Tak's 雑記帳

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私的録音保証制度

2005-10-15 00:19:48 | 社会一般
日米欧の家電業界、『iPod』などへの課金反対で共闘 (HOTWIRED) - goo ニュース

 MDやCD-Rなどの出現はCDから無限回のデジタルコピーを可能とした。これでは音楽CD製作者側にとって不利益となるために録音・録画メディアや機器などに課金しようというのが、私的録音保証制度である。
 一応データ用MDというのも過去にはあったが今現在は音楽用MDがほとんどなので、この制度によりMDの価格に保証金が含まれている。CD-Rのほうは音楽用のCD-Rとパソコンなどで使うデータ用のそれとがあり、音楽用のほうは課金されていて、そうでないほうは課金されていない。しかしながらデータ用CD-Rでも音楽データは書きこめ、さらに、安価で高速書きこみが可能なため知っている人なら間違いなくデータ用に音楽データを書きこむ。

 さて、この制度で不自然なのはまともにCDを購入した人が一番損をするという点だ。例えばCDからMDへコピーすると仮定する。と、CDの購入代金+MDの購入代金が求められるわけだ。それを可能とする機械とMDには保証金が含まれていて、しっかりと取られている。つまり音楽製作者側はCDの売り上げ+私的録音保証金の両方を受け取ることが出来る。まともにCDを買ったのにある意味料金が二重取りされてしまう。最も良心的な利用者が、悪い利用者のためにお金を払うとはなんとバカバカしいことか。正直者が馬鹿を見る典型的例である。

 DRMの進化した今日、はたしてそれら保証金がいるのか?再生される音が汚くなってしまうコピーコントロールCDを始めとするコピープロテクトよりも、CDを買わせたくなるようなプロモーションにもっとお金をかけたほうが、売り上げのベースアップにつながると個人的には思うのだが…。

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