Tak's 雑記帳

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どこが大人?

2006-10-26 23:55:38 | 社会一般
ソフトバンク「携帯端末は原則無料」 新製品も2年契約で(産経新聞) - goo ニュース

 MNPの出だしはどうなのか、詳しくは知らないが、ADSLの時同様にソフトバンクが絡んできてなにかと一悶着ありそうには思う。

 大々的に新聞に全面広告を出したソフトバンク。それにはこう書かれていた。「高すぎた日本のケータイ代と複雑怪奇な従来の料金システムをゼロからリセットしたいと思います。」
通常こう書かれていたら、ケータイ代は安くなり、料金システムはシンプルになるように感じると思う。が、そんなことは一つも書かれていない。だから、リセットする(例えばボーダフォンの料金プランを見直すなどはする)が安くはせず、高価かつ複雑怪奇な料金システムが“新たに”できあがる事もあり得るわけだ。
 また、2,880円の予想外割だが、通話料・メール通信料無料の範疇はソフトバンク内に限られ、社外キャリアへのそれらは従量制だ。しかも高い。また、くせ者のなのが新スーパーボーナスへの加入が必須な点。2年という携帯電話としては長期の使用を迫られる。新機種が出ればすぐ買い換えるような人はまず契約してはならない。期間途中で解約すると、携帯電話本体の代金が毎月ローンで請求されてしまうからだ。これは、不慮の事故で壊してしまってもローンが残る可能性がある。この点については何も表記がないので、これから新たに救済案が示されるかも知れない。が、可能性があるという怖いプランだ。

 確かに携帯の料金は高いと思うが、「ケータイ代が安いですよ、恐ろしい縛りはありますが。」と言われたら、どうだろうか?なんだか日本テレコムがおとくラインの営業で見せた手法とそっくりだ。悪い文言である後半部分は当然隠したものだったが。
 そうでなくとも、携帯電話事業参入当初は「料金での競争はしない、これからは大人のソフトバンクとしてやっていく。」そう孫さんはいった。手のひらを返すとはまさにこのことだろう。明らかに子どもの対応だ。見事に安い料金をエサとしてきたからあきれる。ソフトバンクのWebサイト内にあるトップページには「もうユーザを煙に巻くような目先の競争はヤメにしたい」と書いてある。言ってることとやってることが正反対ではないかと思うのだが。

 全面広告にこうある。
「いままでのケータイは、なんだったんだ」
そうではなく「ソフトバンクのケータイは、なんだったんだ」となる日が来てしまうのでは?とふと考えてしまった。


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