Tak's 雑記帳

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アメリカ産牛肉使用の牛丼、復活

2006-09-18 23:20:49 | 社会一般
「吉牛」、1日だけ販売再開 各地で完売相次ぐ (朝日新聞) - goo ニュース

 吉野家の牛丼。食べた人は、米国産牛肉の危険性がないと思っている人か、危険性と食べたことにより得られる満足感・幸福感を天秤にかけ後者が上回った人だと思う。

 危険だという人もいれば、そうでないという人もいる米国産牛肉。私はもっぱら危険だと思っている。理由は全頭検査を行わない牛肉であるということ、輸入再開に向けた流れに不満がある、肉骨粉の連鎖の可能性があること、である。
 全頭検査は、幼い牛の場合異常プリオンが非常に少なく検出が困難ということであるが、それでもチェックぐらいはしてほしい。コストがかさむのを嫌ったのか、抜き取り検査のみとなっている。日本も法的には一部検査になったはずだが、消費者からの不信感を買わないように全頭検査をしているようだ。また、牛の年齢が何歳なのか判然としない点もマイナスポイントだ。牛がどこで生まれ、どこで育ち、今何歳かという記録が義務づけられていないアメリカ。緩和を求めている輸入可能な牛の年齢判定も、骨の状態での判別だ。(年齢で線引きするのもおかしな話ではあるが、それが)視認での判定で完璧に分かるはずがない。
 2つめの理由として挙げた、輸入再開に向けた流れが不満というのは、これが小泉首相のアメリカ訪問時の手みやげであったからだ。アメリカ訪問のスケジュールにあわせ、輸入再開を決定する必要があったため、いまいち十分な議論がなされぬまま、おみやげとなり、現在に至っている。
 最後に肉骨粉の連鎖に関してであるが、食に適さない牛の肉骨粉化は未だに行われている。無論、牛には直接与えていない。現在肉骨粉は、鶏や豚に与えられている。そのフンなり食に適さない鶏や豚は、加工を経て牛のエサになっているという。異常プリオンが再び牛の口から入る可能性が否定できない。

 牛丼の話に戻るが、吉野家の牛丼はあまり好きでない。私は「なか卯」派だ。味と値段の設定が好きである理由だ。この頃は食べなくなった牛丼だが、こういうブログを書くと食べたくなってくる。

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