Final Judgement

ヤオ判定に怯えるボクシングファンのひとりとして
採点に特化し備忘録かわりに作成します

ヘレニウスvsチソラ(2011年12月3日フィンランド・ヘルシンキ)

2012年02月18日 | ヘビー級
○チソラ 116-112 ヘレニウス×

1R チソラ10:9(ヘレニウス9:10チソラ)
2R ヘレニウス10:9(ヘレニウス19:19チソラ)  
3R ヘレニウス10:9(ヘレニウス29:28チソラ)
4R チソラ10:9(ヘレニウス38:38チソラ)
  
5R ヘレニウス10:9(ヘレニウス48:47チソラ)  
6R チソラ10:9(ヘレニウス57:57チソラ)   
7R ヘレニウス10:9(ヘレニウス67:66チソラ)  
8R チソラ10:9(ヘレニウス76:76チソラ)

9R チソラ10:9(ヘレニウス85:86チソラ)  
10R チソラ10:9(ヘレニウス94:96チソラ)
11R チソラ10:9(ヘレニウス103:106チソラ)
12R チソラ10:9(ヘレニウス112:116チソラ)


<Official>
◎ヘレニウス SD チソラX

ジュセッペ・クアルタローン(イタリア)115-113ヘレニウス  
1R ヘレニウス10:9(ヘレニウス10:9チソラ)
2R ヘレニウス10:9(ヘレニウス20:18チソラ)  
3R ヘレニウス10:9(ヘレニウス30:27チソラ)
4R チソラ10:9(ヘレニウス39:37チソラ)
  
5R ヘレニウス10:9(ヘレニウス49:46チソラ)  
6R チソラ10:9(ヘレニウス58:56チソラ)   
7R ヘレニウス10:9(ヘレニウス68:65チソラ)  
8R チソラ10:9(ヘレニウス77:75チソラ)

9R ヘレニウス10:9(ヘレニウス87:84チソラ)  
10R チソラ10:9(ヘレニウス96:94チソラ)
11R チソラ10:9(ヘレニウス105:104チソラ)
12R ヘレニウス10:9(ヘレニウス115:113チソラ)


マヌエル・オリバー・パロモ(スペイン)115-113ヘレニウス
1R ヘレニウス10:9(ヘレニウス10:9チソラ)
2R ヘレニウス10:9(ヘレニウス20:18チソラ)  
3R チソラ10:9(ヘレニウス29:28チソラ)
4R チソラ10:9(ヘレニウス38:38チソラ)
  
5R ヘレニウス10:9(ヘレニウス48:47チソラ)  
6R ヘレニウス10:9(ヘレニウス58:56チソラ)   
7R ヘレニウス10:9(ヘレニウス68:65チソラ)  
8R チソラ10:9(ヘレニウス77:75チソラ)

9R チソラ10:9(ヘレニウス86:85チソラ)  
10R ヘレニウス10:9(ヘレニウス96:94チソラ)
11R ヘレニウス10:9(ヘレニウス106:103チソラ)
12R チソラ10:9(ヘレニウス115:113チソラ)

レシェク・ヤンコウィアック(ポーランド)115-113チソラ
1R ヘレニウス10:9(ヘレニウス10:9チソラ)
2R ヘレニウス10:9(ヘレニウス20:18チソラ)  
3R ヘレニウス10:9(ヘレニウス30:27チソラ)
4R チソラ10:9(ヘレニウス39:37チソラ)
  
5R ヘレニウス10:9(ヘレニウス49:46チソラ)  
6R チソラ10:9(ヘレニウス58:56チソラ)   
7R チソラ10:9(ヘレニウス67:66チソラ)  
8R チソラ10:9(ヘレニウス76:76チソラ)

9R チソラ10:9(ヘレニウス85:86チソラ)  
10R チソラ10:9(ヘレニウス94:96チソラ)
11R チソラ10:9(ヘレニウス103:106チソラ)
12R ヘレニウス10:9(ヘレニウス113:115チソラ)


