ソリスｖｓドネア（2008年7月12日メキシコ）

◎　ソリス115－113　ドネアＸ　　

1R　ソリス10:9（ソリス10:9ドネア）
2R　ドネア10:9（ソリス19:19ドネア） 　
3R　ドネア10:9（ソリス28:29ドネア）
4R　ソリス10:9（ソリス38:38ドネア） 　　
5R　ソリス10:9（ソリス48:47ドネア） 　
6R　ソリス10:9（ソリス58:56ドネア） 　　
7R　ドネア10:9（ソリス67:66ドネア） 　
8R　ドネア10:9（ソリス76:76ドネア）
9R　ソリス10:9（ソリス86:85ドネア） 　
10R ソリス10:9（ソリス96:94ドネア）
11R ドネア10:9（ソリス105:104ドネア）
12R ソリス10:9（ソリス115:113ドネア）　　　



＜Official＞

◎ソリス UD ドネアＸ

ジョー・ガルシア（アメリカ） 120-108
ルーベン・ガルシア（アメリカ） 120-108
アルフレド・ポランコ（メキシコ） 120-107



＜memo＞
1R　逞しい上半身をもつソリスがゆっくりプレス。ドネアは左ついてサークル。ともに様子見もやや王者か。。
2R　中盤いい右クロスから挑戦者がロープにつめて連打。アングルを変えて打つ右がよく当たる。最後右相打ちもあったが挑戦者に。
3R　このRも自信を持って前にくる挑戦者の右を王者が外せず。飛び込みざまの左フックもいい。ややダメージも感じられる王者。
4R　まえのRもしきりにアピールしていたバッティングで王者左目尻から出血。ポイントは微妙だが王者のカウンターを評価。
5R　スピーディーなドネアの攻撃の終わりに返す王者の右アッパーや左が数度捕らえた。微妙だがそちらの方が有効に見える。
6R　ドネアの単発のパンチに対し、打ち終わりにコンビを手堅くまとめる王者。
7R　ドネアのペースダウンを待っているのかも知れないけどこの回の王者のサークリングは逃げと取られかねない。ドネアに。
8R　バッティングで両者から減点？微妙だが先に攻撃するドネアにふる。だが敵地でもあるしもっとコンビがほしい。
9R　２分過ぎ攻めるドネアに王者の左フックがカウンターでヒット、ダメージを与える。更に追撃。反撃もあったが王者に。
10R　タイミングをつかんだかまたしても中盤左フックカウンター。ドネアのスピードもやや落ちてる。終了間際も王者の左フックから右アッパー。
11R　前半をワンツーや右カウンターでややソリスが制し、後半はドネアの右を中心とした攻勢。全体を通して王者は消極的だった。ドネアのR。
12R　右クロスなどで攻め込むドネアだが効果的なヒットは少なく逆にカウンターを浴びた。ソリスに与える。




・採点が開きすぎてるように思った。見方によってはドネアの勝ちもあるか？とおもったくらいだったんで。
・ジャッジ構成もアメリカ、それもヒスパニックぽいのが２人にメキシコ人というのはいかがなものか。
・ソリスのサークルを好意的にとり、最大限カウンターを評価しても117-111までだとおもう。
・ドネアはやっぱり弟とスタイルが似てた。順番からしてノリトがグレンに似たのか。
・ピョンピョン跳ねるようなフットワークやハイソックス、単発傾向、意外とルーズなディフェンス。
・だがスピード、防御勘、コンビネーションではやはりノリトがちょっとずつ上回ってる。
・そして最も大きな差はワンパンチの威力。そしてその差からくる相手へのプレッシャーか。
・ソリスは無骨な外見からうける印象とは違い、意外と上手さももってる。パンチもありそう。
・だがこの試合ではドネアのスピード豊かな攻撃に敬意を払いすぎ。もっと出てほしかった。
・地元開催だからこそ出来た戦い方だったとおもう。
・WBC王者ソーサとは２度やって２度ともソリスの判定勝ちだったらしいけど、マヨール戦やこの試合を見ると今ならソーサとみる。