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奈良教育大付小教員3人が提訴

2024年06月13日 11時15分08秒 | 一言
強制出向は無効だ
奈良地裁

 奈良教育大学付属小学校から他校に強制出向させられた教員3人が、出向は無効であるとして12日、同校の設置者である奈良国立大学機構を相手取り、奈良地裁に提訴しました。

 3人は4月に同付属小から奈良県内の公立小学校に出向させられました。原告らは、本人同意も前例もなく出向を命じる法的な根拠がないにもかかわらず、文部科学省その他外部の圧力に屈し、同機構が出向させたもので、労働契約法と教育への不当な支配を禁じた教育基本法に違反し、無効だと主張しています。

 奈良教育大学付属小をめぐっては、大学側が、子どもに寄り添って工夫していた同小の教育課程の実施が学習指導要領に照らして「不適切」としました。機構は19人の正規教員全員を強制出向の対象とし、来年度は5人程度、その後も順次出向させる方針です。文科省上層部から「全員替えろ」と違法な人事介入があった疑いがあります。

 訴状提出後、原告らは奈良市内で記者会見。弁護団の兒玉修一弁護士は「本来なら労働者の利益に配慮して環境を整えるなどデリケートに扱うべきだが、法的な整備もされていない。教育現場に圧力があってはならない」と批判しました。

 原告の教員は「付属小の学校づくりから離されて泣き寝入りできない。憲法にある権利を行使して不当な出向をやめさせたい」と語りました。


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