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意思による楽観のための読書日記

シンクロニシティ 願望が実現する「偶然」のパワー 秋山眞人 **

誰にでも経験があるかもしれない「偶然」とは思えないほどの一致、夢枕に現れた、とか、なぜか直感的に悟った、という類のお話である。これをシンクロニシティと呼ぶ。例としてあげられているのが、元総理大臣の海部俊樹、昭和29年に早稲田大学を卒業、29歳で第29回総選挙に当選、29年後に総理大臣となった。もう一つは15代目という数字、室町幕府も徳川幕府も15代将軍が最後のの将軍で、宮沢喜一元総理は15代目自民党総理だが、自民党政権はここで一度途切れ、細川政権となった。共に皇太子妃となり、今は皇后、皇嗣妃である、旧姓小和田雅子さんと川嶋紀子さん、平仮名で書くと、おわだまさこ、かわしまきこ、2,4,6文字目が同じ音なのでこれも奇遇。

シンクロニシティには、占星術のような雛形的なもの、神話のように同じストーリーが繰り返すスパイラル的なもの、特定空間に行くと同じ現象が起きる空間的なもの、同じ日時に繰り返される時間的なもの、生まれた日時が同じなどという数値のシンクロニシティ、石や木材などに宿る物資的なものと分類できる。このような傾向をつかんでおけば、未来の現象も予測可能だという。

未来の操作術1、ナンバー、四柱推命や八卦による占いなどもこの一種。操作術2、服飾、模様や色合い、ドリームキャッチャーやお守りなどもこの一種。操作術3、気象、雲の形による地震予知や風水など。操作術4、時間と日付、夏至や冬至、春分、秋分などはこの一種。操作術5、体、手相や顔相などがこの一種。操作術6 歴史と場、パワースポットや歴史は繰り返す話の類、操作術7、時代と流行、歌舞伎や大相撲などもこの一種。操作術8 お金、競馬や宝くじ当選のための方策。

筆者によれば、心のあり方次第、つまり、信じていなければシンクロニシティは起きてもわからない。思いの強さがシンクロニシティを引き寄せる。筆者のまとめた心得がなかなか良いので抜粋する。
・今に生きる ・今を楽しみ軽く集中 ・柔らかく生きる ・神経質にならない程度にバランスを心がける ・宇宙の意志の一部が自分に宿ることを感じる ・時間、物、情報などは自分の夢を叶える道具 ・合理主義も精神主義もお友達 ・毎日一つの面白きことを見つける ・直感、思考、感情、感覚を友とする ・明るく前向きな言葉を意識して使う ・準備を楽しむ ・土に触る ・時々旅をする ・自分の体に感謝する ・未知のものに好奇心を持つ ・バランス良い食事 ・運の良さそうな人に近づく 

読み始めには、とんでもない本、とも思うが、読み終ると満足感がある不思議な本。

↓↓↓2008年1月から読んだ本について書いています。

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