意思による楽観のための読書日記

僕は、社会主義国キューバから、日本へやってきた。 **

日本人女性と出会い結婚したキューバ人男性、キューバの良さと日本の良さ、国の違いについて素直な感想を述べて、国際結婚の意義を主張する。

キューバという国について、学費と医療費は無料、しかし物資は不足、誰も不幸とは思っていない。日本にはモノとサービスが溢れるほどあり、それでも幸せを感じていない人や鬱病の人も多い。キューバではテレビ放送はすべて国営、だから情報も国にとって都合のいいものしか流されてこない。日本では平気で政府批判する人がテレビで喋っていて驚いた。

キューバ人の金銭感覚は、日本人からすると驚き、持っている人、払える人が払う。お金がなければないなりに楽しむし、あるならそれを使って楽しむ。筆者の一人、大賀あずささんはキューバに行く前に、スペイン語研修のためにスペインに1年ホームステイをしていた。そのときにも感じたのは、家族が家族を愛しているよ、大切に思うよ、という感情を言葉と体全体で毎日表現すること。最初は戸惑ったが、そういう触れ合いがあれば、子供の反抗期も薄まるし、家族の絆は強まると思った。日本でも同じようにすることはないが、家族やパートナーとの絆の強さはスペイン、キューバ、いずれにも共通するものがあると感じている。

文化背景がことなる人同士のコミューニケーションや暮らしを通してお互いの良さを感じて過ごすことは貴重な体験、ぜひこれを日本の人にも知ってほしい、という一冊である。

僕は、社会主義国キューバから、日本へやって来た。-地球の裏側でみつけた恋- (SANNOBOOKS)


↓↓↓2008年1月から読んだ本について書いています。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「読書」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事