Tak's 雑記帳

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使用者が多くなるとバグ増加?

2005-05-11 02:58:57 | PC関連
「Firefox」に任意コードが実行される脆弱性が存在、近日公開のv1.0.4で修正か (窓の杜) - goo ニュース
 InternetExplorer(IE)より動作が快適でバグ(脆弱性)も少ないと言う触れ込みで広まった(と思う)Fire fox(FF)。しかしこの頃はOperaと共にバグがポロポロと出てくるようになって来た。
 ところで上で動作が快適と言ったが、確かにそういう部分もあるがそうでない部分もある。以前使ったことがあったが、ページの行き来は速いものの一部のスクリプトが動かなかったり、エラーが出たりといらつく場面が多々あった。IEがデファクトスタンダードとなっている今日では致し方ないのかもしれないが、Webブラウザとしては失格な気がした。その時のバージョンは1.0になったばかりだったはずで、今度出るのが1.0.4であり既に改善されている可能性もあるが大きくバージョンが上がっていないところを考えると期待できるものではない。なお、今後とも特に使うつもりは無い。

 さて、WindowsXPも非常に安定したOSとして広まったが、バグが続々と発見された。使用者が多くなるにつれてその数も増えてきたように思う。これはFFやOperaでも同様のことが言える。使う人が多くなれば、「果たしてそのソフトウェア安全なのか?」と疑問を持つ企業や個人が多くなるためなのかもしれない。たいていのバグがソフトウェアを作った企業以外から報告されることからも想像できる。

 いまやソフトウェアは複雑になりすぎ、全てのバグを出荷前に取り除くのは不可能なのだそうだ。もちろんデバッグ(バグが無いかのチェック)は行うが、実際のユーザ環境の全てを再現できるわけではない(やろうと思えばできるが現実的でない)から無理も無い。トレンドマイクロのようにろくなデバッグもせずに世に出してしまった場合を除けば、大方の環境では特に問題は無いものとなっているのが普通だ。

 多用途であればあるほどソフトウェアは複雑になる。使用者側としては便利となるが、製作者側から見ればそのメリット以上に複雑化したものを扱わなければならない場合がある。誰も使っていないソフトウェアであればあるほどウィルス製作者も攻撃対象にはしづらいから、バグなんか許せないと言う方はそういったものを使えばよい。とはいっても全てをそういったものに置き換えるのは不可能。自分が使っているものは少なからずバグを含んでいる可能性があることを、肝に銘じて使うのが正しいと思う。