冷え切ったからだを温めたいとき、電気カーペットの上に横になるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
音や風もなく、昔に比べると、断熱性も遮音性も良くなり、子ども部屋をはじめどんな部屋でも快適に使えますね。
しかし、遮るものもなく放熱しますので、他の暖房器具に比べると電気代は嵩むようです。
電気カーペットの下にさらに断熱マットを敷いたり、スイッチのこまめなON・OFFで、人のいない部分は温めないようにする工夫も必要ですね。
(財)省エネルギーセンター資料によりますと、

年間で電気185.97kWhの省エネ、約4090円の節約。
原油に換算すると46.86L、CO2削減量は76.2kg。

年間で電気48.95kWhの省エネ、約1080円の節約。
原油に換算すると12.34L、CO2削減量は20.1kg。
になるそうです。
「冬はこたつでしょ!」とおっしゃる方も多いと思います。遠赤外線という言葉を聞くと、身体の芯までじんわりと温かくなるような気がしますね。
電気こたつをお使いの方、是非、こたつ布団には、上掛けと敷布団も併用してくださいね。それだけでもずいぶん省エネになります。
また、こたつに入っていると、腰から下は温かくなりますが、上半身は寒くなりがちですね。カーディガンなどを1枚多めに重ね着してみてください。体感温度が2℃ほどアップしますよ!!
地球温暖化でしょうか、紅葉の時期の徐々に遅くなってきているようですね。
とはいえ12月、暖房器具をお使いのお家も多いのではないでしょうか?
外気温が6℃のとき、設定温度を21℃から20℃に1℃下げて、9時間使用した場合