1R チソラが強引に迫る。ガードのうえからでも構わず強打を叩き込む。しかし中盤王者が右を入れると寸断された。がダメージが?なのでチソラ。
2R この回も同様に流れだが初回に比べチソラの前進は緩くなり、ヘレニウスの反撃頻度は上がった。ヒットも上とみてヘレニウス
3R ガス欠か作戦かチソラの前進が止まる。となるとヘレニウスのジャブが目立つ。しかし後半はボビングしながらチソラも反撃。
4R 互角の展開。2分過ぎからチソラの胸当たりへのジャブからの右が3度ほど長身ヘレニウスの顔面に届く。

5R 今度は自らロープに下がるチソラ。しかし王者も誘いには乗らず遠くからのコンビでリード。後半の反撃も無難に対応。
6R この回は前進モード。小さいチソラが接近戦で大きくワイルドな強打を叩き込み、大きなヘレニウスがショートで応戦。迷うが中盤の右3発が後半左フックで反撃のヘレニウスを上回ったとみる。
7R またまた下がって誘うチソラ。ヘレニウスは冷静に長い距離からジャブ、入ってくると左フックからのコンビをまとめ離れる。
8R へレ二ウスは下がりながらもショートを入れるのがうまい。しかし密着するとガタイの割りに強くないようだ。前進と手数でチソラに。

9R 中盤ボディから右、さらに左とチソラが決める。後半も右強打でヘレニウスを追ったチソラのR。両者の余力は?
10R ここはラストに向けて両者とも抑えたかんじ。そのなかで印象に残ったのは2分過ぎのチソラが連発したジャブ。
11R 共に疲れたか山場は訪れず。ただよりフレッシュなのはチソラのようにみえる。彼の叩きつけるパンチの力感をかう。
12R おそらく僅差であろうこの試合。勝負どころとみたチソラの猛烈な攻勢。ヘレニウスもよく応戦するが勢いの差と体力の違いを感じる。


・この試合が各所の2011ホームタウンデシジョンランクで上位を占めたのは記憶に新しい。
・この採点は試合直後に結果を知らずに行ったものだが、自分としてはこの試合を接戦と感じた。
・終始攻め手数でも上回ったチソラが勝者であった方が座りがいいということは論を待たないとおもう。
・しかし1,6,8,11,12などはヘレニウスにいってもさほど不思議ではないようにおもった。逆にチソラにしてもいいかなあってRもあったし。要するにかなり割れそうな。
・感覚的にはパブリックvsテイラー2。もしあの試合がテイラーにいってもさほど違和感はなかった。
・名トレーナーローチは118-110でチソラだったとか。でも英国のコメンテーターを務めた元3階級王者マッケンジーはヘレニウスの勝ちとしてたらしい。
・地元判定度としてはディアスvsマリナッジ1レベルじゃないか。言うほどか?ってのが正直な感想。
・初回に右を痛めたと主張するヘレニウス。本当かどうかは?だけど初回に右でチソラを後退させたシーンは彼のソフトな見かけ以上のパワーを感じさせた。同時にチソラの耐久力への疑問も。
・ヘレニウスは直前のリャコビッチ戦でも序盤は先行されてたしまだまだキャリア不足は否めない。かなり急ぎ足、二段とびで駆け上がってた印象があるのでこれを良い糧にしてほしい。
・チソラはタイソン戦で下げた株を一気に高騰させた。この試合を見たビタリに指名され世界戦の機会を得た。
・しかしそんな恩人とも言えるビタリを計量で平手打ち。王者のモチベーション上げただけのような。。。
・でも普通のことしてたんじゃ普通に負けるだろうしコレくらいはじけた方がいいのかも。
・明日の試合も左ボディフックか胸へのジャブから右を叩きつけるんだろうけど、あそこまでシンプルな戦術でビタリに通じるとも思えない。
・でも40超えたビタリだけにいつ急激な衰えくるか分からん。順当ならピーター戦の再現だろうけど今のボクシング界はこのようなバッドボーイを必要としてるのかも。




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