2008年、時は8月末。部長と副部長さんは広島にいるそうです。そしてあの人はボンジュール、フランスにいるそうです。そして僕はというと・・・ハイ、ご承知の通り、ここ仙台にいます。この間帰省した際、母親に今の部屋の状況を申しましたら、こっぴどく叱られました。「今度、写メ送ろうか?」と言ったら、更に怒られました。そんな僕はさておき、とにかくせっかくの夏休みですから、どこか行くのもよし、何か一つくらいは思い出をつくりたいものです。
そして話は(ガッツ石松曰く)360度変わりますが、この文章を読んでいるそこのあなた。あなたには郷愁心というのがありますでしょうか。地元を思いやる心。それは母、父といった家族を愛す心、そしてその土地の知人・友人を愛す心へと通じるものだと思います。もしかしたら「母さんが~夜なべ~をして~♪」という歌を聴いただけで泣きそうになるかもしれませんね。ちょっとニュアンスが違いますが。
かくいう僕もそういったものがある・・・ワケがございません。もっかい言うぞ、ないです。「ナッシンッ!!」とギターを片手に今宵も声を大にして叫びたい。さあ皆さんもご一緒に!!!「ナッシンッ!!!」
ということでございまして、僕はあまり郷愁心というのがあまりなく、たとえ地元がダム開発の波によってなくなってしまい、「ダム建設、はんたーい!!!」とか地元住民が言ってても僕ぁいいわけです。喜んで行政側について、「でも国が決めたことなんですよ~」などと真顔で言うでしょう。
でもね、このまま文章をおえてしまったら「ライアンってそういう人だったんだ」とか「ライアン最低」とか「ライアンよ 地元を嫌って 何処へゆく!!!」とか妙に5・7・5調に怒られてもあれなんで、一生懸命、地元を潰してでも必死に地元のいい所を説明したいと思います。・・・あれ?
まあ、何処の町でもたぶんあると思うんですが、市報とかそういうものってあるじゃないですか。なんか、毎月町全体で発行されて、いろんな行事予定だとか、ニュースが載ってる奴。それには必ずといっていいほどに市長のありがたすぎるお言葉があるわけですよ。ね、あるわけですYO。そしてその横にはいつものように市長様のありがたいお顔が載っているんです。
それを幼い、まだ社会の汚さを知らず、まさかのちに「嘘つき!!!」と人から後ろ指をさされるような人生を送ることなどつゆ知らずだった僕は、「市長ってすげー」とか鼻水たらしながら思ってたわけです。その年頃ってのは雑誌とかテレビとか、とにかく何でもメディアに載っていればスゴイっていう感じでしたから、とにかく僕にとっては市長はメディアを通したすごい人だったわけです。それで、実際に会いたい!!!とかそんな気持ちは、毛頭なかったのですが、でもやっぱり本人に会えたりしたら「すげーー」とか思うんだろうな~とか考えてたんですよ。
んで唐突過ぎてメンゴなんですが、僕、高校まで剣道やってたんです、剣道。「ライアン意外!!」「ライアン素敵」「ライアン嘘つき」とかいろいろ言われるでしょうが、「俺が・・・・くっ・・・剣道を・・・」やりました。
それでまぁ試合があるじゃないですか。そしたらそこに何と、市長が挨拶にきたんです。
「本物だ・・」とちょっと驚きつつも、「相変わらず市報と同じでつまらねぇ事言いやがって」と怒りに打ち震えながら話を聞いてました。
そしてもっとすごいのが、なんとその後、その会場の通路で市長と会ったのです。
「こ、こんにちは」
「こんにちは」
と、何気ない挨拶程度でしたが、しました。
