は仕上がりを少し変え、淡麗辛口」(蔵元)にしたとかで、従来のうま味が失せてしまった。そもそも「出来たての荒々しさ」が売りだったのに、個性がなくなり残念な気がする。
P1150568_3 十四日、新聞記事を読み、女房に買ってきてもらい、テレビの大相撲放送を見ながら両方の味を飲み比べたが、やはり「純生」は酸味が強すぎるし、「しぼりたて」は醪の香りはするものの、さらりとした今風の吟醸酒と変わらない。もはや季節限定で淡麗辛口などと大袈裟に宣伝するほどの生酒ではない。
 この日の肴は、珍しくもキュウリウオ。野菜のキュウリのような独特の香りがする下魚で、店頭に出ることはあまりないが、チカと同様に、煮ても焼いても私の好物である。三十分ほど塩水に入れ、一日干したものを軽く火で炙って食べるのが最高だが、この日は時間がなく煮物にしてもらった。下魚と侮るなかれ、美味である。

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