年間で53.08kWhの省エネ、約1170円の節約になります。
原油に換算すると13.38L、CO2削減量は21.8kgになります。

年間で8.15m3の省エネ、約1220円の節約になります。
原油に換算すると9.70L、CO2削減量は19.0kgになります。

年間で10.22Lの省エネ、約820円の節約になります。
原油に換算すると9.68L、CO2削減量は25.4kgになります。
以上参考:(財)省エネルギーセンター資料
CO2-1kgの体積は、1Lペットボトルにすると約509本分になります。私たちはたくさんのCO2を空中に放っているのですね。
扇風機で温まった室内の空気を循環させるのも効果的ですよ。扇風機は夏も冬も大活躍の省エネグッズです。
また、皆さんは、窓際のカーテン近くにいる時に、カーテンの裾から床へ降りてくる冷たい空気にゾクッと寒く感じたことはありませんか?
我が家では、少し手間はかかりましたが、床で少したるむくらいの長さに、厚手のカーテンの裾を縫い直しました。おかげで、窓際にいても寒く感じなくなりました。
厚手のカーテンや床まで届く長いカーテンも暖房時の省エネには効果的ですよ。
是非お試しください。
換気もお忘れなく!
お店の棚に並ぶお酒の数々、名前やラベルのデザインが凝っていて、どれも飲んでくださいと言っているような気がするのは私だけでしょうか。
そんな私ですが、飲むのもOK!お料理にもOK!ということで、紙パックのお酒を重宝しています。しかしながら、使いきって、いざ捨てるとなると、「この紙パック、捨てるのもったいない!」という思いが、いつも頭を過ぎります。
そこで、知ったのが「エコ酒屋」さんです。
「エコ酒屋宣言」をし、店頭に回収BOXを置いて酒パックや、アルミ付紙パックのリサイクル活動に取り組んでいる酒屋さんのことです。
酒パックは紙パックの約27%を占めているそうですが、内側をアルミでコーティングされた複雑な構造になっているためリサイクルが難しいとされてきました。最近では技術も向上し、牛乳パックと同様に上質の古紙原料としてリサイクル可能になっています。
この「エコ酒屋」さんは、平成19年には、1道2府27県310店舗まで広がってきています。
ご近所に「エコ酒屋」さんがあるといいですね。
酒パックリサイクル促進協議会 http://www.r-kyokai.org/P.confer/P.c-top.html
トレーサビリティは、食品がいつ・どこで・どのように作られ、どのような経路で流通されたかなどの生産履歴を明らかにする制度です。
以前このブログの「近代マグロ」でも少し触れたことがありましたが、trace(トレース:追跡)とability(アビリティ:できること)の2つの言葉を組み合わせたものです。
社会的に普及が期待されているトレーサビリティシステムですが、現在、日本において法律で義務付けされているのは国産牛肉のみです。(国産牛肉というのは、国内で生まれたすべての牛と生体で輸入された牛、及び内臓肉並びに挽肉を除いた国産牛肉のことで、輸入牛肉は対象外となっています。)
牛肉の場合には、BSEの発生に対応して、2003年、牛肉トレーサビリティ法が成立しました。すべての牛には出生時に個体識別番号が付けられ、インターネット検索でも牛の履歴が分かるようになっています。2004年には店頭で販売される牛肉すべてに、識別番号を付けることが義務化されました。
青果物、鶏卵、貝類(カキ・ホタテ)などのトレーサビリティについては、2004年に、農林水産省が、「食品のトレーサビリティシステムの構築に向けた考え方」を作成、これらを基礎として、品目別ガイドラインの作成を進めているそうです。
消費者としては、青果物などでは、流通経路のほかに、どこの誰が、どのような農薬を使って、どのように栽培したかなどの情報も欲しいですね。
最近、偽装表示事件など、食品の信頼を揺るがせる問題がたびたび起こっています。そのため、生産・流通の履歴が明確にされた、安全で信頼性の高い食品が今まで以上に求められるようになってきています。
「ap bank」という銀行をご存知でしょうか。
「ap bank」をご存知でない方でも、人気バンドMr. Children(ミスチル)の櫻井さんとか、世界的に活躍する坂本龍一さんといえば、ご存知の方も多いと思います。
「ap bank」は、2003年、音楽プロデューサーの小林武史さん、櫻井和寿さん、坂本龍一さんの3名が、自己責任において拠出した資金をもとに、環境プロジェクトに融資を行うために設立したNPO銀行なのです。
融資対象は、自然エネルギーをはじめ環境に関する、地域性を生かした、ふつうに生活する人にできる、小さいけれどもアイデア溢れるさまざまなプロジェクトが中心です。小さい組織ですと、資金が足りない・・・ということも間々あります。ありがたいですね。
「ap bank」の「ap」は、「Artists’ Power」「Alternative Power」のAPだそうです。現在は、小林さん、櫻井さんを中心に結成されたバンド「Bank Band」や、多くのアーティストの協力を得て行うイベント、CDやDVDなどの制作物の収益金を主な融資原資、活動資金としているそうです。
融資の仕組みは、貸金業法に基づいており、融資額の上限は500万円、 融資期間は最長10年、融資金利は年1%の固定ということでした。
昨日のブログ「足温ネット」のプロジェクト「ものぐさ省エネ&節電所」の原資にも融資しています。