でも「おれ、市長と話したよ~」と、みんなに言えば翌日からあだ名が「市長」になったり、机に花瓶が乗せられてたりしかねないので、このことは二人だけのひ・み・つにしておきました。
それが確か小学校高学年のときだったと思います。んで、事件は僕が中学生のとき起こりました。
「市長逮捕」
「えぇぇぇ!!!!!」
学校から帰ってきて、いつものようにスーパーニュースを見てたら、安藤優子アナが地元の名前を連呼してました。まるで悪人が住む極悪デトロイト・メタル・シティ(絶賛上映中!!!)かのように連呼してました、意味が分からんけど。
「市、市長が・・・!?」
なんですか、市長逮捕って。新手の演出か?とか突っ込みそうになりました。
なんでも業者の受注関係で何か裏があったらしいです。よく覚えてませんが。でも自分の市が全国的に放送されるってけっこう気持ちいいもんですよね。仙台人にとっては地方は勿論、全国でもけっこう仙台駅とか映されているからわからないでしょうが・・・。僕の町は今になって力道山がブームになっているほどですから、とにかくうれしかった。何でテレビに映っているかを忘れてでもうれしかった。
「さすがだぜ市長。。。ぐすっ・・・俺たち市民を幸せにしてくれた・・・。ありがとよ!!!」
と、鼻を指でぬぐいながら思ってました。
金と愛と欲にまみれた町、○○(僕の地元)。そこには金に埋もれた市長と、笑いに飢えた芸人(分からない人は四月六日の日記「驚き」を参照)と、そして嘘つく男がいます。このパーティーなら悪の大王も倒せそうです。目指すはゾーマです。
「マネー・キャプチャー!!!(金で物言わす)」
「ビヨンセ・ブー!!!(体当たり)」
「ごめ~ん行けなくて~。昨日、事故ちゃってさ~。(嘘つく)」
「ぐはぁぁぁ!!!!!ま、参った~~~!!!!!!」
・・・なんか、よく考えたら市長は市民をだまし、ニセ・ビヨンセ(渡辺直美)はモノホンじゃないですし、僕はもう生粋の嘘つきということになりまして、みんな嘘つきということになります。
ということは僕のこの性格は・・・地元のせい?
そう考えると、よけい郷愁心がなくなりました。
今日の映画ランキング
1位 「バットマン ビギンズ」すいません、なめてました。面白かったです。
2位 「陽気なギャングが世界を回す」エンドロールが良かった。
3位 「狗神」苦痛。絶対観ちゃダメ。地獄。
そして話は(ガッツ石松曰く)360度変わりますが、この文章を読んでいるそこのあなた。あなたには郷愁心というのがありますでしょうか。地元を思いやる心。それは母、父といった家族を愛す心、そしてその土地の知人・友人を愛す心へと通じるものだと思います。もしかしたら「母さんが~夜なべ~をして~♪」という歌を聴いただけで泣きそうになるかもしれませんね。ちょっとニュアンスが違いますが。
かくいう僕もそういったものがある・・・ワケがございません。もっかい言うぞ、ないです。「ナッシンッ!!」とギターを片手に今宵も声を大にして叫びたい。さあ皆さんもご一緒に!!!「ナッシンッ!!!」
ということでございまして、僕はあまり郷愁心というのがあまりなく、たとえ地元がダム開発の波によってなくなってしまい、「ダム建設、はんたーい!!!」とか地元住民が言ってても僕ぁいいわけです。喜んで行政側について、「でも国が決めたことなんですよ~」などと真顔で言うでしょう。
でもね、このまま文章をおえてしまったら「ライアンってそういう人だったんだ」とか「ライアン最低」とか「ライアンよ 地元を嫌って 何処へゆく!!!」とか妙に5・7・5調に怒られてもあれなんで、一生懸命、地元を潰してでも必死に地元のいい所を説明したいと思います。・・・あれ?
