手と目とあたま

まずは手を動かすこと。そして、目でよく見る。頭を使って考えるのはそのあとだ。重要なのは、順序とバランス。

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365歩。

2009-12-22 | 日記
「あの日の空の色 忘れたことはない
 ポケットの中にギュッと そいつをにぎりしめ」



ふいにこの曲が口をついてでた。


久々に、「街」に来ている。
京都市内に雪は、ない。

東寺の弘法市、三条の六曜社でコーヒーとドーナツ、
そして出町柳のあたりを散歩。

こういう時間を過ごすのは、本当に久しぶりなかんじがする。
「お茶をするのは、月に一回でいいかも。その方が楽しいから」と話す。




「太陽は一体なんのために あんなにも燃えさかるのか?
 我々は一体なんのために 涙の歌を繰り返すのか?」




音楽を聴く必要はなくなったんだなぁと思った。
必要な歌は、ふいに口をついて出てくる。

しろ

2009-12-19 | 日記
「雪が降りそうだから、その前にヒカゲカズラを取りに行かなくちゃ」と
少し先の林まで取りに行ったのは昨日のこと。

今朝起きてみると、あたりは真っ白だった。
初雪。

「ヒカゲカズラ」とは、
京都で縁起物とされる、サンゴのような松のような緑のモールのような植物。
21日の公房市に出すための、しめ縄リースづくりに使う。

木の実、植物の種、種が落ちたあとのガク、花が終わった枝々。

それらは気に止めなければ絶対に目に入らないもの。
美しさ、造形の面白さに対して、常に丁寧な感性の使い方をしていなければ、
発見できないものたち。
とても興味深い仕事だ。

そして、こういう場所でこういうことをしていれば、
確実に「描く絵」は変化するなぁと思う。
確実に、と断言できる。



今朝旅立って行った、
2週間一緒だったウーファーの男の子は、茶道をたしなんでいた。

茶道かー、と思う。
「茶道を学ぶことって、何か精神的に役に立つ?
例えば何かが起こったときの反応とか、感情の抑制とかいった類のことで?」
と聞いてみたら、うーんとしばらく考えて
「直接的じゃないけど、役には立ってると思う」という返答。

そっかー、と考え込む私。
パンをこねながら。



まぁ、それにしても。
考えてみると、私の興味は、ほとんど「精神的な」ことについてだ。



夜、歯を磨きながら何気なく外へ出たら、とんでもなく豪華な星空だった。
こんなに星でめいっぱいな夜空は、沖縄の渡嘉敷島以来。
ここに来てから10日目にしてやっと気付いたことの悔しさ。

恋は水色

2009-12-16 | 日記
「助手」として、木の実のコサージュの作り方を小学校に教えに行くことになり、
なんだかレジデンスの続きみたいだなぁと思いながらついてゆく。

小学校のある京都府美山町は、名前のとおり美しいところ。
岐阜の白川郷のような合掌造りの集落があったりもして、ちょっとしたドライブ。

田舎の子供は本当に元気だなぁと思う。
走ったり叫んだりエネルギーがバシバシ発散されている。
そうそう、こういう無意味な元気さが子供なのよねぇと思う。
全校生徒40名。そのうち、3年生4年生あわせて18名の授業。

私は補佐なので、合間に興味深く子供を観察したりしていた。
美濃の小学校でもそうだったけれど、
面白いのは、多動児ともいうべきエキセントリックな子供だ。
ぜひともこのまま、周囲の意見を気にせず成長していってほしいと思う。

それにしても。
まるで、ロードムービーのような日々。
まるで、ジムジャームッシュの映画のような日々。



美濃で正午になると流れていたのと同じ音楽が、ここ日吉町でも流れる。
どうやら「恋は水色」という曲らしい。

WWOOFメモ

2009-12-14 | 日記
小さな感情、残してきたような思いのいくつか、
通り過ぎた人、しばらく見ることのできない景色。

それらすべて、振り返って思い返したりする時間もないまま、
出来事だけがどんどん起こる。
けれど思いがけない瞬間にふと、いつかの場面が浮かび上がってきたりするので、
そんなふうに思い出すままにまかせるだけでいいのかもしれない。


今滞在している場所には、海外からのウーファーや田舎体験のお客さんがたくさん来る。
到着時にスイス人の男の子がいて、そのあとフランス人親子+ドイツ人留学生が一泊、
そして昨日、香港からのウーファーが1名到着した。

ドイツ人留学生の彼女のはにかんだ笑い方を見て、マリースを思い出す私。
彼女が喜びそうなギフトを発見したので、ドイツまで送ろうと思う。
クリスマスには間に合わないけれど。


それにしても。
こんなに山奥なのに、とても流動的で国際的だ。
面白いことだなぁと思う。
そしてレジデンスから引き続き英語でコミュニケーションしなければいけない場面が多くあるのが
興味深いところ。

こまごまとした暮らしの知恵。
大勢で囲む食卓の美味しさ。
季節に沿った秩序。
手仕事に支えられた暮らし。

理想やイメージではなく、実際的に全てを学ぶ。学んでいる。




拝啓 みなさま

2009-12-10 | 日記
寒い早朝に、見送られながら美濃を発って3日目。

今、京都の山奥にいます。

もちろん携帯電話は圏外。
「あいつ、早速音信不通になった!」と思われていないか多少心配です。


私は元気です。
というか、かなり元気です。

パンを焼くのを手伝ったり、木の実のリース作りを教えてもらったり、
サラダを作るべく畑まで人参を掘りに行ったり、ニワトリの卵を回収したり、
要するに、日々の様子はガラリと変わっています。

やっと合流できた私の親愛なる相棒は大工仕事で大活躍中。


さみしいと思う隙もないほど出来事は展開し、
少し「助かった~」という気さえしています。

絶え間なく出会って「またね」と手をふり、次はなに?とワクワクしている。


とりあえず。
ブログの更新間隔があいたり携帯電話が通じなかったりしてもご心配なきよう。

御用の際は、パソコンにメールください。


それでは。


かしこ