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憲法の要求は“結束”

2024年05月04日 11時43分03秒 | 一言
全国憲法研究会が記念講演会

(写真)講演する三牧聖子氏=3日、東京都文京区

 憲法学の研究者らでつくる全国憲法研究会(代表・石川健治東京大学教授)は3日、東京都内の中央大学茗荷谷キャンパスで記念講演会を開きました。学生・研究者・市民ら約400人が参加しました。

 アメリカの政治外交が専門の三牧聖子・同志社大学准教授が「揺らぐ『法の支配』」と題して講演。米国で、イスラエルへの軍事支援を続けるバイデン政権への批判が、若者を中心に強まっている状況を報告しました。学生たちの大学キャンパスでの平和的抗議行動が、大学当局や警察によって厳しく取り締まられている事態を危惧し、「法の支配」を強調する岸田文雄首相が、4月の訪米で米国の自由と民主主義を礼賛したことを批判。米国の若者は真剣に自由と民主主義を問うていると強調し、「こうした声をどのように大きくしていくか、学生のみならずあらゆる世代の課題だ」と呼びかけました。

 憲法学者の駒村圭吾・慶応義塾大学教授は、米国の学者らの主張を解説しながら、市民運動のあり方を提起しました。個々人のアイデンティティーや帰属する共同体の違いに固執せず「共通のテーマをたちあげ、一つの共通点でつながりあう」姿勢の重要性を指摘。これは、国民の不断の努力によって憲法を守ることを定めた日本国憲法12条がわれわれに要求していることだと述べ、個人の尊重を規定した憲法13条の意義を力説しました。


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