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THINKING ECO

考えよう!環境問題
環境にやさしい、快適な生活を応援します。

ふゆみずたんぼ米

2008-02-17 | 身の回りのこと
「ふゆみずたんぼ米」って、可愛い名まえですね。
宮城県北部の蕪栗沼(かぶくりぬま)周辺の水田で作られるお米の名まえです。「冬期湛水水田」と言って、秋の収穫後、田んぼに水を張り、冬の間も水を張った状態にしておく耕作方法で作られることから、このような名前が付けられたそうです。

もともと、蕪栗沼(かぶくりぬま)は、国の天然記念物マガンを中心とする渡り鳥の宝庫でした。そこに、冬の間、落穂を残し、田んぼを耕さないまま水を張った「ふゆみずたんぼ」が加わり、渡り鳥のねぐら、餌場、休憩所が広がり、マガンの飛来数では日本最大の越冬地になりました。

また、「ふゆみずたんぼ」には、「土づくり」「抑草効果」というふたつの大きな効果があるそうです。水が張られた田んぼの中に棲む菌類やイトミミズによって、「トロトロ層」と呼ばれる栄養豊かな土壌が作られ、その「トロトロ層」下にある雑草の種は発芽できないで死滅してしまうそうです。

田植えをした後もイトミミズは増え続けるそうで、結果として肥料なしで稲は育ち、雑草が生えないので、農薬も不要になります。また、農薬を使わない田んぼには『くもの巣』が一面に広がります。この『くもの巣』は、田んぼにやってくる虫を駆除してくれるのです。

こうして栽培された「ふゆみずたんぼ米」は、無農薬で環境にやさしい安全なお米として市場でも高い値段で販売されます。

「蕪栗沼(かぶくりぬま)・周辺水田」は、2005年ラムサール条約による登録されました。生き物を呼び寄せ、その力を活かし、持続可能な農業を目指しており、環境・農業の両面から全国的に注目を浴びています。

’08 エコ活動ランキング

2008-01-23 | 身の回りのこと
ポータルサイトgoo が行なった環境ランキング「2008年に取り組んでみたいエコ活動ランキング」です。
1位 エコバッグを使う
2位 省エネ家電を使う
3位 マイ箸を使う
4位 マイカーを使わず自転車・公共機関を使う
5位 マイ水筒を使う

1位はエコバッグでした。
エコバッグ(マイバッグ・マイバスケット)持参運動を薦めているイオン(株)では、2007年12月のエコバッグ持参率は約23%でした。これにより、イオン(株)で削減したレジ袋は、石油に換算すると、石油200リットルドラム缶3714本分になるそうです。レジ袋などの容器包装が家庭ゴミに占める割合は、体積で約6割といわれています。是非とも、エコバッグ持参の習慣を定着させたいですね。

3位と5位にマイ箸・マイ水筒が上がっていました。
割り箸やペットボトルなど使い捨てられてしまう資源を大切にしたいという気持ちのあらわれでしょうね。日本における1年間の割り箸の消費量は約250億膳、私たち1人当たり1年で約200膳の割り箸を使っていることになるそうです。

リデュース(=廃棄物を出さない)、リユース(=再使用する)、リサイクル(=再資源化する)と言われて久しいです。エコバッグ、マイ箸、マイ水筒を使うことでリデュースを実践してみてはいかでしょうか。“もったいない”ですものね。

お薦めの本

2008-01-15 | 身の回りのこと

図書館へ行くと、さらっと読んで楽しむ本、しっかり読んで考える本・・・いつもいろいろな本を借りてきます。

「こんな本があったらいいのになぁ~」と思って 、背表紙を眺めながら探すこともあります。

「ここに居るよ!」と言わんばかりに、本が引き寄せてくれるときもあります。

 今回は、探しつつ、引き寄せられた本がありました。

さらっと読めて、しっかり考えさせられる、環境について書かれた本でした。

ぜひ、皆さんにも読んでいただきたくて、ご紹介することにしました。

  「親子で読む地球環境の本 持続可能な開発 小さな一歩」 カトリーヌ・ステルン著、伊藤緋紗子訳、講談社

  「気候変動+2℃」 責任編集 山本良一  Think the Earth Project 編、ダイヤモンド社


年賀状

2007-12-19 | 身の回りのこと
師走に入り、気ぜわしくなってきましたね。そんな今の季節からブログデビューです。何とか続けて行ければ・・・・・と思っています

さて、師走は年賀状の季節でもありますが・・・、
皆さんは、年賀状を書きますか?それともメールで「あけおめ」ですか?
私は年賀状派です。そこで、皆さんにお勧めしたいのが、「カーボンオフセット年賀」。この年賀状、一枚につき5円が、地球温暖化の原因になっている「温室効果ガス]削減のために使われるのです。このように、使う目的を限定した「寄附金付お年玉付年賀葉書」の販売は郵便局では始めての試みということです。
これから、年賀状を準備される方、是非「カーボンオフセット」を!!




こども葉っぱ判定士

2007-12-15 | 身の回りのこと
1997年12月に京都で開催された「気候変動枠組条約第3回締約国会議」(COP3、京都会議)では、先進国及び市場経済移行国の温室効果ガス排出の削減目的を定めた京都議定書が採択されました。

「葉っぱ判定士」は、1998年から環境省が小中学生を対象に行なった認定事業です。

身近な樹木の二酸化炭素の吸収量調査を通じて、大気保全や地球温暖化問題に関心をもち、樹木の大切さを知ることをねらいとしていました。
2002年度、期限までに調査結果を報告した参加者は5786名だったそうです。