それは多分、間違っているんだけれど、
私はそれを正しいと思う。
それは多分、正しいんだけれど、
私はそれを間違っていると思う。
正しいか間違いかの判断は、頭ではなく感覚でしなくちゃいけない。
そうしないと、見事に判断を誤る。
その判断を、常に「私は」と言えるかどうか。
「水墨画のような夜に」って誰の詩の一節だっけ、
と高山から帰る車の中で考えていたけれど、未だに思い出せない。
後ろへ過ぎ去る街灯、すれ違う車のライト、真っ黒な木々の隙間からたまに見える月。
「闇」の中を走りぬける光景を眺めているときの、あの気持ち。
私が今まで見た中でそれを表現し得ているのは、唯一この絵だけだ。
私はそれを正しいと思う。
それは多分、正しいんだけれど、
私はそれを間違っていると思う。
正しいか間違いかの判断は、頭ではなく感覚でしなくちゃいけない。
そうしないと、見事に判断を誤る。
その判断を、常に「私は」と言えるかどうか。
「水墨画のような夜に」って誰の詩の一節だっけ、
と高山から帰る車の中で考えていたけれど、未だに思い出せない。
後ろへ過ぎ去る街灯、すれ違う車のライト、真っ黒な木々の隙間からたまに見える月。
「闇」の中を走りぬける光景を眺めているときの、あの気持ち。
私が今まで見た中でそれを表現し得ているのは、唯一この絵だけだ。