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国民とともに政治を変える

2024年10月09日 10時41分17秒 | 一言
安保・外交、経済対策…抜本転換の提案示し実現迫る
参院本会議 田村委員長が代表質問

 日本共産党の田村智子委員長は8日、参院本会議で代表質問に立ち、能登豪雨災害への対応、石破茂首相の党利党略の「手のひら返し」、自民党の裏金問題をただすとともに、経済でも、安保・外交でも破綻した自民党政治を転換する対案を示して実現を迫りました。気候危機打開、ジェンダー平等などを求めてたたかう国民の運動に連帯し、政治を変える決意を示しました。(関連記事質問全文


(写真)代表質問する田村智子委員長=8日、参院本会議

 田村氏は、能登豪雨災害を複合災害とみなさず、従来の枠組みで対応する政府の姿勢を指摘し、「従来の枠を超えた支援を行う、そのことを示すためにも補正予算の編成が今国会で必要だ」と求めました。また、石破首相が自民党総裁選での主張を次々に手のひら返しにし、論戦を回避して解散・総選挙を行おうとしていることを批判し、「政治の信頼回復というならば堂々と予算委員会での論戦を行うべきだ」と迫りました。

 田村氏は、「しんぶん赤旗」日曜版がスクープした「水月会」(石破派)の裏金疑惑について「水月会の不記載は他にはないと断言できるか」と追及。徹底的な再調査、企業・団体献金の全面禁止と政党助成金の廃止を求めました。

 石破首相は石破派の疑惑について「ほかに訂正すべき事項はこれまでのところ把握していない」と述べ、他の不記載がないと断言しませんでした。また、石破派を含め再調査については答弁しませんでした。

 「賃上げと一体で労働時間を短くして、自分のための自由な時間を増やしたい―これは働く人たちの切実な願いだ」。田村氏は、日本の長時間労働の実態、女性が身を削って仕事・家事・育児を担わざるを得ない現状を示し、日本共産党が提案する「1日7時間・週35時間労働制」の実現を求めました。その上で「『私のための自由な時間を、豊かな人生を』―国民のみなさんとともにたたかいとる決意だ」と表明しました。

 石破首相は「社会の意識改革がまず必要」などと問題をすり替え、抜本的な労働時間短縮に背を向けました。

 田村氏は、日米同盟絶対の政治のもと、国民を「戦争の準備」に巻き込み、暮らしの安心を脅かす大軍拡が進められていると指摘。「やるべきは戦争の心配のない東アジアをつくるため、憲法9条を生かした外交に本気で取り組むことだ」と強調しました。気候危機の打開のための省エネ・再エネの本気の普及、石炭火力からの撤退、原発ゼロに取り組むべきだと主張。ジェンダー平等について、選択的夫婦別姓を棚上げすることは許されないと迫りました。


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