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核兵器廃絶へ草の根の力で

2024年08月10日 12時14分20秒 | 一言
世界大会閉幕 ナガサキデー集会


(写真)核兵器禁止条約に参加する日本を求めて各地の運動の経験を交流した原水爆禁止2024年世界大会・ナガサキデー集会=9日、長崎市

 長崎市は9日、米国の原爆投下から79年となる「原爆の日」を迎えました。市主催の平和式典には被爆者や遺族らが参列し、鈴木史朗市長は「長崎平和宣言」で、核保有国と「核の傘」の下にいる国に「核兵器廃絶に向け大きくかじを切るべき」だと要求。日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求めました。日本共産党の小池晃書記局長が献花し、党代表団が出席しました。同市内で岸田文雄首相は被爆者団体などと懇談し、初めて「被爆体験者」と面会。原水爆禁止2024年世界大会は同市内でナガサキデー集会を行い、閉幕しました。草の根の活動こそ日本と世界を変える力だとして、来年の被爆80年に向けて核兵器廃絶を求める行動をさらに広げようと誓い合いました。

 長崎市民会館体育館で開かれた原水爆禁止2024年世界大会のナガサキデー集会(同実行委員会主催)には1000人以上が参加し、300人以上が視聴。すべての国が核兵器廃絶に向けて行動するよう訴える決議「長崎からすべての国の政府への手紙」を採択し、「平和の波」の終結を宣言しました。

 冨田宏治国際会議宣言起草委員長が主催者報告。鈴木史朗長崎市長がビデオであいさつしました。

 長崎に原爆が投下された午前11時2分に全員で黙とう。長崎で被爆した2人の被爆者が体験を語ると会場は静まり返りました。

 日本原水爆被害者団体協議会の木戸季市(すえいち)事務局長(84)は「紛争を解決するのは話し合いです。武力では解決できない」と強調。長崎原爆被災者協議会の吉原春男さん(94)が、15歳で死体処理に携わった体験に言葉を詰まらせ「戦争はしてはいけない。核兵器は使ってはいけない」と訴えると、参加者は大きな拍手で応えました。

 在日キューバ大使館のダイロン・オヘダ臨時代理大使は「核兵器禁止条約を5番目の国として批准した」とのべ、条約の普遍化と制度化のための努力を倍加しようと呼びかけました。

 核兵器国と核依存国での活動を米国、フランス、韓国の代表が発言。国際平和ビューロー(IPB)のコラソン・ファブロス共同会長は「草の根の運動で、平和・核廃絶の大きなうねりをつくろう」と訴えました。

 九州・沖縄の代表が大軍拡の実態を告発し、署名や原爆展などの取り組みをリレートーク。鹿児島の代表は「日本政府を禁止条約の入り口に立たせよう」と発言しました。

 日本共産党の小池晃書記局長と衆参の国会議員らが参加し、紹介されました。



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