まあ、何処の町でもたぶんあると思うんですが、市報とかそういうものってあるじゃないですか。なんか、毎月町全体で発行されて、いろんな行事予定だとか、ニュースが載ってる奴。それには必ずといっていいほどに市長のありがたすぎるお言葉があるわけですよ。ね、あるわけですYO。そしてその横にはいつものように市長様のありがたいお顔が載っているんです。
それを幼い、まだ社会の汚さを知らず、まさかのちに「嘘つき!!!」と人から後ろ指をさされるような人生を送ることなどつゆ知らずだった僕は、「市長ってすげー」とか鼻水たらしながら思ってたわけです。その年頃ってのは雑誌とかテレビとか、とにかく何でもメディアに載っていればスゴイっていう感じでしたから、とにかく僕にとっては市長はメディアを通したすごい人だったわけです。それで、実際に会いたい!!!とかそんな気持ちは、毛頭なかったのですが、でもやっぱり本人に会えたりしたら「すげーー」とか思うんだろうな~とか考えてたんですよ。
んで唐突過ぎてメンゴなんですが、僕、高校まで剣道やってたんです、剣道。「ライアン意外!!」「ライアン素敵」「ライアン嘘つき」とかいろいろ言われるでしょうが、「俺が・・・・くっ・・・剣道を・・・」やりました。
それでまぁ試合があるじゃないですか。そしたらそこに何と、市長が挨拶にきたんです。
「本物だ・・」とちょっと驚きつつも、「相変わらず市報と同じでつまらねぇ事言いやがって」と怒りに打ち震えながら話を聞いてました。
そしてもっとすごいのが、なんとその後、その会場の通路で市長と会ったのです。
「こ、こんにちは」
「こんにちは」
と、何気ない挨拶程度でしたが、しました。
でも「おれ、市長と話したよ~」と、みんなに言えば翌日からあだ名が「市長」になったり、机に花瓶が乗せられてたりしかねないので、このことは二人だけのひ・み・つにしておきました。
それが確か小学校高学年のときだったと思います。んで、事件は僕が中学生のとき起こりました。
「市長逮捕」
「えぇぇぇ!!!!!」
学校から帰ってきて、いつものようにスーパーニュースを見てたら、安藤優子アナが地元の名前を連呼してました。まるで悪人が住む極悪デトロイト・メタル・シティ(絶賛上映中!!!)かのように連呼してました、意味が分からんけど。
「市、市長が・・・!?」
なんですか、市長逮捕って。新手の演出か?とか突っ込みそうになりました。
なんでも業者の受注関係で何か裏があったらしいです。よく覚えてませんが。でも自分の市が全国的に放送されるってけっこう気持ちいいもんですよね。仙台人にとっては地方は勿論、全国でもけっこう仙台駅とか映されているからわからないでしょうが・・・。僕の町は今になって力道山がブームになっているほどですから、とにかくうれしかった。何でテレビに映っているかを忘れてでもうれしかった。
「さすがだぜ市長。。。ぐすっ・・・俺たち市民を幸せにしてくれた・・・。ありがとよ!!!」
と、鼻を指でぬぐいながら思ってました。
金と愛と欲にまみれた町、○○(僕の地元)。そこには金に埋もれた市長と、笑いに飢えた芸人(分からない人は四月六日の日記「驚き」を参照)と、そして嘘つく男がいます。このパーティーなら悪の大王も倒せそうです。目指すはゾーマです。
「マネー・キャプチャー!!!(金で物言わす)」
「ビヨンセ・ブー!!!(体当たり)」
「ごめ~ん行けなくて~。昨日、事故ちゃってさ~。(嘘つく)」
「ぐはぁぁぁ!!!!!ま、参った~~~!!!!!!」
・・・なんか、よく考えたら市長は市民をだまし、ニセ・ビヨンセ(渡辺直美)はモノホンじゃないですし、僕はもう生粋の嘘つきということになりまして、みんな嘘つきということになります。
ということは僕のこの性格は・・・地元のせい?
そう考えると、よけい郷愁心がなくなりました。
今日の映画ランキング
1位 「バットマン ビギンズ」すいません、なめてました。面白かったです。
2位 「陽気なギャングが世界を回す」エンドロールが良かった。
3位 「狗神」苦痛。絶対観ちゃダメ。地獄。