Final Judgement

ヤオ判定に怯えるボクシングファンのひとりとして
採点に特化し備忘録かわりに作成します

ペレスvsアグベコ第2戦(2010年12月11日ワシントン州タコマ)

2010年12月12日 | バンタム級
◎アグベコ 116-112 ペレスX  

1R ペレス10:9(ペレス9:10アグベコ)
2R アグベコ10:9(ペレス19:19アグベコ)  
3R ペレス10:9(ペレス29:28アグベコ)
4R アグベコ10:9(ペレス38:38アグベコ)   
5R ペレス10:9(ペレス48:47アグベコ)  
6R ペレス10:9(ペレス58:56アグベコ)   
7R アグベコ10:8(ペレス67:66アグベコ)  
8R アグベコ10:9(ペレス76:76アグベコ)
9R アグベコ10:9(ペレス85:86アグベコ)  
10R アグベコ10:9(ペレス94:96アグベコ)
11R アグベコ10:9(ペレス103:106アグベコ)
12R アグベコ10:9(ペレス112:116アグベコ)   


<Official>
◎アグベコ UD ペレスX

グレン・フェルドマン(コネチカット) 115-113
グレン・ハマダ(ワシントン) 116-112
アラン・クレブス(ワシントン) 117-111


<MEMO>
1R 前に比べ落ち着いた立ち上がり。ペレスが出てアグベゴが迎え撃つ。左フックの相打ちにコンパクトさで勝り、左ボディ、2分過ぎの右ショートもあったペレスに。
2R アグベコが反撃。ペレスの高いガードの隙間にいきなりの右、ワンツーを差込みとりかえす。
3R 今日のアグベコは前回の反省からかよくジャブを出してる。まずは打ち合わずボックスか。ポイントはペレスの積極性と迷うが終盤いいボディもあった王者に。
4R この回はペレスのガードを回ってくるアグベコの右が印象的。ポイント的には一進一退もペース自体はアグベコ。
~メディアのジャッジ 40-36、39-37でアグベコ、38-38~
5R 挑戦者ペースも中盤に王者の右がカウンターで立て続けに2発決まる。タフなアグベコだがさすがに応えたか動きが鈍る。
6R ペレスの前進の合間にうまくパンチを入れてたアグベコだが1分半過ぎの右をもらってから乱れる。後半は王者の攻勢に晒されピンチ。
7R はじめペレスの右があったものの徐々にアグベゴがリズムを取り戻しつつある。うまく空転させボディ、顔面に右を当てる。
8R 今日は観客が沸く展開だと王者ペース、逆に静かだと挑戦者。この回もアグベコの狡猾な左右がポイントをさらっていく。
~78-75、78-74でアグベコ、76-76~
9R ペレスの前進もさすがに厳しさが失せる アグベコがジャブやポイントとるためだけの派手なパンチで加点。
10R アグベコが足とジャブ、上体の動きでほぼ完封。ペレスは打ち合いに引き込むべく攻め手をさがし迷ってるように見える。
11R この回はアグベコが強い右で王者を痛めつける。後半はむしろ王者が圧力を感じて後退。消耗も激しいようで苦しい。
12R アグベコも打ち合いに応じ、ペレスが久々に右を当てるも中盤までの力感がない。よりパワフルなアグベコの反撃に打ち消される。

・今日のアグベコはペレスに対するリスペクトをもって戦ってた。それが勝因だろう。
・気性からしたら打ち合いたかっただろうに。試合を戦略的に組み立て、遂行した冷静さは評価されるべきだろう。
・ペレスの右は改めてすごいと思った。そしてそれに耐えたアグベコのタフネスも。
・ただマレス戦でも後半落ちたらしいのでスタミナ面は元々いまいちなのかも。
・ただ負けたものの実力の確かさは見直した。前回はアグベコの油断負けの印象が強かったんで。同時にマレスも上方修正。
・あの長い右は下から上がってきた小さなバンタム級たちには一層脅威となるだろう。まだこのクラスの惑星的存在としてトップ戦線に残った印象。
・モンティエル・ドネア戦実現にはまだ懐疑的だけど実現すればこのトーナメント優勝者との世界一決定戦など来年一番熱いクラスの一つになりそう。
・長谷川や西岡も是非絡んでほしいところです。実力は決して負けてないとおもうしできればアメリカでね。

アグベコvsペレス第1戦(2009年10月31日ネバダ州ラスベガス)

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