Final Judgement

ヤオ判定に怯えるボクシングファンのひとりとして
採点に特化し備忘録かわりに作成します

チャガエフvsドラモンド(2009年2月7日ドイツ)

2009年02月21日 | ヘビー級
◎チャガエフ58-56ドラモンドX  

1R チャガエフ10:9(チャガエフ10:9ドラモンド)
2R チャガエフ10:9(チャガエフ20:18ドラモンド)  
3R ドラモンド10:9(チャガエフ29:28ドラモンド)
4R チャガエフ10:9(チャガエフ39:37ドラモンド)   
5R チャガエフ10:9(チャガエフ49:46ドラモンド)  
6R ドラモンド10:9(チャガエフ58:56ドラモンド)   


<Official>
◎チャガエフ UD ドラモンドX

ヘクター・アフ(パナマ) 58-56
ジャン・ルイ・レグラン(フランス)60-54
ポール・トーマス(イングランド) 58-56


<memo>
1R チャガエフがジャブを突いて前進。挑戦者のジャブが遅いと左をかぶせる。積極性でリード。
2R プレスをかける王者がワンツーや逆ワンツー、ボディストレートでリード。ドラモンドは圧されて腰の入ったパンチが少ない。
3R 挑戦者が前に。ワンツーの右をクリーンヒットして王者を守勢に回らせる。後半反撃あるも挑戦者に。終盤バッティングで王者が左目上カット。
4R 出血が酷く右半面を朱に染めての戦い。王者の前進にたいし挑戦者は1,2Rのように追われてはおらずアウトボックスで対抗。クリーンヒットで王者。
5R 速いワンツーやサイドからの右フックで王者。しかししばしば当たる頭が気になるのか踏み込みは浅い。
6R 挑戦者がショートで打ち勝ってジャブでロープ追う。王者を挑発する余裕もでてきた。終盤チャガエフの反撃もあったが挑戦者に。


・いい試合になりかけてところでのストップは残念。
・ドラモンドは予想以上にまともな選手で序盤こそ硬かったがそこ乗り越えた後はそれなりに競ってた。
・負傷明けとしてはチャガエフも悪くなかった。スピードもあったし。
・3Rに速い右を入れらたあと驚いたような形相でロープに詰まってたのが印象的。たぶんもっと弱い相手だと踏んでたんだろう。
・ただその3Rを含め打たれたら打ち返す試合巧者ぶりをみせた。明白に失ったのはラストとなった6Rくらいだろう。ポイント稼ぎはうまい。
・ドラモンド、殆どの試合が地元コスタリカのローカルファイト。そのなかで目ぼしい相手はケルビン・デービスくらい。
・それでそれなりに世界戦を戦えるのだからいい素質を持っているのだろう。33歳といい時期でもある。
・今後欧州のホープたちのトライアルホースとして呼ばれることもありそう。そこで結果を残せば再度世界戦線にでてくるかも。
・チャガエフの傷のせいでワルーエフとの統一戦が伸びないように祈るばかり。暫定乱発も酷いが正規王者両立などありえない。

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