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戦前のブロンズ像 共産党本部に展示

2024年07月31日 12時37分34秒 | 一言
平和・民主主義求めた不屈の闘志を表現
長谷川昂氏の遺作

(写真)日本共産党に寄贈され、党本部ロビーで展示中の長谷川昂作のブロンズ像「(習作)縛られた前衛」

 戦前のプロレタリア美術彫刻家、長谷川昂(はせがわ・こう、1901~40年、本名三角泰=みすみ・ゆたか)氏の遺作ブロンズ像「(習作)縛られた前衛」が、このほど、日本共産党本部(東京都渋谷区)エントランス(玄関)ホールに展示されました。

 同作品は2003年、遺族から日本共産党に寄贈されました。野呂栄太郎・塩沢富美子記念館で03~24年まで展示されていましたが、今回、党本部に移設されました。

 同作品は長谷川氏が1929年に日本プロレタリア美術家同盟の第2回プロレタリア美術大展覧会に出品。約1メートルの台座に高さ約55センチ、幅約58・5センチの胸像です。

 『日本共産党の百年』の第1章「日本共産党の創立と戦前の不屈の活動」には、「(19)28年の『3・15』事件の直後、プロレタリア芸術団体の合同によって全日本無産者芸術連盟がつくられ機関紙『戦旗』が誕生します」と文化分野でのたたかいを記しています。

 作品は弾圧が続く激動の時期に作られ、長谷川氏も1932年に治安維持法違反で検挙されました。「腕を縛られているのは止(や)むことなきプロレタリア闘志『闘争然(しか)らずんば死』を表す」ためだと述べたといわれます。

 天皇制政府の野蛮な弾圧のもと、侵略戦争に反対し、民主主義を求めた不屈のたたかいを激励する意図が込められた力作です。


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