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手と目とあたま

まずは手を動かすこと。そして、目でよく見る。頭を使って考えるのはそのあとだ。重要なのは、順序とバランス。

ワンピースのおんな

2013-02-22 | 日記



「暮らしの手帖」に「ワンピースのおんな」という連載がある。

毎回、お気に入りのワンピースを着た女性のポートレイトと、
略歴(既婚、結婚暦1回子供あり、結婚暦なし/40年来の恋人あり、など)、
自らの人生についての数行のコメントで構成されるシンプルなページ。

この連載が好きで、毎号目をとおす。
大体が60歳前後の、主にアメリカやヨーロッパの女性が多く、
職業も人生の背景も様々。
けれど一様に佇まいは自信に満ちており、その人しか身につけ得なかった
存在感をまとい、そして少し色っぽくかわいらしい。


最近はよく、「60歳、70歳になったときに自分はどうなのか」という想定をする。
老後の心配、という意味ではなくて、女性としてどう在りたいか、ということ。
まだまだ先ではあっても、今のこの「現在」がそこへ繋がっていることは確かで、
「どう生きてきたか」が大いに影響する。


まず、姿勢と立ち振る舞い方。そして顔の表情の癖。
身に着けるものの選別基準。「食べるもので体はできている」という意識。
大切なものを、全力で大切にすること。人生における優先順位。
言葉遣いと、話し方。

ポイントは、たくさんある。
そしてこれらは、現在の暮らしにそのまま必要なものでもある。

新しい手帳

2013-01-02 | 日記



長年、愛用していた「ほぼ日手帳」。
毎年、12月になると自動的に「あ、来年の買わなきゃ」と思ってきたけれど、
2012年12月、「来年もまたこの手帳なのかぁ」という気分がムクムクと発生していることに気付き、これは買い替え時かもよ?と、大阪梅田のロフトにて比較検討。
その結果「来年はこれでいこう!」と決めたのが、MARK'Sのこの手帳でした。

私の場合、手帳と日記兼用なので、まず一日あたりに書けるページが多いこと、
そして読書中にメモしたり抜粋したりすることが多いので、フリーページも多いこと、
この最低条件を満たしていて、かつ月初めに「今月のテーマ」など書き込むページが楽しそうだったのが、これを選んだ決め手。


さしあたって、「2013年のビジョン」という欄に早速書き込んだ昨日。
考えた末、ビジョンだから絵で描くのが一番いいんじゃない?と思い、
絵で表現してみました。


身の回りのことを大切に。そして、先々の展望への目線も忘れずに。
今年もどうぞよろしく。

冬の光

2012-12-01 | 日記
12月1日になったとたん、空の様子が冬そのものになったで、
今年はわかりやすいなぁと思う。
今日は曇りか...と思いきや、細かい霧雨が降ってきて外の仕事を諦めた途端、
薄日がさして空気を和らげはじめるものの、その光も5分と続かない。

典型的な「冬のパッとしない日」だ。

前々からわかっていたけれど、畑の作業をするようになって特に実感するのは
「自分の性格のいい加減な部分」で、
それは例えば白ゴマの苗木の中に、まいた覚えのない黒ゴマが混じっていて
(実ができるまでわからない)、分別不可能なMIXになってしまったり、
大豆と黒豆を列ごとに分けて育てていたのに、収穫するときにゴチャゴチャに
なってしまい、あとで全部わけなければいけなかったり、という部分。

本当にきっちりしている人は、こんな事態にはならないんだろうなぁ、
なんて思ってしまう。


今年は大豆をたくさん蒔いたので、どうやら味噌を仕込む分はありそうだ。


冬の光。冬の仕事。冬の食べ物。冬に思うこと。





種は手紙

2012-10-02 | 日記



彼岸を境に、夏の野菜が次々と勢いを弱め、
彼らが残してくれた「種」を着々と採種する日々。

どうして種って、こうもかわいらしいんだろう。
アブラナ科のキャベツや白菜やブロッコリーの種は、全部同じに見えるけれど、
人参、ゴボウ、ゴーヤ、ゴマなど、形も色も様々で、まるで小さな手紙を受け取ったよう。

種を手にする、ということは、少し先の命を託されたのと同じことだと思う。
だから、また季節がまわったら、責任を持ってありがたく蒔かせてもらおう。

冬野菜の種まきはほとんど終わって、これから蒔くのはエンドウやソラマメの類のみ。
そして来月に麦をまけば、当分蒔いたり植えたりするものはない。
10月の日差しの繊細さと、よく澄む空気は好きだけれど、
ワクワクしながらお世話する畑がないのは、とても寂しい。

冬にまた会おう。

2012-09-02 | 日記



急に肌寒くなり、夏が終わったことを唐突に知らされた思い。

今年はキュウリが大豊作で、収穫を消費に追われていたのも既に懐かしい。
今は、あらゆるスパイスと共に片っ端からピクルスにした瓶たちが、
秋を前に静かに並んでいる。

そして昨日はいただいた美味しいトマトでトマトピューレを作り、やはり瓶づめにした。


瓶で食品を長期保存する場合、煮沸消毒や中の空気を脱気など、何かと手間がかかるけれど、
こういった作業は、何故だかいつも有意義で、純粋に楽しい。


瓶の中に大切にとじこめておけば、
私たちは、冬にまた会える。


そして今度は、冬野菜の種まきだ。