Tak's 雑記帳

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隣は何をする人ぞ?(1)

2005-05-28 23:14:47 | PC関連
 あなたの隣にいるのは、誰か?もっとも辺りを見回してどうこうと言うものではなく、インターネット上での話。ご存知の通りインターネットとは世界中のコンピュータがつながったものであり、それに接続すれば場所にかかわらず-日本であろうとアメリカであろうとブラジルであろうと-様々なデータをやり取りすることができる。そのデータとはWebサイトのHTMLデータだったり、音楽ファイルだったり。そしてそのデータには、あなたのパソコンを攻撃するためのデータが混じっていることだってある。
 仮に受信したデータにそのようなデータが入っていても「私はセキュリティソフトを入れているから大丈夫」と言う人が居られるかもしれない。しかしどうだろうか、日々ソフト・ハードの脆弱性が発見され、報告されている。また、セキュリティソフト会社が提供する攻撃やウィルスのパターンファイルが作られる前に攻撃を受けるいわゆる「0デイアタック」が起きるとも言われている。今私のパソコンもそんな攻撃を受けているかもしれない。

 「冒頭であなたの隣にいるのは誰か?」と言う質問をしたが、インターネットに接続している人はネットワークという観点から考えれば全て隣同士である。ただ、Webサイトを閲覧している人も違法ファイル交換している人も、そして(どこかのコンピュータを)攻撃をしている人もである。

 何を言いたいかといえば、あなたのパソコンの目の前にいなくとも様々なデータを盗んだり操作したりできるということだ。実際の泥棒が家から金目の物を盗もうとすれば、その泥棒はその家に忍び込まなくてはならない。ところがコンピュータの世界はそうではない。人間の目からすればほぼ同時に、しかも距離に(あまり)関係なく何万というコンピュータに対して盗むを試みることが可能なのだ。
 「私のパソコンにはクレジットカードの番号や個人情報は一切入っていない」なんていう方もいるだろう。「だから侵入されても大丈夫」などとは言えない。あなたのパソコンが利用され更なる攻撃を生むことがあるからだ。それによりネットワーク上には大量のデータが存在することとなり、データを捌ききれなくなった機器は停止してしまう。それが世界的に広まればインターネット全体の動きが止まってしまうこととなる。例としてあげればBlaster(ブラスター)などが挙げられよう。このときは全世界的に通信に関して何らかの不具合が生じた。
 これを回避するためのWindowsのパッチやファイアウォールソフトのパターンファイルは発生時点であったのだが、適用している人(コンピュータ)が少なく被害を広げたという経緯がある。

続く・・・。