テス君の部屋

観光、旅先での風景や印象に残った事・日常の事などをできる限り写真を付けて気ままに書いていきたいと思っています。

”文学座” №18

2008年01月21日 | 文学座
第40作品目は、”復讐するは我にあり”(80年4月23日 大阪毎日ホール)
佐木隆三=作 藤原新平=演出
出演者は、菅野忠彦・高原駿雄・金内喜久夫・鵜沢秀行・坂部文昭・清水幹雄・
      若井俊治・神谷和夫・仲恭司・鷹尾秀敏・森田順平
      矢吹寿子・松下砂稚子・玉井碧・新橋耐子・藤堂陽子・平淑恵・浦谷ひづる

この舞台は、小説「復讐するは我にあり」を作者本人が戯曲にした作品です。
この小説は、直木賞受賞作でもあります。
今村昌平監督が映画化している。

第41作品目は、”乱一かな女覚え書一”(80年8月21日 大阪サンケイホール)
宮本研=作 戌井市郎=演出
出演者は、三津田健・杉村春子・松下砂稚子・倉野章子・平淑恵・矢吹寿子・寺田路恵・
      高橋悦史・小林勝也・角野卓造・金内喜久夫・石田圭祐・小瀬格・青木勇嗣・
      戸井田稔・鷹尾秀敏・笠松長麿・下村彰宏・山名秀の・中川雅子・
      飯原夕佳(子役=劇団ひまわり)・北沢裕美(子役=劇団ひまわり)。

公演パンフレットから、
「明治は近くにあり」と題して演出の戌井市郎氏が文を書いています。
少し紹介します。

・・・・・・省略・・・・・
《乱ーかな女覚え書ー》は、維新後の天皇がためにはじまって、軍人をさんづけにする
下地が敷かれ、それが太平洋戦争のぼっ発まで続いた、つまり日本の近代化の歩みが
そうであったことを知らしめている。
・・・・・・省略・・・・・
ドラマ”乱”の発端は神風連峰起の夜にはじまる。舞台は熊本である。
維新以来、男のドラマが続く。そしてこのドラマは男たちの闘いなのである。
薩長土肥(鹿児島、山口、高知、佐賀)にはわれわれの国を大きく揺がす
主役脇役が入り乱れていた。渦中に女がいる。男たちのドラマが表側なら、
裏側に女たちのドラマも展開するわけである。・・・中略・・・・
言わば女たちのアングルから日本の近代化への足どりを見ようというのが、
作者宮本研氏の意図するところであるようにおもえる。
近くまた、”明治村”に行ってみよう。明治の風物を懐しむ以上に、明治が
近くにあることを実感として感じるいまの時代である。

つづく

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