Tak's 雑記帳

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コストと品質。

2005-05-27 02:37:19 | 社会一般
ボーダフォン、またネット接続障害 (朝日新聞) - goo ニュース

 基本的に、品質を上げるにはコストが掛かる。逆にコストカットが過剰すぎると品質が下がる。コストと品質は表裏一体ともいえる。企業はここの関係に「努力」を付加することで、コストは下がっても品質が相対的に上がるようにしている。
 さて引用した記事だが、ボーダフォンの現状は大変厳しい。新しい安価な料金体系を導入しても既存の加入者が乗り換えるだけで、新規加入者の増加はそれほど多くない。相当広告していたハッピーボーナスもそんな理由で既になくなった。携帯電話事業社のうち、純減となったのはボーダフォンだけという結果が今月半ばに出ていることからも、厳しい現実が見て取れる。
 これで通信品質が下がったらますます純減幅を大きくすることになるのだが、それをやってしまった。しかも短期間に2度もである。コストをかけようにもかけられない現実があるのだろうか?

 インターネットサービスプロバイダ(ISP)の中にも非常に安価なものがある。月500円で光ファイバを使い、理論値100Mbpsでインターネットに接続できる事業者もある。これだけ安いと何か裏があるのではないかと勘ぐってしまうほどだ。私はそのISPを使ったことは無いので品質については今ひとつ不明だが、ADSL時代には似たように安いPlalaを使っていたことがある。月800円くらいだったろうか。安いがNTT東日本のグループ企業である点と無料期間の長さで契約した次第。このPlala、インターネットへの接続ではたま~に切れる程度。しかしながらこちら(東京地区の例)を見てもらえば分かると思うが、ほかのサービスでは非常に障害が多い。やはり安いからか、と思ってしまう。

 JR西日本がそうであったようにコストカットしすぎれば、安全も保障できなくなる。安いと言う理由で物やサービスを使うことは非常に危険だ。
 「安い」ということはそれだけの理由があると言うことだし、それでも使いたい場合はそういうことを頭においておかなければならない。