小林武史さん、櫻井和寿さん、坂本龍一さんの『各地域の人々の小さな試みを「融資」という方法で支援することで、「自分たちの力で社会を変えていける」と思う人々が増え、その人々とともに新しい未来を作っていきたい』というあつい思いが伝わってきますね。
我が家には、ミスチルや坂本さんのCDが何枚かありますが、ますます応援したくなりました。
ap bank:http://www.apbank.jp/about/whats.html
Mr. ChildrenのHP:http://www.mrchildren.jp/
坂本龍一さんのHP:http://wmg.jp/artist/sakamoto/
東京都の最も東に位置する江戸川区。その江戸川区に、地域を基盤に、市民が主体となって活動するNPO法人「足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ」があります。略して「足温ネット」です。
「足温ネット」の活動は画期的で、「このようなNPO法人があるのだ!!」と驚くばかりです。主な活動は「フロンガスの回収」「市民立江戸川第1発電所建設」「ものぐさ省エネ&節電所」の3つですが、それ以外にもきめの細かい活動をしておられます。地に足の着いた力強い活動ばかりです。
「ものぐさ省エネ&節電所」を簡単にご紹介します。
例えば、電気量販店で、大手家電メーカーの、消費電力190kw/h、省エネ・ノンフロン冷蔵庫が10万円台で売っています。その傍では、消費電力500kw/h近い冷蔵庫が6万円台で売っています。
あなたなら、どちらの冷蔵庫を買いますか?省エネが良いことは分かっていても、電力消費量より価格を基準に選んでしまいそうですね。
そこで、足温ネットは、省エネによって達成できる節電料金5年分を無利子で融資し、返済も省エネ節電料金分から返済するというシステムをつくりだしたのです。
消費電力190kw/hの省エネ冷蔵庫に買い替えると、買い替え前より電気代は安くなりますね。その分を計算し、5年分を無利子で融資してもらいます。少し高かった省エネ・ノンフロン冷蔵庫も購入しやすくなります。そして、返済には、安くなった分の電気料金を当てますから、買い替え前の電気料金で、「省エネ&節電」ができるわけです。
新たな出費を作らずに、「省エネ&節電」が行えるのです。
素晴らしいですね。詳しくは、下記のHPをご覧ください。
http://www.sokuon-net.org/index.html
「省エネ大賞」は、省エネルギー性、省資源性に優れた製品の開発と普及を図り、CO2などの温室効果ガスの排出量削減に貢献した製品に贈られる賞です。
「明日のエコでは間にあわない」と、エコ生活を心がけていても、連日の猛暑、室内での熱中症も心配になりますね。夜間は、防犯や快眠のために、エアコンが不可欠という方も多いのではないでしょうか。
最近の家電の省エネ性能の進歩は著しく、10年くらい前と比べると消費電力もかなり削減されています。環境負荷の小さい、地球に優しい、多彩な機能を備えた製品がどんどん開発されています。
エコ替えをお考えの時には、省エネ性能や電気料金の目安が表示された「統一省エネラベル」や「省エネ大賞」マークを是非参考になさってくださいね。
省エネ大賞を受賞した製品の中からいくつかをご紹介します。
経済産業大臣賞
*蛍光灯照明器具「Wエコ 環境配慮型照明器具」松下電工株式会社
資源エネルギー庁長官賞
*家庭用ルームエアコン「東芝ルームエアコン大清快」東芝キヤリア株式会社
省エネルギーセンター会長賞
*電気冷蔵庫「栄養いきいき真空チルド」「まんなか冷凍」シリーズ 日立アプライアンス株式会社
*家庭用 冷房・暖房・除湿ルームエアコン「日立PAMエアコン ステンレスクリーン 白くまくん Sシリーズ」 日立アプライアンス株式会社
*電球形蛍光ランプ 「ネオボールZリアル 電球100ワットタイプA形」東芝ライテック株式会社*効率LEDダウンライト 「E-CORE[イー・コア]」東芝ライテック株式会社
今年から、7月7日は「クールアースデー」。
政府は、環境問題の大切さを国民全体で再確認していくため、7月7日を「クールアース・デー」と定め、施設や事業所、家庭などで一斉に電気を消す「七夕ライトダウン」を呼びかけています。
消灯の時間帯は、午後8時から10時までの2時間です。
東京タワー、東京ドーム、横浜ベイブリッジ、通天閣など、818ヶ所の施設が参加。東大寺、大阪城、熊本城など、多くの歴史上の建造物も明かりを消す予定。全国で72818ヶ所の施設が参加、セブン・アイ・ホールディングやイオンなどの小売業界も看板の消灯に協力するそうです。環境省によると、これによって削減される電力量は108万7795kwhに達し、二酸化炭素に換算すると420㌧になるそうです。
七夕と言えば、七夕飾りは趣きがあっていいですね。小さい子どもたちが願いごとを書いた短冊を笹に結びつける様子はいつ見てもほほえましいですね。
そして、天の川。ご家族で星を眺めるというのはいかがですか。「七夕ライトダウン」のおかげで、お天気がよければ、天の川が見えるかもしれませんね。
織姫と彦星の年に一回の逢瀬、実らせてあげたいですね。
織姫は琴座のベガ、彦星はわし座のアルタイルという名前で呼ばれています。
下に書いてあるURLにアクセスしてみてください。ベガ、アルタイルの位置がわかりますよ。
国立天文台 天文情報センター: http://www.nao.ac.jp/hoshizora/index01.jpg