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いわさきちひろが亡くなってから、きょうで50年

2024年08月08日 12時54分56秒 | 一言
 へいわって、どんなかたち? どんな、おと? どんないろだろう? へいわのはんたいはなに? いくつもの「問い」を掲げながら平和について考える空間でした。ひとりの画家の作品を通して。
 いわさきちひろが亡くなってから、きょうで50年です。安曇野と東京・練馬のちひろ美術館では、いま「あそび」「自然」「平和」をテーマした三つの展覧会が交互に開かれています。おとなも子どもも、見るだけでなく参加したくなるような。
 「“みんな仲間よ”私は自分の心にいいきかせて、なつかしい、やさしい、人の心のふる里をさがします。絵本の中にそれがちゃんとしまってあるのです」。一人ひとりにある、たくさんの「同じ」と「違い」を分かり合うことが平和を築いていくための第一歩だと。
 「ちがってて 大切な人」「ちがう考え方を 認め合う」。自分が考える「ひとりひとり」をカードに書き込むコーナーでは、こんな思いがつづられていました。
 「戦いがおわった日、心のどこかがぬくぬく燃え、生きていく喜びがあふれだした。忘れていた幼い日の絵本の絵を思いだし、こどものころのように好きに絵を描きだした」。戦争の悲惨を味わったちひろは、新たな時代の幕開けをそんな気持ちで迎えました。
 絵本画家として、日本共産党員として、子どものしあわせと平和をねがい、それを脅かすものとたたかってきたちひろ。幼いころからの感動を心の糧に描いてきた絵と言葉は、いまの世に改めて多くを語りかけてきます。


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