the other half 2

31歳になりました。鬱で負け組。後悔だらけの人生だけど・・。

診察日:30歳の小池徹平

2007-03-09 01:29:27 | 鬱病日記
3月8日




今日は二週間に一度の通院日だった。
診察の予約は16:30。
それなのに今日はいつにもなく早起きで、9:00AMに眼が覚めてしまった。
そのままベットから起き上がろうかとも思ったが、起きても特にやることがないことに気づき、結局、また眠りについてしまった。

次に起きたのが15:00PM。
ちょっと気分が悪かったのだが、病院に行かなければならないので仕方なく起き上がってシャワーを浴びた。
最近、髪が伸びたせいか髪を乾かすのに時間がかかって仕方がない。

前回美容室に行ったのは数ヶ月前だ。
いつも担当してくれる美容師さん(明らかに僕より年下の女性)に、今日はどうしましょう?と聞かれ、

「小池徹平にしてください。」

と真顔で言ったら、その美容師さんはしばらく沈黙したあと、

「・・・全力をつくします。」

と言ってくれた。
29歳(当時)にもなって“小池徹平みたいにしてくれ”という僕もどうかと思うが、“全力を尽くす”と言ってくれた美容師さんにプロの根性を垣間見た。
その結果、小池徹平になれたかどうかは別として、僕のストレートの髪にはカラーとパーマ(小池徹平なのになぜ?)が施され、街中を闊歩する今風の若者のそれになっていた。
美容師さんのプロ根性に感服である。

こんなに精一杯、頑張ってくれた美容師さんには申し訳ないのだが、僕は普段の生活の中でワックスなどの整髪料などは一切使わない。パーマも滅多にしないので、洗髪後そのままブローして終わりである。セットしにくい髪質であることもあるが、基本的に髪の毛に何かをつけるのが嫌いなのである。

そんなわけで、美容師さんのプロ根性の証である僕の“小池徹平ヘア”(あきらかにそれは小池徹平ではなかったが。)は、二度と自分の手で再現されることはなかった。

その後、洗いざらしでも特に問題はない(というか気にならない)のでそのまま伸ばし続けていたのだが、「今っぽくアシンメトリーにしあげておきました。」という長めの前髪はどこかのホストさん達のようにフェイスラインをなぞっている。前回、全体的に明るめの茶に染められた髪は、伸びた分だけ根元が黒く目立ってきた。えりあしも“今風”に長く肩にかかっている
サイドやバックがやや重めだが、基本的に不潔な感じはしないので(むしろさわやか!=嘘。)なんとなく伸ばしていたのだ。なにより、今の髪型は僕のコンプレックスの1つである右眼をうまく隠してくれる。

しかし、シャンプーにもトリートメントにも、ブローにも何をするにしても時間がかかるのでいい加減くたびれてきたのも事実である。

そしてなにより、30歳で茶髪・ロン毛(死語ですか?)はどうだろう。キムタクじゃないんだから・・と自分で突っ込みをいれてみたりする。
でもまだ自分の気持ちは20代のままなので、しばらくこのままでいこうかな・・。
服装も髪型も清潔感があるのが一番だ。
その自己基準に照らせばまだ大丈夫。
次回は小池徹平ではなく、藤原竜也(最近見かけないけど。このあいだ写真集を買ってしまった。彼の独特の存在感はすばらしい。この話はまた別の機会に。)で言ってみようかな。


そうそう何の話だっけ・・・。
ああ、病院に行くところだったんだっけ。

帰りに学校による予定だったので、テキストと問題集などをカバンに詰め込み電車に乗って病院へ。

小部屋になっている診察室に通されること10分。
今日は診察がおしているようだ。
更に5分待って、主治医が現れた。

「お待たせしました~。どうですか(その後は)?」

僕は、前回受診したときとあまり変化がないことを告げ、
毎日の就寝時間と起床時間、ベットから起き上がってから何をしているか、たまに気持ちが不穏になるときがある、というようなことを一通り話した。
膝に乗せたノートパソコンのキーボードをカタカタ鳴らしながら、画面を凝視して、僕の話を聞いていた医師は、入力作業が終わった様子で、パソコンを座っているソファーの右に置いてこう言った。


「順調ですね。」


は?


順調?僕的には前回の2週間同様の生活で、良くも悪くも変化のない2週間だったと感じていたのだが、主治医が言うにはその生活でいいのだという。
前回の診察の際に、僕が話した内容をノートパソコンを使って確認しながら、微妙ではあるが確実に、前向きに回復へのコースを辿っているという。

そのあと主治医は、療養生活をフルマラソンに例えて話してくれたが、残念ながらその例えは正直言ってワケがわからなかった。
たぶん察するに、回復の段階には個人差があって、就職とか家族の反応とか世間体とか色々と回復を妨げる“誘惑”があるとおもうが、それらに惑わされることなく、自分のペースをしっかり守って療養を続けていけば必ずよくなる、ということを言いたかったのだと思う。

処方されている薬の変更もなく、15分ほどで診察は終了した。
次回の診察は2週間後。
少しは良くなっているといいなと思う。

その後、なんとなく心もソワソワして不安感があったので、そのまま帰ろうかとも思ったのだが、前回の試験も失敗しているので、さすがにもう勉強を再開しなければと思いなおし、学校のロビーを自習室代わりに3時間勉強して帰ってきた。
なんとなく前回の勘を取り戻してきた感じがする。

明日からは、少し早起きの練習をしてみよう。
ムリのない範囲で。