Artist in Residence 2009
美濃 紙の芸術村 作品展
2009/12/4~2010/1/11
美濃和紙の里会館
Jeanne Jaffe(U・S・A)
Anja Marais(South Africa)
土井川まり(Japan)
Marlis Killermann(Germany)
五十嵐義郎(Japan)
作品タイトル「循環・ギフト」
[Circulation and gift]
暑い夏に美濃に来て、やがて山が色づき葉が落ちて冬になるという
まさに季節に沿うようにして制作した三ヶ月間でした。
めいっぱいに茂った葉をバサバサと落とす木々。
あんなに沢山いたのに身を隠してしまった生き物たち。
確実に変化してゆく雲のかたち。空気の質。
日々遅くなる朝焼けと、どんどん足早になる夕日。
冬へと向かう時間の流れに身を置くことは、とても感傷的でもあり、
同時に「天に沿い生き延びるための生命の知恵」を目の当たりにするようでもあって、
それらを作品のテーマとして置いたことは、
「表現したかった」というより、「無視できなかった」という言い方が正しいように思います。
そしてそいうった季節の循環は、そのまま私の「生命観」に直結しているのだと思います。
「和紙」というと、厚くてモッタリした紙、というイメージがありましたが、
美濃和紙はとにかく薄くてしなやかで繊細です。
中でも私は「典具帖和紙」に魅せられてしまい、今回の作品には全て典具帖和紙を使いました。
美濃 紙の芸術村 作品展
2009/12/4~2010/1/11
美濃和紙の里会館
Jeanne Jaffe(U・S・A)
Anja Marais(South Africa)
土井川まり(Japan)
Marlis Killermann(Germany)
五十嵐義郎(Japan)
作品タイトル「循環・ギフト」
[Circulation and gift]
暑い夏に美濃に来て、やがて山が色づき葉が落ちて冬になるという
まさに季節に沿うようにして制作した三ヶ月間でした。
めいっぱいに茂った葉をバサバサと落とす木々。
あんなに沢山いたのに身を隠してしまった生き物たち。
確実に変化してゆく雲のかたち。空気の質。
日々遅くなる朝焼けと、どんどん足早になる夕日。
冬へと向かう時間の流れに身を置くことは、とても感傷的でもあり、
同時に「天に沿い生き延びるための生命の知恵」を目の当たりにするようでもあって、
それらを作品のテーマとして置いたことは、
「表現したかった」というより、「無視できなかった」という言い方が正しいように思います。
そしてそいうった季節の循環は、そのまま私の「生命観」に直結しているのだと思います。
「和紙」というと、厚くてモッタリした紙、というイメージがありましたが、
美濃和紙はとにかく薄くてしなやかで繊細です。
中でも私は「典具帖和紙」に魅せられてしまい、今回の作品には全て典具帖和紙を使いました。