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裏金の真相解明

2024年07月06日 12時24分55秒 | 一言
背向ける自民に怒りの審判を
 先の通常国会で自民・公明両党が、抜け穴だらけで改悪でさえある改定政治資金規正法の成立を強行して半月以上たちました。しかし、裏金問題を終わったことにさせてはなりません。「忘れていないぞ」の意思を示す必要があります。

■国会で平気でうそ
 報道各社の世論調査では改定規正法が裏金事件の「再発防止につながらない」「効果がない」は7~8割にのぼります。国民は厳しい目で見ています。

 しかし、岸田文雄首相が「自民党を守るために(会期内成立を)決断した」と述べるなど、自民党には裏金事件への反省も真相解明の姿勢もまったくありません。

 主要派閥・安倍派の幹部だった世耕弘成前参院幹事長は離党勧告処分を受けて自民党を離党しました。ところが国会閉会後、さっそく東京都内のホテルで政治資金パーティーを報道陣に非公開で開きました。企業関係者ら100人超の参加者を前に「離党はしたが政治家として引き続き頑張る」と述べたといいます。

 安倍派会計責任者の公判での証言から、政治倫理審査会(政倫審)で弁明した同派幹部の、裏金還流復活に関与していないという発言が偽りだった疑いも強まっています。

 同党が認めた裏金衆参議員85人(元職3人含む)のうち衆参の政倫審で弁明したのはわずか9人。しかも全員裏金づくりへの関与は「知らぬ存ぜぬ」です。

 政倫審で弁明していない衆院44人、参院29人の裏金議員の審査は自民党も賛成して全会一致で議決されましたが、いまだに誰も応じていません。党総裁の岸田首相は「当事者が対応を判断する」と人ごとです。

 岸田首相が自ら行ったとされる森喜朗元首相への電話調査では、“裏金の関与を確認する”と国会答弁で約束しながら、森氏に関与そのものを聞いていないことが判明しました。

 国会の答弁・弁明で平気でうそをつき、説明もせず、“抜け穴・改悪”の法改定を強行する―民主政治を破壊する暴走を許してはなりません。

 改定規正法は、裏金の原資となった政治資金パーティー券購入という形を変えた企業・団体献金を温存したうえ、政党本部から党役職者に億単位で渡され支出先を明らかにしない脱法的な「政策活動費」という闇ガネを条文に定めて合法化するなど改悪しました。

 実効性ある再発防止策は徹底的な真相解明を行ってこそ打ち出せます。「誰が、いつから、何の目的で裏金システムをつくり、何に使ったのか」―日本共産党は国会で一貫して追及してきました。

 森氏が安倍派会長だった二十数年前から裏金づくりが組織的に行われてきた経緯2022年4月の派閥幹部会合で一度中止となった裏金の還流が安倍晋三氏の死去後に復活した背景裏金が選挙買収に使われた疑惑―などをただしてきました。

■絶好のチャンス
 真相解明に背を向ける自民党、改定法成立に加担した公明党、助け舟を出した日本維新の会に怒りの審判を下そうではありませんか。7日投開票の東京都知事選・都議補選はその絶好のチャンスです。


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